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孤独という隣人

嫌なタイトルだなと思ったと思いますが
私も結構・・嫌です「孤独」

こんばんは、卯月螢です。
自分の感覚と向き合いながら、絵や詩や文章を制作しています。

昨日の音声記事でお伝えしましたがnoteで個展の様なものをやろうと思います。本当は会場など借りてしっかり額装などして・・実際に見て頂きたい願望はあるのですが、当分は個展が出来ないと思っていたしする気も起きなかったのでこのような形になりました。
心身ともに体力がない今年。
気力が尽きるほど濃い数年を過ごしていた事になりなすが、その数年で描いてきた作品が「孤独」というものが常に後ろにいるモノだったので、何かの形でまとめたいと春頃に思い立ち、作品掲載と詩と文、個人のウェブショップを繋げた展示形態を考え今に至ります。

「変わった子供」であった私。
孤独感は思春期の頃から常に隣に居て、なにか嫌な事があると否定的な事を囁いてきたりするものでした。
どうせ自分は理解されない、しかし人の輪の中で生きていかなくてはいけない。感情を殺し感覚を抑え我慢した日々。
成人してからは社会に出て「作り笑顔」を憶え、気が付くと自分の気持ちが良く分からなくなってしまいました。
他人と同じでいる為に、他人の輪の中に居る為に。
誰しもが一人になりたいわけではない。
その為に努力する。

しかし、私の方法は正解では無かった。
他人の輪の中にいる為に自分を殺して得たモノは『大勢の中の孤独』
何をやっても楽しくなく、何を食べても味がしない。
他人が楽しいと言っているから、美味しいと勧められたから・・
そんな事をしていると知らず自分自身が離れていき、本当の孤独になってしまうのです。
他人に依存しないと何も感じない、決められない。
自分で判断が出来ない。
自分の意思がない。
考える事をしない。

人は最後に独りで逝く。

血のつながった家族でも、親友でも、恋人でも、人生の終わりその瞬間までは一緒にいられない。
その人生の終わり方を決めるのは自分自身。
誰のせいにもできない。
そう考えた時に、自分の過去の孤独感は何だったのか思う事があります。
今年は昔の自分を振り返る事がテーマなのですが、やはり「孤独」は避けられない事柄です。
孤独に依存して全てを否定する訳でもなく、程ほどの距離感で孤独と日々の生活を送る。
積み重ねた後悔から見えたモノは「孤独=自分を見直す時間」
2019年~2022年まで、特に孤独を感じた数年間。
絵にする事で、今の自分の気持ちを見つめ、描きながら微かな温かい記憶を探した数年の記録。
親との別れで孤独というテーマも変化した今年。
新たな制作活動や生活の為の一区切りの展示となると思います。

2023年7月15日(土)掲載予定 「孤独の樹海」

作品タイトル「孤独の樹海」制作風景

詩画集


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