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「お客さまの時間の価値を高める!」ことでオンリーワンになった、キャバクラ時代に学んだマーケティング


スマホを見ると、Twitterから通知が届いていた。
「めずらしいな・・・」と思いつつ、通知を開く。


すると、以前noteに投稿した『忘れられる機会を減らせ!で売り上げ1位になった、キャバクラ時代に学んだリマーケティング』という記事がリツイートされていました。


実はこの記事は「キャバクラの仕事で学んだことなど書かないほうがいいのかな・・・?」と悩みながら投稿したもの。

というのも、キャバクラで働いていると言うと、「結局水商売だよね」「人を騙しているんじゃないの?」と偏見をもたれることが多いんです。

そのため、私は「キャバクラ」というワードを話題に出すときに少し考えてしまいます。


とはいえ、キャバクラで学んだことは私の人生に活きていることが多く、「せっかくなら言葉として残してみたい・・・!」と思い、文章にしたためた記事でした。


まさか、そんな記事をたくさんの人にSNSを通じて知ってもらえるなんて思っておらず・・・。

こんな嬉しい体験は人生で初めてでした。


「おもしろい」と言ってもらえたことがものすごく励みになり、文章を書くのは難しいけれど、「書くのって楽しい!」と心から思えるような体験でした。


記事を読んでくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
記事を読んでいただき、本当にありがとうございました・・・!!


あまりの嬉しさに、「もう一度、キャバクラ時代に考えていたことを言葉にしてみたい・・・!」と思い、今回の記事を書いています。


実は今回の記事は、ホットリンクさんの「SNSコラム」に書かれていた言葉から、自分の経験を思い出して綴ったものです。


こちらの記事に書かれている、「お客さまにどういう時間を提供できるか?」「世界一ではなく、食べた人の人生一番を目指す方がいい」という田村さんの言葉。


田村さんの言葉から、私はキャバクラ時代に学んだことを思い返しました。


そんな学びを「キャバクラ時代に話私がおこなっていたマーケティング」として綴っていきます。

①キャバクラが提供している本当の商品は「気分が高揚する時間」
②「わくわくタイムライン」をどう設計するか
③オンリーワンの存在になることで、営業をかける必要がなくなる


■①キャバクラが提供している本当の商品は「気分が高揚する時間」


キャバクラ1時間辺りの料金は、約数万円。

高額な値段にもかかわらず、お客さまは何か形に残るモノを持ち帰るわけではありません。


数万円も使うのなら、「おいしい食事や手元に残るモノを購入するほうがいい」と考える方のほうが絶対に多いはず。


私は、「だったら、キャバクラに足を運んでもらうためにはどうすればいいのだろう?」と考えるようになり、お客さまの気分が高揚するような「時間の価値が高まる空間」をつくることが最も重要だと思うようになりました。


そこで、お客さまの時間の価値を高めるために、「わくわく感」をどこまで追求するかを考えることにしたのです。


時間と言っても、キャバクラに滞在してもらっているときだけでなく、お客さまがお店を離れてからの時間も含まれます。


ですから、お店の中だけで楽しんでもらうのではなく、お客さまには「わくわく感」を持ち帰ってもらわなければなりません。


そのため私は、お客さまが「お店に来る前」、「お店に滞在しているとき」、「お店から帰ったあと」の3つの時間を意識し、「わくわくタイムライン」をどう設計するか考えるようになりました。

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■②「わくわくタイムライン」をどう設計するか


「わくわく」を感じるポイントは、人によって違います。

そのため、相手の話をよく聴き、わくわくポイントを探りながら、その方専用のわくわくタイムラインをつくる必要があるのです。


そこで、相手に探っていることを悟られずに、相手の趣味思考を引き出す方法が役に立ちます。


それは、一般的な質問を投げかけること。


たとえば、「最近グルメ番組が多いけど、好まれるお店ってどんなお店なんやろ?」という質問に返ってくる答えは、その相手の主観です。

相手の主観を引き出して趣味思考を知り、その中からわくわくポイントを探ります。


なんだか「探っていることを悟られずに」などと書くと打算的に見えてしまうのですが、直接的な質問から得た情報では、相手のわくわく感は引き出せません。


なぜなら、わくわく感は「サプライズによって引き出されるもの」だからです。


ここで、あるお客さまのわくわくポイントを詰め込んだ、私なりの「わくわくタイムラインの例」を挙げてみます。

▼相手のわくわくポイント「新作のスイーツ」

1.「お店に来る前」
スイーツ店の情報を集める→お客さまへ情報を共有(どんなに美味しそうか感想を添えて)→お客さまとお店へ行く計画を立てる(スイーツを食べたあとは、キャバクラへ同伴してもらうという約束も含まれる)

2.「お店に滞在しているとき」
先ほど食べたスイーツの感想を語りつつ、いろいろな会話を楽しむ。

3.「お店から帰ったあと」
お客さまと行ったスイーツ店の情報や感想などを送り、翌日にLINEなどの共有アルバムに写真をまとめる。


「美味しかったね!今日はありがとう」というメッセージだけでは、わくわく感はすぐに消えてしまいます。


そのため、お礼メッセージや感想はその日中に送り、翌日にアルバムを作成することによって、わくわく感に余韻をつけます。

それと同時に、「今日はどんな写真が送られてくるのかな?」と新たなわくわく感をつくっているのです。


写真は次の日のお昼頃(相手の仕事の休憩時間がわかるのならその時間)に届くように送るとなおよいでしょう。

些細なことですが、こういった工夫によって、大切に思い出を残していきます。

③オンリーワンの存在になることで、営業をかける必要がなくなる

私は、自分はお客さまにとってどのような存在となるのか、はたまた、どんな役割を担っているのかを考えて接客をしていました。

そういったことを考えてお客さまと接しないと、キャバクラという空間では人対人の関係を築いていけないのです。


キャバクラでの理想的な接客は「色恋」に発展しないこと。


色恋に発展しないためには、お客さまの悩みを解決する「お役立ちポジション」の存在になることが大切です。


そして、相手にとって特定の悩みを解決するお役立ちポジションになれば、オンリーワンの存在にもなれます。


「お役立ち」というのは、お客さまにとっての「機能」になること。


たとえば、

・仕事で嫌なことがあったときに愚痴を吐ける相手
・元気が出ないときに元気をもらえる相手
・モチベーションが下がっているときに、もう少し頑張ろうかなと背伸びできる相手


そういったお客さまの「お役立ちポジション」になることで、相手にとって必要な存在となり、色恋とは別に選ばれるようになるのかなと思っています。


また、相手にとって必要な存在になることで、お店に足を運んでもらうための「営業」をかけずとも、お客さんが自ら足を運んでくれるようになるのです。


多くのキャバクラ嬢は、お店でNo. 1を目指そうとします。

しかし、私はお店のNo. 1になれなくても、お客さま一人ひとりのオンリーワンを目指すほうがいいと思っています。


なぜなら、お客さま一人ひとりに寄り添った接客を心がけることで、あとから絶対に売り上げはついてくると考えているからです。

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ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。

キャバクラ時代の経験をこうして言葉にできたことを嬉しく思います。

今回ご紹介してきたことは、世の中のキャバクラで働く女性がみんな意識しているものではなく、私が意識していたことです。

ですから、お店に足を運ぶ方は安心してください。


ちなみに、9月下旬より「Mr. CHEESECAKE」のポップアップストアがオープンするとのことです!
https://mr-cheesecake.com/blogs/news/20210915

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全国8箇所でポップアップストアが順次オープンするそうなのですが、なんと東京出店がない・・・(泣)


今秋登場予定の「秋限定フレーバー」も先行して販売される予定とのことで、私も行ってみたかった( ; ; )


出店エリアは、北海道(札幌)/ 愛知(名古屋)/ 兵庫(神戸)/ 広島(広島)/ 福岡(博多)/ 大分(大分)大阪(大阪)/ 京都(京都)の8箇所となるそうです。


うぅ・・・。
羨ましい・・・!!!

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。
Twitterもやっていますので、声をかけていただけると嬉しいです(^^)
つむぎのTwitter (@tumugi_607)


私は今リモートワークで働ける職場があれば転職も考えています。
まだまだ得意なスキルは少ないですが、文章を書くことと、グラレコなどの画像をつくることを得意なスキルにしたいと考え、日夜アウトプットを続けています。
単発でのライティングやグラレコ制作のご依頼も受け付けていますので、よろしくお願いします。

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