スマホを持ち歩くと家事が捗る癖
ほぼ確実にスマホ依存のわたしです。
おはようございます。
日曜の朝、洗濯機を回しながらこれを書いています。
家事が嫌いです。
掃除、洗濯、料理、洗い物、片付け、その他諸々の名もなき家事。
とにかく全部嫌いです。というか苦手です。
シンクの中に食器をため込んでは嫌だなあ嫌だなあと思いながらうじうじ先延ばしにしているタイプ。洗濯なんかは人の尊厳にかかわるのでどうにかこなしているものの、乾いた衣類は干しっぱなし、放りっぱなし。布の山からその日の下着を引っ張り出すような生活。
でも今年のわたしには目標がありました。
「きれいな部屋を維持する」という、ただそれだけのシンプルな目標が。
現在の室内は、わたしにできる精一杯の状態できれいです。
これを維持したい。
床の掃除をして、洗濯物を畳んで、シンクに洗い物を置いたらすぐに洗う。料理はほとんどしないのでまあいいとして、ゴミやゴミになりそうなチラシなんかはすぐに捨てる。出したものは使い終わったら元の場所に戻す。
そういう細かな、でも当たり前のことが上手くできないから部屋が散らかっていくんですが、このたび画期的な方法を見つけました。
表題のそれです。
スマホを持ち歩くとなんか家事が捗る。
シンクの横にスマホを置いて、ソシャゲの画面を開いた状態で洗い物をする。洗いながら時々ゲームを進める。そうすると洗い物がするする終わっていくのです。
洗濯物の山の横にスマホを置いて、やはりソシャゲをしながら畳む。すごく捗る。あっという間に畳めます。
さすがに床掃除をしながらスマホは持てません。が、スマホと洗濯物を用意していざ畳むぞ、というときに床がきれいでないと困るので、四角い部屋を丸く掃くような有様ですが頑張ってミニモップで掃除します。
ごくまれにネットでレシピを開いて料理をしてみたり、片付けの最中にもテーブルに置いたスマホの画面をチラ見したり、とにかくスマホをたまにタップしながら家事をすると捗るのです。
確実な依存…!!!
しかし背に腹は代えられない。代えられないんですよ。
きれいな部屋を維持するためにわたしは目と首と肩の疲労を犠牲にすることにしました。スマホ依存はますます進みます。デジタルデトックスとか無理です。もし仕事に行くときスマホを忘れたら絶望でしょう。もちろん仕事中に遊んだりするわけではありません。ただデスクの上にスマホを置いてるだけでいい。通知が来たらチラ見して、それだけでいい。
なんなら今これを書きながらソシャゲをしています。刀剣乱舞はいいぞ。
友達と遊ぶときにスマホばっかり触ってるとあまりに失礼なので、そこは控えています。スマホより友達と喋るほうが楽しいし。
さて、洗濯が終わったので干してきました。もちろんソシャゲとともに、です。一年中室内干しなのでテーブルにスマホを置いてたまにぽちぽちしていました。
さくさくと干し終わって、なんとなく室内が潤っています。
たぶんわたしは、好きなものと苦手なものを同時に行うことで感情を相殺しているのだと思います。
ソシャゲができない環境でも、スマホ依存が激しいので「スマホがそこにある」というだけで謎の安心感があるのです。なかなかに危うい状態のような気もしますが、そのおかげで生活ができていると言っても過言ではないので現状これが一番のライフハック。ただしわたし限定。
精神の状態が最も悪かったとき、唯一の拠り所のようにスマホを握りしめていたところが始まりのように思います。病院に行きたいと親に言い出せず、また、どこに行けばいいのかも分からなかったころです。
食事が取れず体重も体力も落ち、本が読めなくなり、小説が書けなくなり、無になりたくてひたすらTwitterを更新し続けていたころ。本当の限界が近かったときです。
なぜスマホだったのかといえば、当時唯一、自分の精神状態をさらけ出して助けを求められる場所がTwitterだったから、ということでしょう。そこで助けてと叫べば誰かがきっと声をかけてくれる、それだけで少しだけ楽になれる。この小さな電子機器がお釈迦様の蜘蛛の糸。
立派なスマホ依存の出来上がりです!
そして心が血反吐を吐くような状況を自力で脱したとき、もはや親兄弟とともに過ごすことさえ無理になって家を出たわけです。その際真っ先に計画を立てたのはネット環境を整えることでした。
Wi-Fiが使えなかったら死ぬ! 死にたくない! どうするのが一番安いのか調べないと…! と、血眼になって調べました。業務中に。ダメじゃん。いやその時期はまだ人が多くてゆっくり仕事ができたので…。
…家事から話題が逸れました。
つまりスマホはわたしにとっての救い。家事は苦しみ。プラスとマイナスでゼロにする。何ならちょっとプラスに寄せることもできる。
そういう状態なんだな、と最近気づいたわけです。
依存は治療すべきなのかもしれませんが、デジタルから離れて生きていける気がしません。世の中の情報はすべてネットから得ています。テレビも見ないし新聞も取ってない。
メンタル病院の先生も、「ゲームで心が安定するならそれはそれで良い」というようなことを言ってくれました。まずは安定が大事。
家事が嫌だ~~~仕事が辛い~~~と泣きたくなってしまう、そういう自分が情けなくて過剰に責めて鬱に寄ってしまう精神を安定させてくれるスマホ。そしてソシャゲ。ありがたいことではありませんか。
これからもこの小さなデジタル機器と、その向こうで繋がっているフォロワーさんたちと、大好きなソーシャルゲームに助けてもらいながら生活を整えていこうと思います。
生活するためにゲームする。
わりと楽しい生き方をしているんじゃないかと思えてきました。
読んでいただいてありがとうございます。サポートくださったら、それで美味しいものを食べて生きます!