怖いものに対しては、逃げずに調査をするといいかも【クマバチ】
以前、上の記事でクマバチの思い出について書いたことがある。
簡単に言えば、クラスメイトが温厚と名高いクマバチに見事に刺され、毒は弱いはずなのにすぐさま鼻が大きく腫れ上がっちゃった可哀想な話だ。
自分はそのイメージが強く残っているので、山道でクマバチがホバリングしているのを見ると、恐怖を感じる。
過去に見たあの惨劇のようになるのではないかと考えてしまうのだ。
夏になり、今後クマバチのホバリングに出会う機会も増えるだろう。
ああ、なんと憂鬱な……。
そんな事を考えていたせいなのか、最近Youtubeでやたらクマバチの動画がサジェストされるようになった。
いい加減に1本くらい見るかと動画をクリックしたところ、
・「オスは刺さない」
・「ホバリングしてるのはオス」
という凄まじい情報を得た。
おいおい……
今までの恐怖は一体……!?
そう、ホバリングしているクマバチはメスが通るのを待っている無害なオスだったのだ。
オスは針がないので、近づかれたら羽音が不快なだけで害はない。
そしてあの怖いスズメバチも同様で、オスは針を持たない。
(まあ外にいるスズメバチは大体メスなのでほぼアウトだが)
なんにせよ、クマバチに関してはホバリングしている個体を見ても恐れる必要なんて全く無かったのだ。
あぁ……率先してハチの知識を集めていれば、こんなに恐怖する期間が長引くこともなかっただろうに。
苦手なものを避け続けた結果、ハチのオスは毒針がないなんて基礎的なことですら、今更になって知ることになった。
苦手なものに出会ったら、逆にしっかり調査・研究するべきだったのだ。
そんなクマバチは可愛いと人気らしい。
丸っこいし、害はないし、なんかもふもふだし。
自分も害がないオスならなんだかかわいい気がしてきた。
調べている中で出てきた、「本当は飛べないのに気合いで飛んでる」だの、「それ故に不可能を可能にする象徴になった」などのエピソードは、かなり嘘くさいので深掘りしないけど。
※実際それらの謎エピソードは都市伝説扱いされている↓
そんなわけで、怖いものに対しては逆に詳しく調べることで恐怖を払拭できることを今回気付かされた。
自分の頭の中にある知識は、未だにかつてテレビや友達から聞きかじっただけの民間伝承レベルのものが大量にある。
それらの知識を全部改善するのは膨大な時間がかかるだろうけど、せめて生活に関わりそうなものに関してくらいは最新の情報に更新していかなきゃまずいかもしれない。
今回のクマバチの件のように、知識不足のせいで長期間に渡って必要のない恐怖を味わうのも馬鹿らしいし。
やっぱり大事だな、知識。
これからは逃げずに調べよう。
……そんなことをとりあえず今は考えている。
明日もまだ覚えてたらいいなと思う。