noteは遅延証明書付きのブログ

タイトルを見て、は？となった人が多いかもしれない。

それはもちろん僕があえて、は？となるようなタイトルをつけたからだ。

まずそもそもnoteを褒めているのかけなしているのかもわからないだろう。

結論から言うと僕は今からnoteというサービスを褒める。

noteの運営さん、ぜひこの記事を読んでください。

そもそも遅延証明書とは何か。

僕も学生の時は何回かお世話になった。

電車が人身事故等で遅れた時に駅が遅れましたよって、証明してくれる紙切れみたいなものだ。

駅でそれをもらえば学校でも遅刻扱いにならない、100レベの言い訳みたいなものだ。

さて、なぜnoteがその遅延証明書を持っていると僕が書いたのか。

僕ははてなブログやWordPressなどの様々なブログサービスを使ってきた。

その中でもnoteをかなり気に入っているのだが、まず一つ目の理由にデザイン性がある。

デザイン性と言ってはデザインがいいから好き、みたいに聞こえるかもしれないがそれとは少し違う。

デザインに凝らなくていいところが好きなのだ。

だってnoteって文章を色付けたり、文字の大きさを調整したり、枠で囲ったりする機能がないやん。

それではデザインを工夫したくても、あまり幅がない。

それはつまり文章を書くことに集中できると言うわけだ。

「いやあ、ほんまは定刻通りに学校に着くはずだったんですよ、でもしゃーない、電車が遅延してしまったんですもん。（ここで遅延証明書をすっと見せる）」

と同じように

「いやあ、ほんまはデザインを凝ってみたいんですよ、でもしゃーない、noteにそんな機能ないんですもん。」

的なね。

noteのこのシンプル性は、文章を書くことに専念してほしいという思いが込められているのではないだろうか？

今の時代、色々なオプションを足していくことに目が行きがちだが、noteのようにユーザーの目的に即したシンプル性も大事なんだろう。

それともう一つ、noteが遅延証明書付きのブログであることが説明できるものがある。

それは、#有料note だ。

僕はこの機能を使ったことがないが、これもまたnoteの画期的なシステムの一つであるように思う。

何か自分独自の役に立つ体験や、面白い文章作品等をタダでは広めたくないけどお金を取るためのプラットフォームがない。

そんな人たちにとって、noteという画期的な場が提供された。

これもまた、note側がせっかく公式で作ってくれた機能だから別に使ってもいいよね？みたいな遅延証明書となっている。

お金を取る行為って、汚いと思われがちだ。

それを公式の機能という言い訳が肩代わりしてくれる。

うん、やっぱりnoteには遅延証明書が付いている。

そしてnoteではみんなが載せてくれたクオリティの高い写真やイラストをアイキャッチ画像として使うことができる。

これも普通のブログ機能だったらありえないことだ、著作権フリーのものを選んでどうしても味気のないブログ記事が完成するのがテンプレの流れだったのに。

「画像使っていいよって言われてるんだったら、そりゃ使わない手はありませんよ、イヒヒ。」

ほらやっぱりここにも遅延証明書だ。

ここまで書いてみるとnoteの遅延証明書って、ブログを書くときの障害を全て取り除いてくれる機能なんだなって気づく。

そして、そんな機能って意外と自分たちの不都合から生まれるものでもないんだよなって。

だって、ブログのデザイン性をカスタマイズすることに楽しさを見出す人もいるでしょ。

有料で提供するプラットフォームができたからこそ有料で売りたいと思う人が増えたと思うけど、それがある前はその考えに至ってなかった人も多いはず。

画像も自分で撮った素敵な写真を載せるという行為がブログの醍醐味の一つでもあっただろう。

しかし、noteはそこに一定の需要を見出したわけだ。

文章に専念したい人もいるだろう、タダで渡したくない情報を書きたい人もいるだろう、イラストを使ってもらう人とイラストを使いたい人にとってWin-Winな関係を作れるだろう。

ブログというサービスは今までたくさん生まれてきた、しかしnoteのユーザー数がこれほどまでに伸びている理由はそのような隠れた需要を暴いたからなんだなって、実際にnoteを使って思った。

まとめます。

noteの遅延証明書は本当に画期的。