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【つながる旅行記#177】野毛山動物園 ~タナゴとキリンとフラミンゴの学び~
前回は野毛山動物園だけで見られる貴重な鳥を見た。
では引き続き、癒やしも知識も得られる神施設、動物園を見ていこう。
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いや、水族館に移動したわけではない。動物園にも魚は居るのだ。
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こちらはミヤコタナゴ。
普段は小さい魚の展示はスルーしがちな自分だったが、説明文を読んだら興味深くてじっくり見てしまった。
どうやらタナゴは二枚貝の中に産卵するらしいのだ。
もし自分が貝だったら、「ちょっと何してんの!?」と思うことだろう。
魚なんてみんな適当な場所に卵を産んで精子をかけるだけだと思っていたが、どうやら自分の知らないバリエーションがまだまだあるらしい。
そしてタナゴはこの性質上、二枚貝がいないと産卵が成功しない。
確かに貝の中の方が外よりは安全なのかもだが、貝が居なくなると生殖できなくなるのはハンデ背負い過ぎでは……?
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実際、そんな特殊な産卵方式のためか数は減っているようだ。
こういう例をみると、もう絶滅してしまった動物たちの中には想像を絶する繁殖方式とかいっぱいあったんだろうなと興味が湧いてくる。
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魚の後はシロクマ(ホッキョクグマ)だ。
本物はいないけども。
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だが動物が居ないことで、逆にレアな育児室などを見ることが出来る。
こうやって動物の繁殖方法などを調査・研究するのも動物園の重要な役目。
その一端を垣間見れた。
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あ、キリンだ。
実は自分はなんだかわからないがキリンが好きなのだ。
あの異常な首の長さが、非日常感を演出するからだろうか?
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そしてなんだかこのキリン、同じスペースで飼われているシマウマにめっちゃ絡みに行く。
首を伸ばしてちょっかい出しまくりである。
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果たして遊んでいるのかガチで喧嘩しているのかは謎である。
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模様からしてアミメキリンはそらくんだろう。
ちょっかいを出されているシマウマはモモタロウ。
前にキリンはとても臆病な動物で、飼育難易度も極めて高いと聞いていたのでなんだかちょっと驚いた。
※ハズバンダリートレーニングの様子↓
まあキリンにも色々な性格の個体がいるということなのだろう。
しかしデカいな。
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フラミンゴを見ていて、ふと「なんで一本足で立ってるんだろう」という疑問が湧いた。
調べよう。
すると、
・「体温を下げないようにしている」
・「足を一本ずつ休ませている」
という回答を得た。
なるほど……
まあ危険もない動物園だし、休みたいなら普通にしゃがめばいいような気もするわけだが、体に染み付いた習性というものはそう簡単に抜けないのだろう。
野生だと立ってないとすぐ逃げられないだろうし。
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フラミンゴは他にも、赤ちゃんにミルクを与えるという鳥類とは思えない習性を持つ。
正確には、食道の途中にある「そ嚢」という場所で作った分泌物を与えているので、オスでもメスでも子供にミルクを与えることが可能だ。
このフラミンゴミルクは色が赤いので、知らない人が見たら生き血をそのまま与えているように見えなくもない。
そして赤い色素を含んだミルクを子供に与えているわけなので、当然親の側は色が抜けていく。
フラミンゴは赤い色が濃いほどモテるらしいので、親も子供にしっかり色素投資をして、自分の遺伝子が残る確率を高めようとしている……のか?
フラミンゴ、調べてみるとなかなか面白い動物だった。
※なお、ミルクは鳩も与えるらしい。(ピジョンミルク)
そんなこんなで学びの多い動物園も次回がラストだ。
最後は爬虫類館を見て終わりにしよう。
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「爬虫類ってカメとかワニとかトカゲとかだし、全然”虫”じゃないよな……」
とか思いつつ、次回へ続く……!
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