特許出願から見る車載バッテリー
割引あり
今回は、車載バッテリに関連する特許出願を概観し、主要プレイヤーの特定と大まかな構成技術の把握を目的とします。一部個別の出願を取り上げますが、詳細に読み込んだ分析はしていません。好評であれば、セパレータや電解液など構成部品ごとの詳細な分析をします。また、今回の調査範囲はデータ量が多いため2001年以降の出願に限定しています。検索式は有料部分で公開します。本記事で得られた情報を利用した行為によって生じた損失について一切責任を負いません。
電気自動車の注目度を見るためにグーグルトレンドで検索した結果です。近年注目を集めていることが分かります。
次に特許の出願件数の推移です。期間は2001年から2024年です。
特許出願は、出願公開の制度の関係で原則出願が公開されるのは出願から一年半です。そのため、全数公開されているのは2022年までで、2023年と2024年は一部のみしか公開されていないので見かけ上減っています。
2010年頃から急増し、その後毎年1400件前後で推移していることが分かります。以前noteで取り上げたスマート農業やCCSに関する出願は、多くても400件程度でしたので、多ジャンルと比較しても多いです。それだけ注目の技術分野で競争が激しいことが窺えます。
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