いつでも思考する大切さ

「しあわせでいる」「不満がない」ということは
いいことずくめにみえるけれどそうではない。

なんでそんな風に感じるかといえば、今が満たされていると思考力が落ちる自分がいるから。

苦しかったり、悲しかったりすると人は考える。

どの様に考えるかは人によって様々なので、そこは逃げる考え方より
現状を良い方向に向かえたり、みえる方法を思考できる力があるといいと思うのだけど。

満たされているのは幸福だしそれはとてもいいことなのだけど思考力が落ちてしまうのだけは勘弁して欲しいと自身に思う。

なぜかといえば、もしまた苦難に直面した場合、そこから考えるのでは遅いからだ。

いつも危機管理している自分でいたい。

本当のポジティブ思想とは今満たされていると思い込むより(幸福はどんな時でも思考していけばあるのだけど)困らないために今何をするか?どう動くか?を考えることなのだと思う。

人間の感情というのはその場の状況に左右されることが多い。状況はいきなりそうなることはあまりなく、なんとなくこのままではこうなっていくだろうと言う予測はもんやりとできるだろう。いやな状況になってからは遅いのでなる前からどうしたいのかそちらを考えて行動してみる。



今スティーヴン・ホーキングの「ビッグ・クエスチョン」を読んでいる。

宇宙はどうやってできたのか説明している。
ホーキングは宇宙を作った神などいないと言っている。

最初は時間も空間もないところから小さな宇宙が出来るような。
それがどんどん膨張して今も宇宙は膨張し続けているという。

なぜ宇宙が何もないところから出来たかということを
分かりやすいことばで書いているので物理化学がさっぱりの私にも読みやす。

ホーキングは何もないほどスケールの小さい世界では、
粒子がランダムにあらわれて、しばらくあたりを飛び回って消滅するという。

だけど、時間も空間もビックバンが起きて出来上がった訳で、
小さな世界とは私たちでは認識できない世界なのだろう。

それと本の中で面白いなと思うのは、「ゼロ」から宇宙はできたというけれど、
マイナスのエネルギーがあって、同時にプラスのエネルギーがあるからゼロになるという。

例え話で丘を作る男が穴を掘ると同時に丘と穴が出来てプラマイゼロと言っていた。

さてではこの男が誰なのか?
結局スケールの「小さな世界」これのことを言っているのだろうけれど。

最初の方に話を戻す。
私がこの本を読んでいて面白いなと思うのは、プラスマイナスは必ず対になっている。

当たり前といえば当たり前。
うらとおもてでもいいしひかりとかげでもいい。

つまり、もし自分のものの考え方がマイナス思考であったとしても、
必ず逆の見方ができる思考を持ち合わせている、ということだ。

案外人は自分の思考を変えることを嫌うので、
現状に不満があり違う方向に行きたいと思いながら

どうせ自分はこうでしかないから

と思ってしまう。
そうではない、必ず逆の考え方を出来る自分がいる。
変えて行こうという意識は最初は難しいかもしれない、でも必ず出来るようになる。

思考が変われば行動も変わる。
事実私がそうなのだから身をもって証明しよう。

マイナス思考が強かった私が会社を辞めずに今も職場に残り、
仕事も人間関係も充実しているのは、
考え方を変えて行ったからだ。

その為に何が必要かは折に付け書いているのでもし興味があれば他の記事を読んでもらえたならと思っている。

(2019.9文リトライ)


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