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Web3にこだわりがなくてもチューリンガムの仕事は面白い

チューリンガムで働くメンバーのことをお伝えするインタビュー企画。
今回はプロジェクトマネージャーとコーポレート部マネージャーを兼任する小水内さんにインタビュー。

「Web3にこだわりはない」と語る小水内さんにこの業界の魅力やチューリンガムで働く面白さをお話しいただきました。

小水内 駿哉
LINE株式会社、株式会社VALU等でlTサービスの企画・PM業務に従事。
2023年よりチューリンガムに参画。

ベンチャーからメガベンチャーへ

ー 簡単に自己紹介をお願いします。

2023年8月にチューリンガムにPM(プロジェクトマネージャー)として入社しました。昨年11月からはコーポレート部門のマネージャーも兼任しています。

ー チューリンガム入社前はどのようなお仕事をされていたか教えてください。

LINEで3年3ヶ月間企画・PMとして働いていました。始めはギフトサービス、途中からブロックチェーン部門に異動してNFTマーケットのPMをしていました。

ギフトサービス時代はナショナルクライアントのカフェチェーンとのリレーション構築などを担当しており、当時はチームが小さかったので、システムの要件定義からアライアンスまで幅広い業務を担当していました。ユーザー数1,000万人以下から2,000万人を突破するフェーズに携わったり、億単位の予算がついたキャンペーン運営を担当することもあり、多くのことを学ばせていただきました。

ー  LINEに入社される前はVALUで働かれていましたが、転職の経緯もお伺いしていいですか。

LINEの前は暗号資産を使って「個人の発行したトークン」を売買する「VALU」というサービスのPMを一人でしていました。VALUはサービスクローズして、転職することになり、いくつか引き合いがあったのですが、当時PMとして力不足を感じていたので、学ぶ機会が必要だと思ったんです。一度大きな会社でPMの仕事を学んだ方がいいと思って、面接してもらったLINEの方がとても尊敬できる方でこの方の元で学びたいと思って転職を決めました。

ー LINEのブロックチェーン部門でも働かれていましたよね!

2022年にLINEがNFTマーケットに力を入れるというタイミングで、希望を出して異動しました。ギフトサービスでたくさん良い経験をさせてもらう中で「この観点が当時あればな」とVALUが志半ばだったことを思い出していたので、リベンジするチャンスだと思いました。

スタンプとのコラボ企画をやったりして、これまで玄人向けだったNFTをマスに展開することはできたかなと思っています。

ー そこからどのような経緯でチューリンガムに転職されたんですか?

期間は短かったのですが、現代表の遼さんもLINEのブロックチェーン部門で一緒に働いたことがあって、先にチューリンガムで働いていた遼さんが定期的に声かけてくれていました。

△遼さんからもらったNFT

あと、丁度自分でも転職を考え始めていたので、Web3と関係がない会社の選考も受けました。僕はtoCサービスに長く関わってきましたが、色々なWebサービスの話を聞いて、toBのサービスの方が勢いもあるサービスが多いように感じたのでtoBの企業を中心に見ていました。

ー Web3業界にはこだわっていなかったんですね。

僕がサービスづくりをしていて一番幸せを感じたのが、ギフトの企画時代にプライベートで利用可能な店舗に行った際、レジ列の前の人がサービスを開いて待っているのを見た時でした。自分はインターネットサービスが好きな人間なのですが、根本は「多くの人が使うサービスを作りたい」、以上みたいな感じなんですよ。それが実現できればドメインがWeb3でもそうでなくてもいいと思っていました。

ー そこからどのようにチューリンガムに決めたんですか?

こだわってはいませんでしたが、自分のキャリア的にWeb3が一番地続きなので、転職を考える際もチューリンガム以外にもWeb3の会社はいくつか見ていました。

その中でもチューリンガムのグローバルな環境下で暗号資産を発行するプロジェクトに関われるという点はWeb3業界内でも珍しいことで、とても魅力に感じたのと、僕はサービスクローズを経験したこともあって事業の健全性も重視しているのですが、入社前に会話する中で黒字に対するこだわりを確認できたことも安心に繋がりました。

最終的には、遼さんのほか、入社前に大島さんも会食の機会を設けてくれて優秀なメンバーがいることがわかったのが決め手になりました。

ー それにしても遼さんがきっかけで入社された方は多いですね!

遼さんは記憶に残る方なんですよね。本当に特殊能力だと思います。社長って採用をやらないといけないと思うので、遼さんが共同代表に就任されてよかったと思います。

Web3好きじゃなくてもこの仕事は楽しめる

ー Web3業界で働く方は元々暗号資産の取引をしていたり、ブロックチェーン技術に強い興味がある人が多いと思います。そうではない人達にとってこの業界で働く面白さは何だと思いますか?

Web3は事業ドメインではあるんですけど、業界ドメインではないので、様々なサービスや業界に関わることができるんですよね。 比較対象として大きいですが、AWSなどのプラットフォーム事業として位置付けて考えると、ゲーム業界、人材業のように産業関係なく様々な人やサービスに関わるので、今まで知らなかったことに出会える瞬間が多いです。

現在、Web3業界で働く人は暗号資産やブロックチェーンが好きな人が多いですが、Web3が普及していくに従って変わっていくのかもしれません。

ー 他にも理由はありますか?

グローバル環境で戦うサービスが生まれる可能性があるというのも大きな魅力だと思います。

toCプロダクトに関わってきた身としては日本発で世界で戦えるサービスを生み出すことの難しさを痛感しています。僕らって朝起きてから寝るまで日本人が作ったアプリってほとんど使わないじゃないですか。

日本のtoCサービスでいいものが出づらい理由の一つに資金調達環境が海外と比較して小さいことがあると思っていて、結果としてマネタイズのために初めから広告が多かったりしてユーザー体験を損なってしまったり。

しかしこの資金調達の課題もWeb3の業界だと解決できる可能性はすごくあって、日本のプロジェクトであっても世界で成功する可能性があるんじゃないかなと思います。

ー日本は IPが豊富なのもありますよね。

そうですね。toCで見た時に非Web3でも勢いがあるのはホロライブやIPを使ったコンテンツ系サービス、Vtuberなどの分野ですよね。

グローバルで戦うということに興味がある方はもちろんですし、個人的には既存のtoCマネタイズ以外に興味がある方にも良いと思います。

現在のお仕事

ー 今はPMとコーポレート部門を兼任されていますよね。

主にGameFiプロジェクトのPMとコーポレートのマネージャーを担当しています。

GameFiプロジェクトはゲーム会社との共同事業で、ブロックチェーン周りの開発、運用策定、海外法人とのリレーション、企画コンサルなど広範囲の仕事をプロジェクトメンバーと手分けしてやっています。最近正式にリリースしたプロジェクトなのでこれからグロースフェーズです。

コーポレートとしてはバックオフィスのオペレーション改善や採用業務全般、広報業務も一部担当しています。コーポレート業務はかなり幅広いですが、一度は自分で手を動かして対応して平準化できるようにしてますね。業務を平準化して、経営企画の部分にも時間を使えるようにしていきたいです。

ー 担当されているGameFiプロジェクトは長く関わられていますよね!

実は入社初日から担当させていただいています。元々このプロジェクトには専任のPMがおらず、遼さんが全体を取りまとめていたのですが、私が入社してすぐに担当できるように遼さんが権限委譲を進めてくれていました。

このプロジェクトは共同事業でやっている案件なので、成果物が明確ではなく迷うことも多いですが、関わるサービスに思い入れを持つタイプなのでやりがいもありますね。

ー それだけ関係者が多いとプロジェクトが滑らかに進むように細やかな対応が必要そうですね。

そうですね。ただ、滑らかにさせることがゴールではなくて、やっぱり時として周囲に嫌われないといけないこともあります。元々合わない人もいると思っているタイプなのですが、仕事としても(そういう心持ちが)必要かと思っています。

ー昨年11月からはPMとコーポレートを兼任されていますが、異なる業務に戸惑いはありませんか?

PMの仕事は「自分にできないことを人にやってもらうこと」だと考えています。例えばPMは難しいコーディングができないからそれをエンジニアの方にやってもらったり。

コーポレート部門のマネージャーの立場も同じで、法務や経理など自分はできないので担当者の方に動いていただいてます。過去に巨大な組織で営業チームを持たせてもらっていたこともあるんですが、その時は今と正反対で、新しいメンバーには自分と同じことをしてもらうように教えていました。営業は一例ですが、色々な職種を比べてもPMとコーポレートは近い仕事なのではないかと感じています。

ー 今後やっていきたいことはありますか?

PMとしては顧客の信頼を得て、しっかりと収益をたてて、会社を大きくすることです。

コーポレートの方では新しいメンバーがすぐに力を発揮できるようにオンボーディングに力を入れたいです。そしてその後も継続的に力を発揮してもらえるように評価制度も整備したいです。今はまだしっかりした評価制度がないので、推進してくれる方を募集しています!

ー 小水内さんはチューリンガム社内では初の育休の取得を今年の6月から予定されていますよね。

社内には過去に育休を取得したことがあるメンバーがいたので、大島さんや惠上さんに相談して取得を決めました。

男性の子育てについて発信されているライターのヨッピーさんの投稿も以前から目にしていて、共感するなと思っていたので、取りたいとは思っていたんです。

戻った時のキャッチアップが大変だとか仕事の不安だったり、私生活にも不安がありますが、無事にことが進むといいなと今は祈っています。

チューリンガムの魅力

ー 小水内さんは社内で関わるメンバーも多く、採用担当もされているので会社の魅力をたくさん知っていると思います。そんな小水内さんが考えるチューリンガムの魅力を教えてください!

これまでのインタビューでトークノミクス設計などコンサルティング能力の高さを話すメンバーが多かったですが、開発力も強みだと思います。

チューリンガムは開発が絡む案件も多く、プロジェクトによって開発の内容もかなり変わるので、その都度これは実装可能か、どうすれば実装できるのか判断をする必要があります。

過去の経験からですが、エンジニアが判断できない状況は苦しいんですよね。チューリンガムの開発者はみんなシニアなので即座に判断ができるだけではなく、技術的な限界を意識せずにビジネス検討ができます。いいエンジニアが揃っているのが魅力の一つだと思います。

ー「いいメンバーが揃っている」とみなさんお話しされてますよね!

フルタイムで働くメンバーだけでなく、普段はチューリンガム以外の仕事をしている外部パートナーの方々も優秀な方が多いです。

例えば、監査役はクリプトの理解が強いですし、コーポレート全領域に知見も持っている方です。タスクを完遂するまでの筋道を立ててくださるので、非常に感謝しています。

法務をサポートしてくれている方は遼さんの大学の同級生の方なんですが、企業コンサルもやられているので、理想論を説くのではなく、丁寧に手戻りのない提案をしてくださいます。

お二人以外にも広報を手伝ってくださる方やアシスタントの方など様々な能力を持っている方が多く、話を聞いているのが本当に楽しいです。そして親会社クシムのバックオフィスの皆様にも会社の垣根なく動いていただけることでチューリンガムは成り立っています。

ー 「人」以外にも紹介したい魅力はありますか?

チューリンガムはベンチャーですが、出資を元に運営しているわけではないので日々PLに向き合えるシビアさもありますね。

メンバー一同一丸となって黒字を出していかなきゃいけない感覚を日々持ちながら仕事ができるのもいい経験だと思いますね。

ー 最後に求職者の方に一言お願いします!

改めてですが、私は6月から育休に入る予定です。育児休暇もまだ前例がないので、今は制度を作っています。必要なものは自分で作る環境に飛び込んできてくださるコーポレート業務に興味がある方とぜひお会いしたいです!

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