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こちらの窓からは、

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ところどこかに変わっても、窓は必ず、あると思うのです。物理的な窓じゃなくても、映画も本も音楽も、自分の小窓であると思うのです。 ささやくように、つぶやくように、手紙を書くよう…
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物知り顔の、顔、よりも、背中がみえるように思いました。
ひらり、ふっと、こっそり、すっかり、つかみどころのない、自由な命の陰がみえたようでした。

人でも、犬でも猫でも、小鳥でも、
「後ろ姿」をいいなぁと思えたら、
それは好きだってことだと思います。
(…)
それは、もしかしたら、
ものすごく幸せな「片思い」のかたちかもしれません。

と、糸井重里さんが言っていたのを思い出します。

片思いの背中

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詩) もの知りたる猫

詩) もの知りたる猫

あんまり物知り顔だから
私は知ろうとしてました。
猫の知ってる春の気だるさ
私は知ろうとしてました。
知ろうとしてたまさにその時、
彼奴(きゃつ)は舞い散る桜に酔って
ひらりすり抜け消えました。

あんまり物知り顔だから
私は知ろうとしてました。
猫の知ってる夏のアンニュイ
私は知ろうとしてました。
知ろうとしてたまさにその時、
彼奴はゆらめく陽炎と
ふっと音なく消えました。

あんまり物知り顔だ

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映画の窓から、: 『めがね』

映画の窓から、: 『めがね』

『めがね』という映画をみた。
島にやってきためがねの観光客、タエコに、めがねの島民、ハルナがいう。

ずいぶん、大きな荷物ですね

どきり、とした。
旅先どころか、1日滞在する予定のカフェにすら、明らかに多すぎる荷物を持っていってしまう。直したい、と思いつつ、直せない自分の癖。

不安なのだ、と思う。
隙間を求めて旅をしているのに、少しのナンニモナイ時間が、怖い。
目に見える進歩がない不安を払拭す

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