見出し画像

なぜか今深夜ドラマがアツい(山田裕貴について)

深夜ドラマが面白い。

夜中0時〜1時前後に始るものを気がつけば好んでみている。

例えば今回のシーズンなら

「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」と

「先生を消す方程式」

(「30歳〜」はまだ終わってない)

で今回は「先生を消す方程式」の方について。

このドラマは田中圭主演となるが、圧倒的に

山田裕貴のドラマであった。

最初は分からないがだんだんと常軌を逸していく。

裕貴くんの演技は凄い。

相変わらずというか、磨きがかかる。

彼を知ったのは「High&Low」の

村山だったのだが当時から

どこかイカれた部分を醸していた。

大体拳を100発受ける荒行に耐えて鬼邪高の

トップになるって設定自体がおかしい。

まぁ、クレイジーな掴みどころのない役を

やらせて右に出るものはないのかもしれない。

まともな部分と狂気を出す部分を

コロコロと変えながら役になりきったのは

深夜ドラマ「ホームルーム」だった。

あの愛田という教師は見ていて本当に

気持ちが悪かった。

あれば裕貴くんにしかできないだろう。

かと言って山田裕貴はそんなクレイジーな

役ばかりする役者ではなくNHKの朝ドラ

「なつぞら」の雪次郎や

映画「あの頃君を追いかけた」の水島浩介の様に

全力で青春を謳歌する青年の役もこなす。

カメレオン俳優と言う異名を持つが

まだ30代に入ったばかりであれだけの役を

演じるのはこれからどうなるのだろうか?

今回の作品は助演なんだろうか完全に

主役を食ってしまった。

さて、深夜ドラマが面白いのは

なんでもありだからなのではないだろうか?

(言い過ぎか?)夜中なので自由度も高い。

人殺しを平気で強要する頼田朝日は高校の教師だ。

自分は全く悪くない。

全て悪いことは他人のせいにして

自分の悪を正当化する。

見ていて気分が悪くなる人物。

自己中心的な人物として描かれる。

裕貴くんはよく役を生きると言うけれど

今回の役柄は全く共感しなかった様に思う。

頼田朝日の孤独は本人を狂気のモンスターにしてしまった。

結局その息の根は生きる屍と化した主人公が止めるしかなかった。

一見ハチャメチャなドラマな様に見えるが

完結するにはそれしかなかったのかもしれない。

現実で猟奇的な殺人事件や無差別な連続殺人を犯す人たちがいる。

彼らも頼田朝日と同じなのかもしれない。

でも現実にはソンビ化した主人公の様な人は

いないわけで法のもと裁かれるのだろうが

こういう人は多分一生かけても反省は

しないのだろう。そんなことを感じた。

さてそんな山田裕貴くんは1月からまた

新たな教師役をやる。

今度は頼田朝日とは似ても似つかない役柄だ。

こちらはコミックの実写化。

果たしてどのくらい原作に近づけ

原作と違う山田裕貴アレンジが

加えられるのか今から楽しみだ。



この記事が参加している募集

#私の推しキャラ

5,462件

まだまだたくさんの記事を書いていきたいと思っています。私のやる気スイッチを押してくださーい!