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#0「設計の仕事をしてみたい」なら、アウトプットをおすすめしたい理由【即デザ手帳】

つづるです。住宅設計のSE的な仕事をしたり、たまに設計の仕事もしたり、年末年始をゆったり過ごしながらnoteを綴っています☺

将来「設計に携わる仕事をしてみたい」と思っている方へ、わたしが20代前半に知っておきたかったことを綴っていけたらなと思っています。

「設計」と一言で言っても、いろんな仕事がありますので、わたしの本業でもある「建築設計」も絡めていきます。

タイトルにある「アウトプット」とは「経験などを元に生み出された実績・成果という意味で使っています。設計の仕事をしたいなら、自分を軸に何かを生み出すことをおすすめしたい理由をお伝えします。

設計の仕事は「設計」が目的ではない

設計の仕事は「企画書・設計図面・計画書などを作る」といったことに注目されがちなのですが、本質的には「完成したモノ・コトで、利用者が喜ぶかどうか」が重要だと考えています。

お家の設計を例に上げると、設計の仕事は「お家の設計をすること」でも「建物図面をつくること」でも無く、「完成したお家に住まわれてから何年経っても、住まう方にとって喜ばしい家であること」が本質的な仕事内容になります。

となると、大切なのは「自分を軸として生み出した、良い住まい方の研究」であり、研究には「実験」がつきものです。

建築仕事は実験のために工事を行うことが難しいため、「設計図面」を描きながら、研究をします。このようなアウトプットを重ねて、設計研究を深めていくことが一番大切だったなと、振り返って感じます。

20代はほとんど「インプット」で終わった

わたしは今年29歳になった年にnoteを始め、インプットばかりの日々から少し歩みを進めた気がします。

わたしのこれまでのインプットは「とりあえず興味のある本を買って読む」「とりあえず興味のあるネットニュースを読む」というもので「自分を軸に何かを生み出す意識」が足りませんでした。

毎日 自分のタイムラインに流れてくる情報を見て、本を流れるように読んで、「こういう家がいい」「ああいう家がいい」という情報に溺れていきました。

そんな自分を変えたくて、伊礼智さんに学ぶ「住宅デザイン学校」に行きました。

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