「科学的な適職」|これを読んだから就活の選択に後悔がない
はじめに
4年前の春、就活前に読んだ本。
就活生やキャリアを考えている学生にぜひ読んでもらいたい。もちろん転職を考えている人にとってもヒントがたくさんあると思う。
本書を読めば、
・周りに流されずに就活できる
・何十社もエントリーせずに済む
・就活をビジネスにしている企業の餌食にならなくて済む
と、自分の納得のいく選択ができることを保証する。
私は本書に出会えたから、
大本命の会社1社への応募・面接で就活を終わらせることができた。
そして、当時の選択に全く悔いがない。
今の就活のあり方に意義を唱えたい
「はじめに」に書いてある「自分の価値観やライフスタイルを組み込んだ、自分だけの”適職”を編み出す必要がある」という一文は、就職にあたり非常に重要な考え方である。
この一文に出会えて本当によかった。そうでないと不幸な就活をしていた。
実際に就活をしてみて、また就活している周りの様子を見たり聞いたりしていると、「こんな就活の仕方おかしいでしょ」と思っていた。
例えば、周りのこういう発言
「あの会社いいなと思うんだけど基本給低いんだよな〜」
「ここの会社入れたら高スペックと出会えそうじゃん?」
「あそこの会社応募してみたけど、全然エントリーシート書けないんだよね、どうしよう…」
「あの会社が採ってくれれば安定だわ〜」
そして、就活のこんなところ
みんなスーツ、女子は慣れないパンプスを履くのが当たり前、メイクはナチュラルで、とか。本当にうんざりしていた。
本書で印象に残った部分
「見るべき場所を見ないから、それで大切なものをすべて見落とすのさ」ーコナン・ドイル(イギリス作家)
就職・転職の失敗の7割が「視野搾取」
「適職」の定義
=自分の幸福が最大化される仕事
=毎日のタスクを通して、満足度↑、喜びを感じる場面↑、悲しみや怒り↓
仕事選びでやりがちな7つの大罪
好きを仕事にする
給料の多さで選ぶ
業界や業種で選ぶ
仕事の楽さで選ぶ
性格テストで選ぶ
直感で選ぶ
適性にあった仕事を求める
仕事の幸福度を決める7つの徳目
自由:その仕事に裁量権はあるか?
達成:前に進んでいる感覚は得られるか?
焦点:自分のモチベーションに合っているか?
明確:なすべきことやビジョン、評価軸ははっきりしているか?
多様:作業内容にバリエーションはあるか?
仲間:組織内に助けてくれる仲間はいるか?
貢献:どれだけ世の中に役立つか?
最悪の職場に共通する8つの悪
ワークライフバランスの崩壊
雇用が不安定
長時間労働
シフトワーク
仕事のコントロール権がない
ソーシャルサポートがない
組織内に不公平が多い
長時間通勤
「キャリアの80%は思いがけない出来事で決まる」ージョン・クランボルツ
無計画のまま享楽的に生きるのではなく、かといって適職の幻を追いかけるのでもなく、目の前の選択肢についてしっかり考えたら、あとは人生の流れに身を任せよう。
最後に
本書を読めば、就職や転職時の視野を広げてくれる。そして後悔のない選択ができる。
自分の価値観や望むライフスタイルを明確にしておくことが大前提だが、きっとあなたを手助けしてくれる1冊になると思う。
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