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物語のような詩、色を添えて。

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ぼくが書いた詩たちです。その背景に色を思い描いていただければ幸いです。
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記事一覧

ミライノガクフ

ミライノガクフ

未来を奏でる楽譜が誰の胸の中にもあって

すでにそこには明るい譜面が広がっている

だけどその音をいかに楽しく奏でられるかは自分次第

だから奏でよう明るい未来を

今立っている道の上にはいろんな楽器が置かれいるから

その中から1番好きな楽器を選んで

奏でてやるんだきみだけの音色を

世界にたった1枚のきみだけの楽譜

最初から用意されている譜面で終わりじゃない

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スプリングパウダー

スプリングパウダー

風の子守歌に揺られて

うとうとと冬が眠りにつき始める頃

きみの目に映る景色はまばたきの度に輝きを増して

その色は瞬く間に何色にも増えていく

ほら春はもうすぐそこだよ

冬に優しく毛布を掛けたなら

目の前に広がるのはきっと眠りから覚めた春が見ていた夢の続きの世界

だって春の色はこんなにも美しいのだから

空から舞い降りる春の粒がきみの元へと愛しさを運んできて

今年もまた思い出が色褪せな

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春を追う人

春を追う人

どこからともなく心に触れる

懐かしい匂いがしてきて

ああそうか誰よりも春を待ちわびているのは冬なんだと気付く

太陽の下

月の下

眠りについていた新芽たちは

春のしっぽを追いかける冬の足音で少しずつ目を覚まし始めて

凍てる月から少しずつ溶け落ちていく水で春が咲き始める

だけど本当の春の始まりを知っているのは冬だけ

眠りにつき幸せな夢を見ている新芽たちは

眠りから覚めるともっと幸せ

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秘密のレシピ

秘密のレシピ

世界でたった1つのわたしの恋の形

心を込めて作ったチョコレート

あなたにかじりついてほしい

もっと欲を言えばわたしの心にもかじりついてほしい

チョコレートよりも甘くて柔いあなたを想う心

そんなスウィートな恋の味をあなたに知ってほしい

そしてわたしは今すぐにでもあなたの心にかぶりついて

そのぬくもりを全部食べてしまいたいよ

あなたの心を世界で1番美味しく料理できるのはきっとわたしだか

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ティンカー・ベル

ティンカー・ベル

一体何がきみの行く手を阻む?

例えばこの世界に言葉がなかったとして

それでも想いを伝える事のできる

そんな奇跡を起こせる素敵な1日がこの世界にはある

だから立ち上がれ

きみも奇跡を起こすんだ

例えばこの世界に彩り溢れる色がなかったとしても

それでも美しいと思うことのできる

そんな奇跡が起こる素敵な季節がある

だから立ち上がれ

きみにも奇跡は起こるんだ

そんな季節にたった1日だ

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バンビーナ

バンビーナ

今日も冷たい風を紡ぐきみ

早く気づいて

ぬくもりはすぐそこにあるんだよ

だから伝えようその想いを

思いのままに感情を表現していたあの頃のように

少し大人になってしまっただけでこんなにも臆病になってしまったきみ

いろんな事を考えないで生まれた時のように無垢になればいい

余計な事を考えないで生まれた時のように思いを叫べばいい

冷たい風につられて冷たい風を紡ぐんじゃなくて

きみはぬくも

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オリオン

オリオン

月が光る夜

きみの側に寄る

それだけでこんなにも温かい

心は君だけを見て

きみのぬくもりが心に染みて

かじかむ指は少し痛いけど

いつまでもこうしていたい

束の間の時間を

いつかの瞬いた星を思い出しながら

共に過ごしてる

今この時間は

同じ感動を味わっている

きみがいるから幸せな時間

今すぐにまっすぐなこの気持ちを伝えたくて

夜空に輝く星を繋いで

ぼくら2人手を繋いで

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デイジー

デイジー

花開く朝

今日も太陽と仲良しなあなた

雛のようにかわいらしいあなたは

雪化粧を纏うと凛と大人びて

冬の寒さにも負けずに凛々しく咲き誇る

あゝデイジー

わたしもあなたのように強く凛々しくなりたい

そしたらこんなに弱気にならずにすむのにな

だけどあなたはとても恥ずかしがり屋

太陽が沈むと花を閉じてしまうのは

実は太陽がいなくなって寂しくて花を閉じてるわけじゃなくて

月と顔を合わせ

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桜色の夜

桜色の夜

青空に浮かぶ真っ白な雲も好きだけど

夜空に浮かぶ寂しげな雲も好き

ぼくの足元に咲く小さなその花も見ている

この広い広い夜を…

小さくてもこの世界を生きている

夜空の碧に映える雲は

月の灯が反射して桜色に彩られる

こんな夜に思うのは…

想うのはきみの事

きみは今この夜の下何を思うのかな

雲間から覗く星がキラキラきれいで

桜色の雲に架かる光は

まるで桜の花びらのよう

冬の夜空

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冬のラクガキ

冬のラクガキ

たくさんの人々が落とした冬のラクガキ

その1枚1枚に綴られているのは真っ白な言葉

その1枚1枚に描かれているのはさまざまな雪の形

だけどそんな大切な思いを落としてしまった人々は

この冬の寒さに震えているのでは?

いいえ

きっと大丈夫

ぬくもり恋しいこの季節

ぬくもり伝わるこの季節

何気なく書き綴れる真っ白な言葉がたくさん

何気なく描き続ける雪の形もたくさん

誰の胸にもそんな気

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かわりばんこ

かわりばんこ

誰かのために生きてみた

愛が落ちていた

だけど気づかずに通り過ぎた

赤信号で止まった

「この先100m先愛」の看板に気づいた

それがきみの愛だと確信した

その矢印を辿って戻った

愛を拾った

ぼくに気づいてほしくてきみがわざと落とした愛を拾ってぼくの愛にした

ぼくの愛にしたきみの愛をきみにあげてまたきみの愛にした

きみは愛を落とす

ぼくは愛を拾う

そうやって愛し合っていこう

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ユキノシタ

ユキノシタ

雪の下に広がる世界

暗くて冷たい世界

違う

違うよ

きっとそんな世界じゃない

春よりも暖かくて朝よりも明るい

きっとそんな世界

それに比べてぼくらがいる雪の上の世界には

偽りのぬくもりがたくさん散りばめられていて

本当のぬくもりは終わりを知らない争いによっていくつも隠されたまま

いつになれば本当の平和は訪れる?

雪の下の世界

春に咲く花の芽が眠るその場所は

芽がぐっすり眠

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黄色い糸

黄色い糸

心と心を最も強く繋ぐものが愛ならば

運命の赤い糸はきっとある

だけどそんな思いを繋ぐのは赤い糸だけじゃない

まさに今日

今この瞬間この世界と人々の思いを繋いでいるのは

赤と緑が混ざった黄色い糸

その糸をみんなあの1番高い所にある星に結びつけて世界と繋げている

慌てん坊のサンタクロースが落とした幸せの種は

今日までクリスマスを心待ちにしていた人々の笑顔で

実は少しずつ芽を出していて

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シフクノネイロ

シフクノネイロ

ひらひら

はらはら

ふわふわ

雪が舞う音はあなたにはどう聞こえていますか?

みんなそれぞれ聞こえてくる雪が舞う音も

今夜だけは同じに聞こえているはず

そうクリスマスにはきらきら雪が舞う

アスファルトに溶けていく雪さえも色づいて美しくて

家路へと向かう人々の心に優しい色を溶かしてくれる

あおあお

あかあか

だいだい

今夜のあなたの空の色は何色ですか?

みんなそれぞれ自分だけ

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