【つながる旅行記#80】桜満開な五稜郭探訪(+おまけの図書館)
前回は動物たち(主に鳥)に癒やされた。
次は五稜郭へ向かおう。
函館山のふもとから函館市電に乗り、五稜郭公園前駅まで移動する。
”五稜郭公園前”という名前の駅ではあるが、実際に五稜郭にたどり着くまでにはここから1kmほど歩かねばならない。
まあそれでも、JRの五稜郭駅から行くよりは近い。
散歩だと思って歩いて行こう。
そして五稜郭のすぐ近くにもラッキーピエロがある。
ここは観光客がめっちゃ多いので基本は避けているが、たまにお世話になることもある店だ。今回はスルー。
それでは五稜郭に入っていこう。
前回来たのは冬のときだったか。(#39参照)
あの時はとにかく真っ白いイメージだった。
五稜郭の春の姿がどんな感じなのか、楽しみだ。
函館市写真歴史館の情報によると、かつてはこの堀の氷が東京や横浜で売られていたという。(#40参照)
そして追加情報なのだが、当時の日本はアメリカからの輸入氷を購入していたらしい。当然だが値段は高くなる。
五稜郭の堀の氷は、そのアメリカの輸入氷を市場から駆逐するきっかけにもなったのである。
しかし氷を輸入とは……。
今では考えられない話だ。
春だなぁ……。
中に入ってみると、ひたすらに白かった冬の五稜郭とは全く違う。
観光客もいっぱいだ。
桜にテンションが上ってきたので、ちょっと高い場所へ上がってみよう。
下に生えている桜の枝が、ちょうど目の前に来る形になるのは新鮮。
なんだか高い場所から見ると五稜郭の立体感がはっきりしてくる。
冬に来た時はさらっと流してしまったが、もったいないことをしたものだ。
五稜郭タワーの方も見る。
……ん?
なんかついているような……。
そうだった。
桜を楽しんでいるので感覚がバグっているが、実はもう5月上旬。
5月といえばこどもの日、こいのぼりである。
五稜郭タワーもこうやって協力しているとは思わなかった。
癒やされるなあ……。
というわけで、春の五稜郭だった。
思った以上に桜だらけでびっくりである。
冬の五稜郭は白くてとても澄んだ雰囲気で素晴らしかったが、
春の五稜郭のあたたかで活気あふれる感じもまた素晴らしい。
……しかし今年は凄いな。
3月には愛媛の各地で桜を見て、4月には東京の桜を見て、
そして5月には函館の桜を見ているのだ。
まるでニート時代に引きこもっていて見れなかった分の桜を、
今になって取り戻しているかのような桜巡りの日々である。
そんな事を考えていると、目的地に付いた。
そう、図書館である。
五稜郭に行ったらついでに寄っておかねば。
これが岡田謙三の残した啄木文庫の残る図書館で……という話をまたするのはあれなので、さっさと中に入ろう。
函館市中央図書館は、中にカフェもあるシャレた図書館である。
ん?
なんか展示があるな……?
どうやら「世界から猫が消えたなら」という映画を函館で撮っていたらしい。これはその撮影でのあれこれの展示だ。
函館で舞台になった場所についての説明もあったので、探してみるのもありかもしれない。
とはいえこの映画、自分が見ることはあるのだろうか?
イケメンを見に行くのもねぇ……。
※↑いまさら見ました
ということで、春の五稜郭巡りとおまけの図書館は終了。
いよいよ桜も散るときが近い。
次はどこに行くのやら。
次回↓
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