【つながる旅行記#121】ねぷた祭りでホテルが高すぎたので「城」に泊まった
前回は初めてのねぷた祭りを満喫した。
しかし自分は祭りに行くことのみを考えて暴走していたため、祭りの時期はホテルの値段が意味不明な上昇をすることを知らなかったのである。
普段3000円台で泊まれていたホテルは、1泊3万円を越えていた。
……野宿するか?
まあ青森とはいえ夏だからなんとかなるかもだけど……。
でも大丈夫。
その後、うまいこと宿泊先を見つけたから……!
ここは『撫牛子』。
いや読めるわけがない。
なにがどうなってこれが「ないじょうし」になるのか。
弘前駅から1駅離れただけではあるが、すっかり静けさが漂う。
もう22時というのが一番の理由だろうけど。
必死に見つけた宿泊先がここ撫牛子にあるのだ。
では闇の中を歩いていこう。
そんなこんなで到着。
部屋の中へ入る。
このホテルの設備はかなりの充実度合いで、冷蔵庫から電子レンジまで完全に揃っている。部屋も広いしベッドもデカい。
果てはカラオケルームのような何かまでついている。
しかし歌っている場合ではない。
もう23時。そして明日も祭りなのだ。
今日はシャワーを浴びてさっさと寝よう……。
そして次の日……
めっちゃ伸び伸び過ごしちゃったわ。
時刻はもう昼である。
まあねぶた祭りは夕方からだからまだいいんだけども。
やっぱり疲れてたんだな……。
そんなこんなで支払いを済ませて建物を出る。
他のホテルが祭りによる値上げをしている中、ここは普段どおりの値段で宿泊させてくれた。なんとありがたいことか。
そして普段のホテルより設備の充実感も部屋の広さも段違いだった。
感謝を込めて、建物を振り返る。
滅びそうな城がそこにはあった。
真っ暗だったから昨日は建物が全然見えていなかったのだ。
ある意味でキツネに化かされたような不思議体験みたいな感じである。
そうか、自分は城に泊まっていたのか……。
遠くなっていくホテル。
どう見ても営業してるホテルの看板に見えないなと思いつつ、しかし泊めてくれたことに感謝するばかりだ。
(ちなみにこの城はもう……)
さあ、いよいよ今日は青森でねぶた祭り。
一体どんな事になってしまうのだろう。
しかしあの有名な祭りを実際に自分の目で見ることになるとは……!
人生どうなるかわからないものだ。
ちなみにだが、今日の宿泊先もまだ決まっていない。
まあでも深夜フェリー使うかもだし、考えなくていいよね!!
完全に油断しつつ、次回へ続く…
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