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雨の日1.0

雨の日は苦手である。
外に出たくない。
気圧が心身に影響を及ぼすからということもあるが、
全体的に気持ちが暗くなる。
雨が降ると
ああ、お勤めでなくてよかったと思う。
なので、お勤めの人はものすごく偉いと思う。
特に日本人は雨の日も風の日も雪の日も
地震が起きても出社するから
嫌味ではなくて、
心から尊敬している。
妻も今はテレワークをしているが、
会社員なので、
天気がどうであれ、よほどのことがない限り会社に行く。
だから、妻にも感謝をしている。

大人というものは天気の良し悪しなどに
かかわらず働きにでるのである。
オレのように天気に一喜一憂している人間は、
大人として失格だ。
農林水産業の皆さんのお仕事が天気に左右されるのとは、
まったく別物である。

ところで、
オレが生まれ育ったところは、
ものすごい田舎の豪雪地帯だった。
中学校まで住んでいた町は、
冬になると2メートルくらいの雪が積もり、
玄関から車道までちょっとした坂を昇るくらい
馬鹿みたいに雪が降った。
今思うと、
たかだか雨が降ったくらいで嫌になるオレなのに、
よく小学校や中学校に通学していたものだ。
田んぼに積もった雪が固くなった日には、
スキーで登下校した。
吹雪の日はさすがに辛かった。
雪が風で舞い上がって下から吹き付ける。
小学校の時、
オレは放送委員長だったので、
全校生に向けて下校の放送をしなくてはいけない。
「全校生徒の皆さん、下校の時刻になりました。
気をつけて下校しましょう」と
『峠の我が家』にのせてアナウンスする。
終わったら、機材の電源を切り、
放送室の鍵を閉め職員室に行く。
全校生徒の中で一番遅くに下校するわけだ。
職員室に行くと、
先生たちが
「まあ、お饅頭でも食べろ」と勧めてくれる。
それをありがたくいただき、
お茶も飲んだころには、
先生も仕事が終わる。
なにせ生徒はオレ一人なので、
先生に「じゃあ、車で送ってあげる」と言われ、
吹雪の中、暖房が効いた車で下校したりしたものだ。

そんなことを雨の日に思い出している。

オレの生まれ故郷の話をすると長くなるので、
これはちょいちょい書いていこうと思う。
最終的に自伝みたいになればいいな。
誰にも頼まれていないし、
読んで下さる方もあまりいらっしゃらないと思うけど。
まあ、マイペースでいきます。

※集中力がなくて短い文章になってごめんなさい。

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