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「自分の読書にどんな価値があるのか」を考えてみた

僕は昔から本を読むのが好きだ。

初めて読み切った本は、『冒険者たち』というネズミたちが主人公の小説だったと記憶している。

そこから、中学生になっては東野圭吾さんや山田涼介さんの本、高校生の時はあまり読まなかったが、大学生になってからはいろんな本を読むようになった。

さて、今回考えるのは「自分の読書にどんな価値があるのか」についてだ。

2つの側面から「価値」について考えてみたい。

一つは、「自分の読書によって自分に与えられる価値」。

もう一つは「自分の読書によって他人に与えられる価値」。

まず、中学生の頃の読書によって何を得られたか。

それは多分、他人の気持ちを推し量ろうとする習慣と、活字に対する耐性である。

昔から本を読みなさいと言われる理由は何だろう。

色々あるだろうけど、活字に対して苦手意識を持たなくなるのは、生きていきやすくなると思う。

あと、小説は否が応でも登場人物の感情を考えるようにできている、なんならそれこそが小説の醍醐味だ。

だから、日頃から本を読む習慣がついていたら、他人を考えることが当たり前になる。

それはもちろんメリットとなるだろう。

しかし、その能力には上限がある。

いくら小説を読んだって、人の心が透視できるようになるわけじゃない。

じゃあ、今の僕が小説を読むことのメリットは何か。

僕は「語彙力や表現力」を増やすことにあると思う。

それだったらほとんど天井がないし、小説を読むことの価値になるだろう。

僕はそのために、小説中でいいなと思った表現やこんな言葉があるんだと知ったら、逐一ググったり、写真を撮るようにしている。

時々写真フォルダを見返して、この表現いいなあ、って思ったりすることもある。

あと他に、娯楽性ももちろんあるだろう。

自分の人生では絶対に体験できなかったようなことを、小説を通してもう一つの人生を楽しむことができる。

小説の数だけ、人生を増やせる。なんて名言っぽく言ったもんだが、一理あると思う。

しかし、僕は大学生になって小説以外のジャンルにも手を出すようになった。

勉強法や思考術などの本、自己啓発本に学術書など様々である。

僕はこれらの本を読むという行為自体、そこまで好きじゃない。

だけど、この本を読むことによって自分の中に知識が溜まっていく感じや、新しいことを知れた時が嬉しいから読んでいる。

要するに、小説とは違って、これらの類の本が僕に与えてくれる価値は「知識」だ!

大人になればなるほど、自己啓発本を読むことで、自分の中に新しい風を吹かせたいと思う人が増えると思う。

そして、僕もその流れに飲まれた結果、小説以外に手を出すようになった。

要するにまとめると、「自分の読書によって自分に与えられる価値」というのは

「表現力、語彙力」
「娯楽性」
「知識、自分の知見を広げてくれる何か」

だと思う。

じゃあ次の、「読書によって他人に与えることのできる価値」とは何だろう。

それは多分、僕と同じようなことを考えて読書する人に、良書を提供することではないだろうか?

僕は大学生で、世間の人に比べたらだいぶ時間が余っている方だ。

なので、読書量も他人に比べたら多いほう(年間60冊ほど)。

その中から、僕と同じような動機(上の3つの価値を求める)で読書する人の代わりに、読む本を選ぶのはどうだろうか。

「自分にとってためになる本を知りたい、表現力が豊かな本を知りたい!」

そう思う人に、僕はいくらでも良書を紹介できる自信がある。

「この本は娯楽性と表現で高得点です!」とか、「この本は、目新しい知識を与えてくれます、必読です!」って、ジャンルごとに分けたら、選びやすくなると思う。

特に今までこんなことを考えたことがなかったが、自分の東大生という肩書きと、読書の動機を組み合わせて考えてみたら、ちょっと需要があるんじゃないかって考えた。

ちなみに、このことを考えるきかっけになったのは、ちきりんさんの『マーケット感覚を身につけよう』という本。

この本に書いてあるのは、自分の周りに落ちている価値に気づく方法や、社会の仕組みを価値をもとに紐解くこと、などなど。

めちゃくちゃ軽いレビューだけど、さっきの話でいうと知識点で満点!!

こんな感じで、需要がありそうだったり、気が向いたら上の3つの評価基準ごとに高い本をこのnoteで紹介しようかなと思う。

よかったらまた見てね。





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