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サッカーを立体的にとらえる

サッカー選手は、ほぼ平面のピッチ上で闘っている。

平面で見えている視界をなるべく立体的なイメージに変換し、どこにスペースがあるか、どこにボールを配給するかなどを決めなければならない。この平面の視界を立体的に捉える力、2次元を3次元で捉える力が大事になってくる。

少し話はずれるが、「サッカー」への関わり方についても同じようなことが言えるのではないか。

する・みる・支える

スポーツへの関わり方は、「する観る支える」の3つがあるとされる。
サッカーに関わる人たちを挙げれば、以下のようになる。

する
プレーヤー(プロ、社会人、学生、etc)
観る
観戦者(スタジアム、DAZN、テレビ、etc)
支える
指導者(監督、コーチ)
トレーナー
テクニカルスタッフ
スカウト
マネージャー
クラブスタッフ
リーグ職員
スタジアム管理
グラウンドキーパー
メディア
ライター

この「する」「観る」「支える」の関わり方については、しばしばベン図を用いて表される。

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この図も関係性を理解するにはわかりやすいが、今回はを用いて考えてみたいと思う。

現在、この中で、僕自身の関わり方はプレーヤーとしての「する」と、観戦者としての「観る」の2つの軸である。

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「する」と「観る」の2軸であるため、関わり方としては平面(2次元)で関わっていることになる。これではサッカーに平面的にしか関われていないため、この2つの要素をどれだけ伸ばしていっても、ずっと平面的な見方であるのは変わらないため、サッカーの奥行き深さまでは分からないのではないかと思う。

平面(2次元)から立体(3次元)にするためには、もう一つ軸を追加しなければならない。僕の場合、「支える」という関わり方が足りないため、その軸を「する」と「観る」の2軸に追加してみる。

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前提として、サッカーへの関わり方は人それぞれであるため、どの軸から関わって良いと思っている。「する」だけでも、「観る」だけでも、「支える」だけでもいいし、関わる人の数だけ形はある。

しかし、僕はもっとサッカーを知りたい。。だから、このように3つの軸でサッカーに関わることができれば、サッカーに立体的(3次元)に関われるようになるといえるのではないかと考えた。そして、3軸で構成されたサッカーを立体として捉えることで、よりサッカーについて様々な角度からみることができるのではないかと思う。

また、人数的にみてもスポーツ、特にサッカーは多くの「支える」人たちで成り立っている。僕はずっとプレーヤーとしてサッカーを「する」ことでしか関わってこなかったため、「観る」人たちの多さには気づけても、実感として陰で「支える」人たちの多さには気づきにくい。

そして、支える軸を認識したとしても、現状では支える側に回ることは難しい。
唯一関われるとしたら、下の世代に向けての指導者としての関わり方だと思う。現状では対面で何かすることは難しいだろうが、する・観るという2軸だけの視点ではなく、「指導者だったらどうするだろうか」という支える視点も加えながら、これからもサッカーに関わっていけたらなと思う。


みなさんは、今、どういったカタチでサッカーに関わっていますか?
サッカーへの関わり方をもう一度考えるキッカケになれば幸いです。

いつも応援ありがとうございます!!