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はじめて作った料理は複雑マリアージュ

こんばんは。

イラストレシピなるものを載せたんですが、書いていて楽しかったです。
しかし、うどはマニアックすぎたな笑


保育園での食育の時間、
「今日ぉはあー玉ねぎの皮をむきまーす。玉ねぎを裸ん坊にすると何色かなあー。」
など言いながら自分で描いた玉ねぎの絵を見せて、皮剥けるように小細工したりしまして、やってること保育園と変わんないじゃん!と笑えました。好きなんですねきっと笑


最近はnoteをきっかけに自分と食について過去の記憶を思い出したり、思いを巡らせる時間が増えました。  

今日は、わたしがはじめて作った料理のお話をしたいと思います。



歳の頃は4歳。幼稚園のくま組さん。

幼稚園で育てた「ハツカダイコン」を収穫し、先生が「おうちの人と食べてねー。」とお持たせしてくれたのです。

ばあちゃんが迎えに来て、家に帰りました。
もう、カバンの中にハツカダイコンが入っているものだからほっくほっく。うれしさ満点です。

家に着くなりすぐ台所へ。

「自分で作って食べるんだ!」

その頃、私はおばあちゃんや母にくっついて夕ご飯のお手伝いをしていました。
主に野菜を洗う簡単な作業。もっとやりたいと思っていても難しい作業はまだやらせてもらえませんでした。

しかし、包丁はりんごを食べたいがために小さな果物ナイフを使い、豪快に手を負傷しながらも1人で剥いて食べていました。


何故か自信はあったのです。


土のついた丸々したハツカダイコン3つ!それを洗い、得意の果物ナイフで

まずは丸いところを

ザクザクザクザクのザク斬り!!!!!

「葉っぱも食べられるって先生が言ってた!」

ザクザクザグザグザグザグザグ斬りぃぃぃっっ!!!!!

(子どもって、包丁使う時の力強さ半端ないんですよね。間違って切ったら指逝くべ!くらいです笑)

それを、自分の茶碗に入れて

味付けは〜


好きなこれで♪

丸美屋ののりたま!!(まじっ!?)

ちょっと手で混ぜた。

「よし。」(よしじゃねーよ笑)

もう大興奮。

「わあ(津軽の方言で私の意味)も、ひとりで作れるんだよ!」

(誇らしい顔してた絶対。)


パクッと食べてみた。

口に入れたハツカダイコンは噛むたびに
ベキッ!ガリと音を立てた。

大胆にカットされたそれは苦味の塊。葉っぱはエグ味満載。

そんな自然の味わいに、時折カリッとしたたまごがへんな甘さを引き出していた。

なんとも複雑なマリアージュであった。

「美味しくない!」

なんでふりかけかけたのにおいしくないんだろう、、、わたし、かなりショックを受けたことを覚えています。

夕方、母ちゃんが帰ってきた。

「これ、どうしたの!?」

放置していた逸品を手にしていた。

「幼稚園から持ってきたやつ、自分で作ったんだ、、、。」

はははははははは!!!!

高らかな母ちゃんの笑い声が忘れられない。


子どもの興味はたからもの

この日からわたしの食べ物への興味は更に深くなりました。
失敗から沢山学ぶ事が多いです。その方が記憶によく残っている。

子どもって大人では考えられない突拍子もない行動をしますよね。
なんだかおかしくって、微笑ましい。
でも子どもは真剣です。
子育てされてる方々は大変かと思いますが、最初は温かい目で見守ってあげて欲しいです。


みなさんのはじめて作った料理はどんな味でしたか?


最高まで読んでいただきありがとうございます。


2021.2.21(SUN)イヅツ

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