【つながる旅行記#123】いよいよ始まるねぶた祭り!!(2016)
前回、美術館を満喫し、オシャレなカフェ体験もできた。
しかしさすがは日本で相当な知名度を誇る「ねぶた祭り」。
青森駅方面へのバスはめちゃくちゃ混んでいた。
混んでいるバスが耐えられない自分は、青森駅まで徒歩で向かうのだった…
でもこうやって歩くのも良いものだ。
バスなどの移動では見落とすようなものを発見できたりもする。
こういう交番とか。
自衛隊の司令部とか。
そんなこんなで4km歩き、青森駅前へ到着。
もうなんか人で凄いことになっている。
ねぶた祭りの開催にあたり、臨時のコインロッカーまであるようだ。
自分も荷物を預けよう。
しかしこりゃすごい。
こんな混み方をしている青森駅前なんて初めてだ。
ここに来るまでも見かけていたが、なにやら衣装を身にまとった人達がちらほらいる。
あれは「ハネト」の衣装だ。
カラフルだし、なんだか夏っぽくて素晴らしい。
ねぶた祭りはあの衣装を着て行進に参加する事ができ、そうすることでねぶた祭を何倍も楽しむことが出来るらしい。(そのかわり足は死ぬ)
さて、そろそろ場所を決めないと……!
いやなんかもう場所がどうとかいうレベルじゃなくなってきた!
こんな人だらけの青森なんて知らない!!
気づけば信号も消えている。
この街は今、ねぶた祭りモードに切り替わっているのだ。
警察官による人混みの整理も力が入る。
そしていよいよ……
来た!!
すっご!!!
何という巨大さ!!
そして造形もすんごい!!
しかも笛の音と太鼓の振動と共に、これをぐるんぐるん回す!!
これはすごい祭だわ……!!
トムとジェリーまでいるし!!
コーラもあるし!!
(わりとなんでもありらしい)
ひとつひとつが凄すぎて圧倒されてしまう……!
!?
マイケル・ジャクソン!?
!?
誰!?
謎の人物たちも祭りを盛り上げてくれている!
さすがはねぶた祭りだ……!!
こ、こりゃすげぇや……!!
もう人混みが嫌とかそんなことすら忘れて祭りを楽しんでいる。
そんなものを吹き飛ばすパワーがこの祭りにはあるのだ。
自分をここまで導いてくれたJRも参加しているようだ。
はてさて一体どんな……?
なんという迫力……!!
もう言葉が出ないわ……!
そしてねぶた達は、アスパムの元へと集まり始める……。
次々と収められていくねぶた達。
こうして祭りは終わったのだった―――
……凄まじい祭りだった。
ここに来る選択をした自分を褒めたい。
(なんか昨日も同じこと言った気がするけど)
……しかしこの後は宿泊先も決めてないし、どうしよう。
ちなみに電車は東京みたいな有様になっていたのでもちろん歩く。
ほどなくして新青森駅が見えてきた。
夜の空気と静けさの中を結構歩いたが、まだ祭りの熱気は冷めていない。
なんだかねぶた祭によって凄まじいエネルギーを貰えた気がする。
やはり実際に体験しないとわからないものだ。
そして引きこもっていたらこの経験は出来なかった。
……ああ、このエネルギーを何かに傾けたくて仕方がない。
ニートだった頃とは比較にならないほど今の体は強化されている。
今こそ挑戦するべき時なのかもしれない。
・・・
そんなことを思いながら、健康ランドに向かう。
どうやらねぶた祭りのときは特別に上階の宴会場が雑魚寝スペースになり、自分のような宿無しを受け入れてくれるらしいのだ。(有料)
というわけで、温泉に入ったあと雑魚寝スペースへ。
こんなに大勢と寝る経験なんてそうそうない。
スマホを傍らに置き、自分はいつの間にか眠りについていた。
(防犯意識がなさすぎる)
ホントにヤバいことしてるなと今になって思うが、
朝になってもスマホは傍らにあった。
ありがとう、治安の良い青森。
そしてありがとう、ねぶた祭り!!
次回へ続く……!
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