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#15 勲章はバツ印

離婚=ネガティブイメージ。
これは、日本人独自の感覚のように思える。

離婚歴のことを「バツ」と呼ぶが故だろうか。

だがわたしは別に、離婚は恥じるべきことでもなければ、隠すべきことでもないと思っている。

ちなみに当の月猫は、バツ2である。

最初の結婚は約8年。
2回目は約2年。

離婚が世間体上にあまりよろしくないのは、特に田舎に強い考え方であるように思えるが、現にわたしは、一度目の離婚をしてから、実家に帰っても親戚の家に行くことはなくなった。

「離婚なんかして、親戚に合わせる顔がない」

まあ、そういうことなのだろう。

離婚を「バツ」という由来は、戸籍上に除籍のマークとして大きくバツ印がつくから、というのは結構有名なところだ。

だが、一般的にこの離婚を「バツイチ」と表現し始めたきっかけを作ったのは、あの芸能界の大御所、明石家さんまであることはご存じだろうか。

彼が離婚会見をするとき、場の空気を少しでも軽くするために、額に大きくバツ印をつけて登場した、そんなエピソードから、世の中では離婚をすると「バツがついた」と認識されるようになったそうだ。

それはさておき。

離婚をしないということは、そんなにすごいことなのだろうか。

確かに、結婚は忍耐であるともいう。
子供がいたりすると、多少のことでは別れられない、そういうこともあるだろう。

だが、離婚をするというのは、現状に満足せず、より自分の満足度を高めるためにとる行動であり、ある意味非常にポジティブな側面があるのではと思う。

それに、結婚をきめた一人目のひとが、必ずしも自分の理想のパートナーとなるかなど、そんなことはわからない。

結婚してみてわかることもあれば、日々を過ごすうえで自分の価値観が変わることもある。

離婚は結婚よりも体力が必要というのはよく聞くところだが、その労力を払ってでも現状を変えたいと願うことは、決して悪いことではないと思うのだ。

別に離婚を推奨しているわけでも、離婚しないでいるひとを蔑んでいるわけでもない。一度目の結婚で、理想のパートナーと出会い、素敵な家庭を築けるのならば、それはなによりも素晴らしいことだ。

ただ、離婚というものが、決してネガティブなものではないと主張したいだけなので悪しからず。

それに、もっというなら。
バツが多い人というのは、逆にそれだけ結婚の機会が多かった=「このひとと結婚したい」と思ってくれる人が多いということではないか。

わたしは、このバツは傷ではなく勲章だと思っている。

世の中にはバツ50というツワモノがいるらしい。
もうおばあちゃんだそうだが、現在進行形でパートナー募集中とのこと。

いやはや、なんとパワーあふれる話だろうか。

わたしはそのおばあちゃんに会ったこともないし話したこともないが、きっととってもチャーミングな方なんだろうなあと思う。

なんていってはいるが、わたしは、もうバツ3にならないよう願うばかりだがw

ともあれ、何が言いたかったかというと。
世の中のバツ持ちの皆さん、もっとポジティブに行きましょう!!笑

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