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【社長インタビュー】tunageruが目指す未来とは?

アパレルメーカーと生地工場をつなげるBtoBプラットフォーム「tunageru」は、皆さまのおかげをもちまして、2021年4月6日にグランドオープンさせて頂きました!tunageruについてもっと知っていただけるよう、今回は、弊社代表の堂前のインタビュー記事を作成しました。この記事を読んでいただくことで、堂前がtunageruを始めるに至った背景や、tunageruが目指す未来について知ることができます。

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株式会社ディープラストレーディング代表取締役 CEO 堂前徹(@dplustrading)
1993年~2016年 
・瀧定㈱(現スタイレム瀧定大阪㈱)で生地・製品の企画営業を担当
2016年~
・㈱ディープラストレーディング設立
・前職の知見を活かしたコンサルティングを実施
2019年~
・生地売買のプラットフォームサイトtunageru のサービス開発開始
2021年4月
・tunageruグランドオープン

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-前職について教えてください。

瀧定㈱(現スタイレム瀧定大阪㈱)に入社後、インテリアや寝具、雑貨、テキスタイル等、どちらかというと、アパレル以外の商品を多く取り扱っていました。原料から手配して、生地や製品まで幅広く商品の販売を行うことで、国内、海外のサプライチェーンの違いや仕組みを学び、経験値を上げる事ができました。特に、生地で売る場合と製品で売る場合の違いは、経験しないと得ることのできない学びでした。

-起業し、tunageruサービスを始めようと思ったきっかけは?
起業した当初は、前職の経験値を生かして大手紡績メーカーや、大手繊維商社の業務委託を受託して仕入から販売まで携わっていましたが、一人でできることの限界を感じました。また、長らくお世話になった方々に、全く貢献する事もなく、お世話になった人たちが消えていってしまう現状を目の当たりにしました。そこで、幅広く貢献するには自分のできる事を広げていく必要があると感じ、ITを活用したプラットフォームを始めようと動き出したのが、今の【tunageru】の始まりです。

-生地のECサイトというのは、これまでに存在していましたか?
これまでにも生地のECサイトは存在していました。ただ、問屋等の在庫がある商品をメインに取り扱うサイトが多く、一からモノ作りを可能にするサイトは殆ど存在していませんでした。コロナ禍で様々なECサイトも増えてきて、やっと生地の売買におけるECサイトの認知が上がってくるステージに来たと思っています。

-事業を行う中での苦労・やりがいは?
繊維業界の新しい常識を作り上げていくことが、私達の大きなやりがいです。複雑なサプライチェーンの中で、業界独特の商習慣や、様々なプレイヤーが存在するので、売る側は各方面に気を使わなくてはならない状況でした。また、ECサイトでは生地を触れないので売れないと今でも言われてます。これは既成概念そのもので、業界の常識ですが、他の業界に目を向けると、今までの常識を破壊するような様々なDXが起きようとしてます。我々も既成概念を排除して、繊維業界の常識を覆すような取組をやり続けることで、繊維業界における新しい常識を作り出すことができると考えています。

-サプライヤー/バイヤーがtunageruを利用するメリットは?
サプライヤーは、コロナ禍でも、弊社に生地サンプルを送っていただくだけで弊社のサイトに商品を掲載することができ、幅広く新規のバイヤーに対して提案可能となります。面倒な出品の手間の大部分を弊社が行うことで、本来の出品作業の手間を最小限に出品することができます。
一方でバイヤーは、今までの問屋経由だけでなく、より多くの各産地工場と取引できる可能性が高くなり、ものづくりの幅が広がります。また、これまで見ることができなかった産地の姿も見ることができます。生地のストーリーを感じ取って頂けるように、コンテンツを充実させていく予定です。

-事業にコロナの影響はありますか?
サプライヤー、バイヤーが共に元気でないと、売買は成立しません。特にサプライヤーの現状は待ったなしの状況で、弊社としても1日でも早く商売を繋げることが、各産地の工場の存続に繋がると思ってます。正直コロナ禍では、今まで通りの商売をしていても現状維持すら難しいと思っています。サプライヤー、バイヤーの現状を変えるべく、コロナと戦っていきます。

-今後の目標について教えてください。
コロナがいつ収束するかは分かりませんが、収束したころにはECサイトでの国内の生地販売が普通に行われている状況にしたいと思っています。ただ、弊社が目指すのは世界です。日本の最大のプラットフォーマーとして世界へ進出し、海外のプラットフォーマーと戦っていかなくてはなりません。そのためにはまだまだやる事は多く、スピードを持って挑み続ける必要があります。長い間お世話になった繊維業界に携わる全ての人達のために、諦めずに全力で挑んでいきます。日本のプラットフォーマーから、世界のプラットフォーマーを目指して、残りの人生を懸けていきたいと思います。

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