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会社員にしかできない「最高の働き方」出版を終えて。


「社会的モブキャラでも人生を豊かにできる」


これが
世の中の大多数を占める、中小企業の会社員である私だからこそ発信できるテーマだと信じ、昨年10月にワニブックスより電子書籍「会社員にしかできない「最高の働き方」 - 起業しなくても【やりがい】【お金】【幸せ】は手に入る 」を出版させていただきました。

ありがたいことに初動も良く、無事に損益分岐点も超え、
「著者が実践した様々なノウハウがとても有益であり、しかも、現実的で、説得力がありました。会社員のメリットを最大限享受しつつ、そのうえで、経済的にも経験的にも豊かになっていけるお話が多かったです。」
「現代のお金に対する考え方を網羅した情報が得られる」・・・など、
様々なポジティブな反響(Amazonレビュー)もいただくことができました。
また、疎遠になっていた地元の幼馴染からも「出版当日にさっそく読んだ」「とても刺激になった!」という嬉しい感想もあり、本というものは高度なコミュニケーションツールだなと深く実感をしているところです。

今回の出版に関しては、なるべくわかりやすく読めるようエッセンスを凝縮してワニブックスのライターさんとラリーを1年ほど続けながら、今の自分の中では一番いいクオリティのものに仕上がったと自負しております。

ただ、寄せられる感想を拝見する中で
「この点があまり伝わってないので、もっと深掘りしてお伝えしたい」とか
「この点は法改正があったからブラッシュアップしたい」など、主軸は変わらないけれども、枝葉として伝えられることが多くあることに気づきました。

そこで、noteを通してより解像度高く「会社員にしかできない最高の働き方(生き方)」を提案できればと思い、始めることにしました。

今思いつくテーマとしては下記のようなものがあります。

・リモートワークに使える時間管理法


第3章で時間管理について触れていますが、コロナ禍以降、専らリモートワークとなった私が「これは使える!」と思い現在進行形で実践している時間管理法についてお伝えしたいです。

・会社員は適正なギバーになれる


第4章では「給与所得と事業所得の二刀流」について話しましたが、会社員は給与所得がベースにあります。例えばフリーランスや小規模の会社で会社員ほど税金を払わずともうまくやっていく方法はありますが、会社員だからこそある程度税金を払っているポジションにいるということは社会にとっては適正なギバーになっているという考え方もできます。(もちろん取られすぎることを避けるために事業所得の二刀流の話をしているのですが)その点をもう少し深堀してみたいなと考えています。

・会社員が活用できる税金との上手な付き合い方


これも第4章部分の枝葉。これは副業による青色申告をして事業所得を作る以外にも、活用できるものとしてはふるさと納税だったり、他にもインパクトは小さいにしてもあるものはあるので、この部分を整理してみることもできそうです。

・生命保険の上手な入りかた


第5章で投資について触れていますが、投資するには種銭が必要です。ある程度収入はあるのに投資できるお金がないという声もよく聞きますが、生命保険料が高すぎて投資できないということが現実的に多いように思います。私がもともと保険会社で働いていたこともあるので、どういう観点で生命保険を入る(選ぶ)べきなのかというものを私なりに解説してみたいところです。

・新NISAスタート後の効果的なお金の育て方


第5章では「つみたてNISA」「iDeCo」の枠を使い、さらに積み立てる金額があれば特定口座を使うという提案をしていましたが、新NISAが神改正されたからこそ、「iDeCo」枠を使わずとも「新NISA」の枠だけでも当分は基本的に完結させることもできそうです。

・家計のバランスシートの作り方


第7章で家計の自己資本比率等について触れていましたが、実際にどのようにバランスシートを作ってどう読み取ればいいのかには触れていなかったので、この部分はもう少し深掘りしたいとところです。

その他にも「転職を決意した本当の理由」「MC台本の作り方」「著名人同士の対談の作り方」「ワークライフインテグレーションの事例」「企画についての考え方」「無職は短くても経験してみる価値あり」「私が思う幸せなお金の使い方」などなど書き足りてないことが盛り沢山なので、気の向くままに一つ一つ提示していけたらと思います。

今まさに会社員である自分自身がこれをまとめていくことで、自らの勇気づけにしていくとともに、このnoteを通して「会社員にしかできない最高の働き方」が少しでも多く・深く伝わり、世に波及していくことを願っております。

と、ここで書き終えたいところですが、


先日ワニブックスのWEBマガジン「WANI BOOKS NewsCrunch」にて著者インタビューと書籍の切り抜き記事の2本をアップしていただき、Yahoo!ニュースにも掲載していただきました。
著者インタビュー記事「社会的モブキャラの会社員でも人生を豊かにできた「日記」の魔力」  (元記事)
書籍切り抜き記事「会社選びの極意は「会社のホームページを見たとき”ビビッ”ときたか」」 (元記事)

そこで切り抜き記事の方のコメントがいくつかありましたので、それについて著者としてもアンサーをさせていただこうと思います。(同じような感想をお持ちの方もいらっしゃると思いますし、自分自身の整理も兼ねて書いていきます)

コメント①


上司リスクは小規模の方が高いだろ…
ソリが合わなくてもずっと一緒の可能性が高い上に上司同士の横の繋がりも強いから、一旦下手打ったら、転職するしかない
大企業はまあ異動があるから逃げる事ができる可能性が高い(逃げられるとは言っていない
あとHPでビビッととか会社理念とか、んなもんどうとでも綺麗に作れる
飲食・介護見ればわかるでしょ
ご立派なサイトに高尚な理念、しかして実態は…
ベンチャーでも理想高いこと言ってるのに、内定切りとか平気でするしw

上記についてのアンサー①
確かに一見、上司リスクは小規模の方が高いという見方もできます。ただし、大企業を3年ほど経験した私としては、総合的には小規模の方が上司リスクは小さいと感じています。
理由としては、大企業の場合、
「面接を受ける担当の方の印象と、実際に所属する部署の上司の印象は違う」「最初の上司とうまくいっても、一般的にはコンスタントに異動があるため次の上司とはうまくいかないことがある」「上司、さらにその上の上司・・・と階層が多いため、その構造により方針が大きく変わり振り回される」という可能性が挙げられます。
中小企業やベンチャーの場合は、
「すべての社員に社長の目が届くような規模の会社だったら、直の上司が社長である場合もありますし、間に他の上司がいたとしても社長の影響力が強いため、社長とさえフィーリングが合えばあまり振り回されることはない」という考え方ができます。
入る前と入った後のギャップが小さいのは小規模の会社というように思えます。

「会社のHPでビビッときたか」と「会社理念に共感できるか」の部分にも触れていただいておりますが、確かにこれもどうとでも作れるという見方もできます。
ただし、その会社に入るにあたって、そのポイントを見るか見ないかは大きな差があります。
「会社のHPでビビッときたか」については、個々人の感性次第で変わってきますので、書籍に記載している感性の磨き方「本の6冊同時並行読み」を参考にしていただければ、精度は上がると思います。
「会社理念に共感できるか」についてもどうとでも作れますが、逆にその言葉を作った会社側の責任もありますので、それを逆手にとって自分のやりたいことに繋げられるという考え方もできます。
書籍にも書きましたが、会社における企業理念は日本における憲法(侵しえないルール)という見方ができます。
だからこそ、会社員にしかできない最高の働き方をするために、自身の自己実現のベクトルと会社の企業理念をリンクさせていけばいいと思っています。(現に私はそのようにして様々な企画を通してきております)

ただおっしゃるように入ってみたら全然違った、、、ということもありますので、その時は再度転職すればいいのではないでしょうか。(日本の会社は約400万社もありますので選びたい放題です。)

コメント②


ビビッときたか、の意味をどう捉えるかですが、すごく立派でかっこいいのにだまされる人も多いのでは。
若者が憧れるドラマに出てくるようなオフィスはどうかと。たくさん集まるけどすぐ辞めてしまう会社も少なくない。
HPが立派過ぎるのは要注意。

上記についてのアンサー②
「だまされる人も多い」確かにそうかもしれません。
だからこそ、私は書籍で紹介している感性の磨き方をお勧めしています。それによって騙される確率も下げられると思っております。
「たくさん集まるけどすぐ辞めてしまう会社も少なくない」というのは企業側の問題ももちろんあるかもしれませんが、入る側の問題もあるように思います。
自身で感性をしっかり磨き、企業理念に共感ができれば、いい会社を選べる確率は高められます。

コメント③


会社のHPの文言は嘘だらけなことがあるので注意したほうがいい。
特に中小企業。
自分は勝手に写真が使用され、言ってもないことが掲載されすごく気持ち悪い思いをしました。
結局そういう会社は人の入れ替わりも激しい。

上記についてのアンサー③
これも感性の問題のように思います。
結局、自身の感性を磨いてなければ、自身の納得しない場所に引き寄せられてしまう可能性があります。
基本的には、そういった感性を作ってしまっている「自分の責任」と思ってしまった方が前に進めます。

コメント④


HPが立派な中小企業で、blogなどの自社記事をアップしている企業は要注意。
もれなく離職率が高い。

上記についてのアンサー④
おそらくコメントした方の感想なのではないかと思います。
HPが立派かつ自社記事をアップしている会社➡離職率が高い
という、因果関係がわからず何とも言えません。
でも離職率が高くても、問題は自分がその会社にフィットするかどうかなので、しっかりと感性を磨き、理性とも向き合って会社を選べばいいのではないかと思います。

コメント⑤


大企業潰しが効かない。これはある。
大企業上がりは中小に転職しても使えない奴が多い。

上記についてのアンサー⑤
私は大企業上がりですが、中小企業に転職しても、それなりにパフォーマンスを出せたのではないかと自負しております。。(笑)
結局は適材適所の問題で、大企業にフィットする人もいれば、中小やベンチャーの方がフィットする人もいる。
なので大企業だけにこだわらず、広い視野で職場選びをしてみることがお勧めです。
そうすることによって、自身に一番フィットする会社に巡り合えるのではないかと思います。

以上がYahoo!ニュース記事へのコメントのアンサーでした。

こうやって書いてみると、自身の考えもより解像度高く整理できました。
最初は挑発的なコメントでなんか嫌だな、、という部分もありましたが、「会社員にしかできない最高の働き方」を深く考えられるきっかけとなったので、コメントをいただいた方々にも感謝したいと思います。

長くなりましたが、第1回目のnote投稿を終えられればと存じます。

このnoteを読んで少しでも書籍に興味を持っていただける方がいれば、是非覗いていただけると幸いです。
会社員にしかできない「最高の働き方」 - 起業しなくても【やりがい】【お金】【幸せ】は手に入る -

私も今まさに会社員として15年ほど働いており、今後も働き続けることになると思いますので、そういった励まし合える仲間に巡り合えることも楽しみに書いていければと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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