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鯨月
2024年1月13日 05:30
いくつものページが綴じられ本になり本が集まり私になる末本の背に見える電灯オレンジにひかる月はまだそこにある寝静まる夜がそろそろ明けるとき眠れないのはくるしくないことブルーライトの向こう岸に誰かいる鼓動を感じるありがとうを言う肌の温もりと布団の温もりが重なり合うとき息をするときいつかみな眠るときがくるそのときが夜でなくとも星はかがやく