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【つながる旅行記#122】ねぶた祭りの前に、青森県立美術館で芸術に触れる(あとカフェ)

前回は撫牛子にあった城のおかげで、ねぷた祭りで疲れた体を癒やすことができた。

そして、『祭りのときはホテルの予約が取れなくなる』という新たな学びも得た。(多分そのうち同じ失敗すると思うけど)

さあ、本日はいよいよ青森市でねぶた祭が行われる。
弘前のねぷた祭りより、やはりこちらのほうが知名度は高いだろう。

なんだかもう新青森駅も未だかつて見たことがない混み方をしている。

大盛況

さすがにあの人混みは自分にはきついものがあるのでさっさと駅の外へ。

やはりねぶた祭は青森を代表する盛大な祭りということを感じる。

これは祭り本番も相当な混み方をするぞ……!

まあそれはそれとして、現在の時刻は14時
祭りが始まる夕方までにはまだまだ時間がある。

せっかくなので、前は入れなかったUFOが墜落していた美術館に入って時間を潰そう。(#11参照

実は新青森駅で降りたのはそのためだったのだ。

青森県立美術館
夜にはいい感じに光る
矢津吉隆『ヤマグスク』

庭にはもうかつてあったUFOの姿はない。

あれは本当に衝撃的だったし面白い展示だった。


では思い出もそこそこに、さっそく美術館の中に入っていこう。

この美術館が白で統一されているのはなんとなく外観を見てもわかると思うが、中身も相当にシンプルさにこだわっている。

なんかもうコインロッカーもシンプル&オシャレだ。

中の様子はごく一部を除いて撮影禁止なので画像はほぼない。

だが個人的にこの美術館はすごく印象に残っている。

いきなりエレベーターで地下に行くというのが非日常な感じを強く演出しているし、シャガールの超巨大な絵が自分を包み込む大広間は一度見たら忘れようがない。(今は撮影可能になったらしい)

そして弘前生まれの奈良美智(ならよしとも)作品も楽しむことが出来る。

奈良美智氏の手掛けた『あおもり犬』は、外からでも見ることが可能だ。

あおもり犬

さて、美術の世界にたっぷりと触れたのはいいが、空腹が限界だ。

ここは美術館に併設されているカフェに行くとしよう。

ねぶた祭りのときにあえて美術館に行くような人間は少ないようで、カフェも問題なく席を確保できた。

しかし喫茶店に行くことに恐怖すら感じていた自分が、美術館のカフェにいくのだから進化したものだ。

これも弘前の大正浪漫喫茶の経験のおかげかもしれない。

なんかもうパスタとか頼んじゃってるし。


パスタは原価が~」とかいう思考をしていたはずの自分がパスタて。

しかもカフェなのにしか頼んでいない。


そしてなんだか美術館という高尚な場でのパスタなので、「垂れたソースにも意図があるのではないか?」という謎の思考になる。

なんか垂れたあとがりんごのヘタの部分みたいに見えるし。

そう、このパスタはきっと『林檎の実』を表現しているのだろう。

林檎パスタ

さすが美術館のカフェだなぁ。
そこまで趣向を凝らして……

いやまあ内心では、「量少なくね?」という非常に凡人な思考が頭の中の大半を占めているのは言うまでもない。


……だがなんとこのパスタ、普通に美味い

というかトマトの味がするのだ!

いや「大丈夫かこいつ?」と思われそうなことを言ってる自覚はあるが、

なんかこう……トマト缶とかでは味わったことのないトマトの味がする!!


その……あれだ!

高そうな味!!



……さて、非常に低レベルな感想を述べたところで、いよいよねぶた祭りの会場へ移動するとしよう。

時刻は17時

なんだか美術館を結構な時間楽しんでしまった。

青森駅まではバスで行ける。

なので美術館のすぐそこのバス停をちらっと見たのだが……

激混み

なんかめちゃくちゃ列作ってる。


正直、混んでいるバスは満員電車くらい苦手だ。
そもそもバス自体が苦手だし。(料金や経路が意味不明だから)

そうなったらもう決まっている。

歩こう。


まあ4kmくらい歩けば青森駅にいけるので問題ないだろう。

時間もまだ17時だし、1時間くらい歩いても十分間に合う。

さあ、行こう!!

というわけで、ねぶた会場へとワクワクしながら歩き始めるのだった。


相変わらず旅行=運動の機会みたいになってるなあと思いつつ、

次回へ続く……!




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