【コーヒー】再会したウガンダは少し違う印象だった【精製方法】
以前記事にしたウガンダのコーヒーが忘れられない。
あれは本当に素晴らしかった。
見事なまでのいちごチョコの香りと個性的な味。
自分の中のコーヒー観を変えてくれた豆だ。
しかし、もうあの豆はカルディでは手に入らない。
次に会えるのは一体いつの日だろうか……。
はぁ……
(いや普通に通販で買えるのでは?)
そう、別にカルディでしかコーヒー豆を買えないわけではない。
自分の友人が個人で焙煎して地域イベントで豆を販売しているように、今では個人が焙煎したものを日本中に配送するなんてのも当たり前なのだ。
買おう。
普通に。
そんなわけでAmazonから豆が届いた。
「ウガンダ ルウェンゾリ」……懐かしい響きだ。
もう会えないと思っていたウガンダだが、通販を使えばわりとすぐ会えた。
さて、買った豆は400g……のはずだったのだが、実際には340gだった。
説明欄を見ると「400gは生豆の重さです」とあったので、そういうものらしい。
さて、一番の問題は味である。
同じ産地だろうが経た行程で味が変わってくるのがコーヒーだ。
さっそく確かめていこう。
抽出方法は自分が当時ウガンダを飲んだときと同じ、中挽きの浸漬式で2分。
ではいただきます……!!
(ブラックの味はいつもよくわからんので飛ばす)
(ゴクリ……!)
おぉ……!
ウガンダのあの特徴的な味と香りを感じる。
感じるのだが……
いちごチョコの衝撃はそんなでもないような……?
いや、不味いとかそういうわけでは全くない。
しかしカルディのときとは明らかに違うのだ。
ふむ……
まさかウォッシュドだからか……!?
さて、コーヒーに詳しくない方のために、私がつい最近聞きかじっただけの精製方法の違いについて説明しよう。
……と思ったけど、文字なんざより圧倒的に行程がよく分かる動画があったので詳しくはそれを見て欲しい。
文字でも簡単に説明すると、コーヒー豆の精製には『ナチュラル』と『ウォッシュド』と、上の動画にはないが『ハニー』という手法がある。
『ナチュラル』は収穫した豆に果肉が付いたまま乾燥させる手法。
『ウォッシュド』は果肉を取って種の状態にして乾燥させる手法。
『ハニー』はコスタリカなどでよく聞く手法で、コーヒー豆の果肉を取ったあとに残るミューシレージという薄いヌルヌルした膜を取り除かずに、そのまま乾燥させる手法だ。(ウォッシュドでは膜まで取る)
で、肝心の味や香りはどうなのかという話だが、以下のような感じ。
そして失敗する可能性が一番高いのはナチュラルとのこと。(カビとか)
なので、世の中のコーヒーは大量生産できるウォッシュドが多いのだ。
他にもアナエロビックとか色々あるらしいのだが……割愛!!
……さて、ではカルディのウガンダのパッケージを見てみよう。
「ウガンダ ルウェンゾリ ナチュラル」
そう、これはナチュラルで精製したコーヒー豆なのだ。
先述した通り、一般的にナチュラルは複雑な味わいになる。
レビューで「個性的すぎる」という意見があったのはそのためだろう。
自分はその個性がとても良いと思ったが、濃すぎると感じる人もいるのだ。
で、今回買った豆は『ウォッシュド』。
ドンキーウォッシュという単語も気になるわけだが、どうもあちらではロバをドンキーというらしく、ロバを用いてコーヒー豆を水洗工場まで運んでいるのでドンキーウォッシュと呼んでいるのだろう。
アフリカンスノーは豆の品種で、サイトでは柑橘系とかマンゴーとか色々言われている。
ただ、どこにもいちごチョコ的な単語は見当たらない。
いちごチョコをほんのり感じた自分は一体……?
というわけで、精製方法の違いもちゃんと見て買うのが大事だよねというお話。
でもおかげで同じウガンダのコーヒー豆でも味わいが変わるのがわかったし、良い経験ができたかもしれない。
個人的にはナチュラルの方が好きだというのもこれで確定した。
次に買うときはナチュラル精製の豆を探してみよう。
でもナチュラルってきっと作るのが大変だから高いんだろうなあ……
なんか同じような値段で普通にあったわ……。
そして風味は「ブルーベリー、チョコレート」とのこと。
えっ、まさかのいちごじゃない!?
おいおい……こりゃさっさと340g飲み切ってこれを買わねば……!
買い物をするときは、しっかり検索しよう!!
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