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微分積分から考える仕事の選び方

自己の関数の微分係数が最大になるような仕事を選ぶ

これが今の自分にとってしっくりくる仕事選択の表現の一つです。
(カッコつけた表現してんじゃねーよというツッコミもありそうですが、これについては長年フワフワと考えていたことなので、制限のないnoteだからこそ自由に書いてみたい、そう思った次第です。)


ということで、まず
微分係数とは接線の傾きのことなのですが、下記にわかりやすい解説を紹介します。

私が高校生の頃は、学校の先生は選べず、先生次第で好きな教科・嫌いな教科が決まることも珍しくなかったのですが、今はネットで分かりやすい授業が見れるのでいいですね!(余談でした)

以前の記事「定数と変数についてディグる〜人間関係・コミュニケーションへの応用〜」で、人間社会の中でも個別に関数があると仮定して話を展開しました。
そういった関数があるのであれば、時間軸と共に最大値を出し続けるような関数上に自分がいたら理想的ですよね。
例えばこの一次関数よりも二次関数…のような伸び方が理想です。
※因みに、ここでいう関数のy値とは人生において積み上げていく人生総合値のようなイメージで考えおります。
 
人それぞれに関数があると考えると、人と自分の位置を比べて嘆くということはもったいなく、それは自分を見失ってるといっても過言ではありません。

他人も重要ではありますが、まずは自分。
過去の自分があって、現在があり、そして未来へと繋がっていきます。  
いきなり今の状態に在るのではなく、時間軸とともに自己の関数上に自身が移動しているイメージで私は捉えていて、その関数も自分次第で変化させることができると考えております。
つまり、持って生まれた運命はあるけども、その運命も自分次第で変えられるといった感じです。

上記を踏まえ、今の自分にとっての微分係数が最大となる仕事、自己の関数の接線の傾きが最大となる仕事とは?
それは、ワクワクウェルビーイングを感じられる仕事の状態だと私は考えます。
この部分は仮説的ではありますが、
15年ほど続けてきた自身の日記や、これまで数多のモチベーション等のテーマを含めた多様な講演に携わってきた中で、このワクワク、ウェルビーイングの状態が、人の成長との相関が高いと確信しています。
また下記ような記事も確信に繋げる一要素でもあります。
参考記事:仕事に「やりがい」を感じ、生産性向上につながる「主体性」を育むカギは、ワクワク感にあった
仕事におけるワクワク感に関する研究
従業員ウェルビーイングとは?~従業員の“幸福度”が、企業が成長するカギ

よってワクワクやウェルビーイングな状態を感じられる仕事ができるような場所を選ぶ、選び続けるということが自己の関数の微分係数を最大に保ち続ける理想状態と言えます。

ただそんなことを言ったとしても、現実問題、物事が思うようにいかなかったり、不確定要素満載の日々を私たちは過ごしているわけで、なかなか見つけられそうにないというのが現状でしょう。

そこで私は、ワクワク・ウェルビーイングを感じ続けるために二段階の取り組みを提案したいと思います。

第一段階は初期衝動。
第二段階はそれを感じ続けるためのテクニック。

順に説明していきます。

初期衝動(第一段階)

初期衝動と言えば、こちらも以前の記事「ラッパーDABO氏から学ぶ会社員の生き方」の話題にも少し出しました。
この初期衝動は、ビビッときて、楽しそう!と動き出したくなる衝動ととらえています。
このビビっとくる感覚は感性的な部分なので、メンテナンスしないことには歳を追うごとに鈍ってくる部分でもあります。
そこで私は誰にでも応用できる感性を磨く方法として「本の同時並列読み」を提案しております。

土橋講演資料抜粋※詳細は拙著記載有り

この方法は誰でも応用できるものなので、まだやったことのない方にこそ是非試していただきたいです。

それを感じ続けてるためのテクニック(第二段階)

ビビっとくる初期衝動にもとづいて仕事を選んだあとにやるべきこと。
この部分は非常に重要で、意識的にメンテナンスをしないとプラトー現象に陥り、停滞してしまいます。
ではどうすればいいのか?

答えは、ズバリ未来を切り開くためのタイムマネジメントの実践です。
この部分は書籍でも紹介したやり方が効果的です。

拙著抜粋

「緊急でない✖️重要」ゾーンを日々取り組むことで、自らを成長曲線上に乗せることができます。

この部分は1.01理論と0.99理論で考えるとわかりやすいです。

拙著抜粋


「緊急でない✖️重要」項目を日々取り組み続けるという微々たる挑戦と、それをやり続けないという微々たる怠慢は日を追うごとに差が開いてきます。

第一段階の初期衝動における自己の関数立ち位置をAと仮定し、横軸xに日々の時間軸をとった場合

となり、例えば365日で換算すると
①は、y≒A×37.8
②は、y≒A×0.03
なります。
初期衝動に基づいて、例えばA値が10という状態で入社したとしても、
第二段階実践者は378という値を出し、
第二段階怠慢者は0.3という値に目減りさせます。
これが第二段階実践者が段々と仕事で頭角を現し自己実現に繋げられる人になり、第二段階怠慢者が、入社して1年後にモチベーションが下がり、他の職の方がいいのではというマンネリ化に陥ってしまうメカニズムだと私は考えます。

先ず自分が第二段階を実践できるのか出来てないのか内省した上で、実践できていないのであればやってみるのが重要ポイントです。
第二段階怠慢者が転職をしてもなかなか突き抜けらないという可能性は数字で見たら明らかですよね。

では第二段階実践者がキャリアチェンジ、転職をすべきかどうかの判断はどこなのか?
それは、

となる場合だと考えます。
少なくとも1年間日々の努力で積み上げてきたものよりも転職候補地の初期衝動が上回る場合に考えるのが得策だと思います。

「隣の芝生は青く見える」と言いますが、私の感覚値では、第二段階怠慢者がそう感じやすい傾向があるように思います。
自分が第二段階における実践者なのか怠慢者なのかをしっかりと内省し、後悔のない選択をすべきだと考えます。

ということで今回は微分積分の考え方も応用しながら展開して参りました。

少しでも仕事で悩む人たちに参考になれれば幸いです。
私自身も会社員という立場で試行錯誤しながら、理論構築を今後もしてまいりたいと思いますので、是非フォローやスキ、コメントをお待ちしております^ ^

マイプロフィール:土橋昇平


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