審査請求をしてみよう

通常労災が認定されない場合は、労働局に対して審査請求を行います。
労働局にいる監督官は、労働基準監督署が集めた情報を元に、審査を行います。同じ情報を元にしているので判断は覆りません。

さて労災が認定されたのに、私が審査請求をしたのははなぜでしょうか?

答えは、労働時間が私の主張より大きく少なかったので、日額の見直しを請求しました。
審査請求は通常、最初の判断より悪い判断はしないとどこかで見たような気がします。そのため、悪くなることが無いのであれば審査請求してみればいいのではと思い、審査請求を行いました。

審査請求は、労災申請と様式が異なります。労災の審査をした内容を再審査してほしいという書面で審査の依頼を行います。
審査請求は、労災申請と同じように長い時間がかかります。この間は待つことしかできません。また私の感覚ですが、なんだかしっかり調査がされていない感じがしました。審査請求はだめだなと正直思いました。

さて、審査請求の結果はどうだったかと言うと、「私の労働時間がさらに短い時間として判断がされ、日額が減らされました。労災の認定取り消しはありませんでした。」

どこの誰ですか?労災申請より悪い結果になる事は無いと言った人は!?
普通に労災申請の認定結果より悪い結果となりました。余計な事はするものではありません。

労災認定をされた私ですが、審査請求ではさらに申請者に厳しい判断がされました。これではもし労災申請が否認された場合、審査請求で逆転認可になるとは思えません。やはり労災申請は、最初の申請が重要でそこで勝負をかけるしかないのです。

私は余分にもらった金額を、国庫に返還をしなくてはならなくなりました。数百万の単位の返還です。国庫にお金を変換する場合は、日銀の代理店に行く必要があります。私は余計なことをしたせいで、数百万の支払いを行いました。

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