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日本らしさ、個人的には「和」かなぁ、と。

「内面の美・外見の美・行動の美」の3つの美を備えることを「日本らしい美しさ」と表現

出典:「ミス日本公式サイト」

先日、ミス日本の方が選出されたそうで、なにやら、出生時の両親がウクライナ人(今は義理のお父さんが日本人なのかな?)であること、どうやら見た目がいわゆる日本人らしくないってことで、主に右巻きの限界系から叩かれているようですが、、椎野さんご自身がアレな発言・行動をされているならまだしも、見た目だけでふさわしくないだろう、は、正直なんだかなぁ、、と。

まだ、ウクライナだからとの政治的要素の忖度が入っていないのか?と、ド直球の批判の方が理解はできます。個人的には今の時代背景を踏まえるとその要素もありと思いますが、要件さえ満たしていれば、、長い歴史があるとはいえ、民間コンテストの一つでしかないものですし。

個人的に、日本文化は昔から外来の文化を和魂洋才な感じで、いいとこどりして魔改造していくのが特質の一つと思っていますが、、丸めると「和を以て貴しとなす」といったところでしょうか。それを、漠然とした上から目線で「大和民族じゃないから」とか否定される方々には「大和民族の具体的な定義」を聞いてみたいなぁ、、なんて、2016年発行の『日本人はどこから来たのか?』との一冊を引っ張り出しながら。

今現在、現生人類の祖先はアフリカを起源としており、そういった意味では「日本人のルーツはアフリカ」が直接的な回答になるのかな、、まぁ、日本に限った話ではないですが。

で、そのアフリカからどのようなルートを経て「日本」に入ってきたのか、との検証をした内容となっています。といっても、いわゆる学術書的な重さではなく概論的な位置づけで、ほどよい軽さで読みやすくまとめられています。

南ルートと北ルートの集団は、互いに出会ったのだ! 両者の祖先がアフリカを離れ、4万8000年前後にヒマラヤの北と南の二手分かれてからおよそ1万年後に、東アジアのどこかで。

出典:『日本人はどこから来たのか?』

本書で取り上げられているのは、北海道からアイヌを経てのルート、朝鮮半島から対馬から中国地方に入ってくるルート、そして、台湾から沖縄(琉球)を経て九州に入ってくるルートの、全部で3ルート

検証素材としては、黒曜石や石器、人骨DNA鑑定などの考古学的なものですが、いずれもそんなに深い検証結果までは記載されておらず、あくまで思考の材料を提供するにとどめている感じです。そういった意味では、この先の深い検証がされているであろう、各種分野の他の書籍等を読みたい、検証してみたいとの、知的好奇心を刺激される内容でした。なんて思いながら、、

かつて四大文明といわれていた地域よりも早い時代に、日本列島に磨製石器があったことを押さえておきたい。

本書では差し当たり、「磨製石器の出現」を「文化の始まり」と定義して話を進めていきたい。

日本列島で世界最古の磨製石器が作られたということは、この定義に従えば、現生人類の文化は日本列島で芽生えたことになる。

(日本人のDNAが相対的に多様なのは)岩宿社会と縄文社会が、外来の人々を拒絶せずに受け入れ、共生を図ってきた結果といえる。

世界最古の土器を巡っては、①日本列島 ②中国南部の北緯二十度~三十度の地域 ③ロシアのアムール川中下流域の三つの地域が、世界的に見て圧倒的に古い時期から土器が作られていたことは揺るぎない事実である。

日本列島では磨製石器と土器の使用が著しく早かったものの、本格的な農耕への移行が遅れたため、特殊な発展をすることとなった。

出典:『天皇の国史』

こちらは竹田恒泰さんの『天皇の国史』からの抜粋となりますが、こういった形で連鎖させての思考をとか、日本人としての歴史観を涵養していくような書籍につなげていくのもまた、面白いと個人的には、図書館とか巡ってみるかな、久々に、、閑話休題。

なんにせよ、上っ面の見た目だけでとらえて「大和民族っぽくない」とか言い始めたら、それは「全体主義」への一里塚だよなぁ、とかの危機感を覚えながら、神仏習合みたいに、天照大御神と大日如来、大国主命と大黒天(インドのシヴァ神とも同一視されることもありますね)等々を表裏一体にしたりとか、いろいろとない混ぜにして「いいとこどり」しているごった煮を楽しんでいる一人としては、ねぇ、なんて風にも。

仮に息子が彼女とか嫁さんとして連れてきたら、手をたたいて喜びますが、何か?、とかを感じながら。

まぁ、それはそれとして今日はシーザリオ(&キャロットファーム)の発表にすべてを持っていかれてたりもしたのですが。

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