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20代後半で成長の壁にぶつかった時に考えること

みなさん、こんにちはー!
個人的なお話で恐縮ですが、10年間お世話になった愛車とサヨナラをして新たな相棒を迎え入れたことにより、やや感傷的かつテンションが高くなっておりますことをご了承ください🚗

今回は現在進行形ではあるものの、成長の壁に対する登り方が見えてきたことがあるので、言語化するために記事を書いてみました!

🌟この記事をオススメしたい方🌟
・スタートアップ、ベンチャー企業で働いている20代の方
・最近、成長に対する停滞感を感じている方
・マネージメントとしてメンバーとの向き合い方に悩んでいる方

はじめに

私のプロフィールやキャリアなどは下記のnoteにまとめておりますので、気になる方は本記事を読む前に参考にして頂けたらと思います!
簡単にまとめると、1社目:大手製造業(4,000名規模、人事労務)→2社目:ITベンチャー(35名→90名規模、IPO前後のバックオフィス全般)→3社:ITベンチャー(15名・バックオフィス立ち上げ)というような経歴となっており、現在28歳です。

ここ数年のフィードバック内容が変わっていない…

「スタンスはいいと思うけど、あと一歩何か足りないよね」「もっと人を巻き込んで大きな成果を出してほしい」

上記のようなフィードバックをもらった経験はありますでしょうか?
私の場合、20代後半に入ると1on1や評価面談において上記のような、言い回しは異なっても本質的には同様なフィードバックをもらう機会が増えてきました。自分でも「もっと成長したい、もっと成果を出したい」と思ってはいるのですが、やはり期末面談時に言われることは一緒でした。

よくスポーツでは「スランプ」になる、という言葉が使われますがが、あれは元来実力のある人が一時的な不振になることを指す言葉であり、どうも自分は「スランプ」には当てはまりません。どちらかというと低空飛行という言葉がピッタリくるような、非連続の成長を遂げることもなければ墜落するわけでもない状態を比較的長く過ごしてきました。

しかもベンチャー企業というのは成長意欲が高い人が集まりやすい環境ということもあり、周囲の成長ペースと比較すると相対的に自分の成長率がマイナスにも感じられる感覚がありました。

新卒から数年間は比較的周囲と比べても早いペースで業務を習得し、上司や同僚からの信頼を獲得していたと認識していましたが、自分が成長がなぜ停滞してしまったのか分からないまま、同じフィードバックを受け続ける期間が続いていました。

なぜ成長の壁を乗り越えられないのか考えてみる

最近になり自分の現状を認識して言語化することが出来るようになってきました。まだまだ甘い部分もあるかと思いますが、まず周囲からの期待役割とそれがなぜ実行できないかを考えてみました。

まず周囲からの期待としては概ね下記のような内容でした。
・一人前のプレイヤーとして自ら考え・実行できるようになってほしい。
・部署や役割を超えて関係者を巻き込みながらPJや業務を推進してほしい。

それに対して実行できなかった理由は下記の3つの通りです。

①過去の期待役割から新たな期待役割に変わったことを正確に認識できていない

新卒として最初に求められる役割は「見習い」の要素が高く、上司や先輩社員から教わった内容をとにかく再現性高く実行できるか。という視点で評価されることが多いです。

これに対して、次のステージでは課題発見から課題解決までの一連のアクションが求められるフェーズとなります。更に次のステージへ進むためには、より難易度の高い課題を解決していく必要があります。

上記のように自分の期待役割が明確に変更されていることを正確に認識していないまま、過去の成功体験の延長戦で戦っていると次第に周囲とのギャップが深まります。学校にて優等生と称されるようなタイプはこのフェーズで苦戦するかもしれません。とにかく指示された内容を完璧にこなそうとしているのに段々と抽象化された指示が降りてきて、とてもストレスを感じるようになります。その結果として自分のパフォーマンスを発揮できる具体的な指示を求めるようになったり、具体的なタスクを優先して着手していくようになります。

また本人も新しい挑戦・成長ステップに進みたいと考えているので上司・先輩も支援しようと考えますが、お互いの期待役割の認識がずれていることにより、新しい期待役割としては評価できないような業務が増えてしまいます。結果的に評価できない・されないというシーンが増えてきます。

②アサインされる業務や上司など外的要因により成長が阻害されていると考えている

「成長のためには"自責思考"が重要」という言葉を聞いたことがあると思いますが、成長が停滞しているときは自分の思考・行動を変化させることについて考える時間より、自分ではコントロールが難しいことに対して不満や悩みを抱えてしまう時間が多くなります。

どんなキャリアを歩めば成長するのだろうか?どの会社で働くことが最も自分の価値を発揮できるのか?について考えてみることも重要ですが、10歩先・100歩先を考えすぎてしまい、次の1歩をどうすべきかについて考える時間がなくなってしまうと途端に成長の停滞に繋がっていきます。

※自責思考に関しては下記のnoteにて分かりやすく解説されていますのでオススメです!

③自分のありたい姿・目標がいつの間にかダウングレードしている

新入社員の頃には「将来は社長になります」や「事業責任者になりたい」など、目標との距離感が分からないこそ、社会人として大きな夢や目標を掲げることが出来ました。

そして社会人生活が何年か経つと次第に現実的なキャリアや将来図が見えてくるような気がします。実際にベンチャー企業に就職・転職した場合にも、当初は自分が何者にでもなれる気がしていたのに、ありたい姿や目標が年々低くなっていることはないでしょうか。

私自身もふと気がついたら自分のありたい姿ではなく、今の自分から積み重ねて到達できる範囲内での目標を設定することが増えており、結果的に将来に対して期待やワクワク感もなくなり、成長に対する意欲も薄まってしまいました。

どのように壁を乗り越えていくのか

成長の壁を乗り越えられない原因について3点を書いてみましたが、どれか共感できる項目はありましたでしょうか?ここも正解はなく、ただ自分が前に進むために何が原因なのかを仮説として持つことにより行動に落とし込むことができるようになります。
次は私が考える壁を乗り越えていくための思考・行動について3点ご紹介していきます。

①課題に対する深掘りをする

期末面談時に自分の課題は何かを問われた時に「周囲を巻き込む仕事ができていない」など、表面的な課題については自分でも認識して回答ができていました。

一方で「なぜ周囲を巻き込む仕事ができないのか?」という課題に対する深掘りまで出来ているかどうかが、この後の「上司への依頼事項を増やすこと」などの具体的なアクションに繋がります。

実際に他の要因として、「必要以上に他者との衝突や交渉を恐れ避けてしまう」や「上司・部下という役割を絶対的に考えてしまい、自分の役割に線引きを引いてしまう」、「目的が達成されるかよりも誰からも批判されない・指摘されないことに関心を持ってしまう」など、自分の弱みや苦手にも目を向けて受け入れていく必要があります。

②上司への依頼事項を増やす

・一人前のプレイヤーとして自ら考え・実行できるようになってほしい。
・部署や役割を超えて関係者を巻き込みながらPJや業務を推進してほしい。

先ほど周囲からの期待について上記のとおり記載していましたが、これは「あなた一人だけで業務を進めてほしい」、「あなたから直接、他の部署にあれこれ依頼してほしい」という解釈ではないことに気がつく必要があります。

実は期待する文言に付け加えるなら上司目線としては、「自分をうまく使いながら」という一文があるのではないでしょうか。自ら考えて・実行することだけにフォーカスすると、自分の頭だけで考えて実行できるぐらいの仕事しか行うことが出来ず、会社・事業にインパクトを与えるような業務には及びません。

そこで行動目標として「上司への相談・依頼回数を増やす」ことを掲げて、指示された業務に対する確認依頼ではなく、自らが考える業務課題について意見を求めたり、課題に対する施策について壁打ちを行う回数を増やすのが良いのではないかと考えています。

上記のやり取りの中で一方的に指示を受けるスタンスではなく、上司に必要な役割をお願いして、動いてもらうことによる効果を実感することが出来ます。その結果として、以前よりも自ら考え・実行できることが増えるのは勿論のこと、上司や他の部署を巻き込んだ大きな成果につながる業務へ取り組める機会・時間を増やすことに繋がります。

③ビジネス以外の良い習慣を増やす

ビジネスにおける評価として重要な要素が「再現性」です。周囲からも一過性のパフォーマンスではなく持続可能なパフォーマンスを求められる中で、どうすれば再現性を身につけられるようになるのか?その答えはビジネス以外の習慣にあると考えています。

私はTwitterを眺めていることが多いのですが、ビジネスパーソンとして尊敬している方は仕事は勿論、休日や業務時間外の過ごし方にも良い習慣を持っていることに気がつきました。

一見ビジネスとの繋がりについて無いように思いますが、個人的には毎日・毎週の良い習慣を持っている=継続力があることが、再現性の高いパフォーマンスを発揮する上で重要な要素であると考えています。

自分の課題を深掘りして、何をすべきかアクションを明確にして、あとは実行するのみ。という段階になっても実行することは簡単ではありません。むしろ自分の課題と向き合うことは痛みを伴うことが多く、すぐにやれる自分だったらそもそも壁なんぞは感じません。そこを乗り越えていくために、私生活において継続力を養うことにより、ビジネスにおけるアクションの継続力から再現性を高めることが出来ます。

私も3ヶ月前から毎朝30分の運動を始めてみたのですが、これがビジネスにも活きています。当初は朝起きても休みがちで運動中も苦痛を感じる時間が長い状況でしたが、1ヶ月を越えて2ヶ月目に入ったあたりから苦痛よりも爽快感を覚えていき、3ヶ月目にはやらない方が気持ち悪い状態まで習慣化されていきました。

運動の習慣化が進むにつれて、これまで自分が「嫌だな・やりたくないな」と思っていたことも、淡々と行動として対処していく感覚を掴めたり、業務に必要な情報収集も隙間時間から少しずつ取り組めるようになってきました。特に自分の成長を実感できたり、自分の体力・気力が積み上がるようなものに取り組むことが自信にも繋がるためオススメです!

自分を成長させるためにビジネス面での行動目標をたくさん立てて、結局1ヶ月も持続しないパターンは多いですが、まずは取り組みやすい私生活における継続力を養うことから始めてみませんか?

まとめ

自分がぶつかっている壁を乗り越えることなく力尽きる可能性は、時間の経過と共に高まります。

周囲と対話しながら自分を素直に見つめ直し、ありたい姿に向けてレベルアップしながら、力尽きることなく新たな挑戦を繰り返していきたいですね。

私は自信も熱量も無くなりかけて「そんなに頑張らなくてもいいよ」と自分を慰めながら守っていた時期もあります。そんな時期を経ながらもこれまで出会ってきた素敵な人達のおかげで、再び挑戦することや自分の可能性を信じて広げることに取り組むことができています。

仕事以外でも自分の弱さや克服したい課題と直面することがありますが、一緒に頑張って戦っていきましょうね!!

よかったら皆さんのこれまでぶつかってきた壁や乗り越えるために取り組んだことも教えてください!では👋





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