クレしん映画 ブリブリ雲黒斎ヘンダーランド


クレしん映画
・ブリブリ王国の秘宝 1994
雲黒斎うんこくさいの野望 1995
・ヘンダーランドの大冒険 1996
 を見たので軽く感想を書きます。

ブリブリ王国の秘宝は商店街の福引でブリブリ王国への旅行が当たってこれは敵に仕込まれた罠だけどよくありそうな導入だったな。
ブリブリ王国はクレしん映画の第二弾の映画だから元のよくある導入ってこの映画からだと思うと逆に新鮮だ。
みさえとひろしが喧嘩はするけどその後仲直りしてイチャつくのはギャグシーンだとしても「家族」で「旅行」で「大冒険」というのを強調したかったからかな。
あとルルちゃんが可愛い

雲黒斎の野望

「雲黒斎」で「うんこくさい」って読むのが天才すぎる発想じゃない!?
他に第七沈々丸だいななちんちんまるとか出てきそうで出てこない命名だ。

この映画のジャンルはといわれるとSF×戦国時代・武士の融合だと思う。

戦国時代といえばアッパレ戦国合戦を連想させるがあの映画もタイムスリップする時点でSF要素はあるにはあるが比べると雲黒斎はSF要素強めだった。

戦国時代で諸悪の根源を倒して現代に戻ってももう1展開あって変な世界観になってしまい、戦国時代での諸悪の根源である未来人が現代で大統領になって野原家を倒そうとするので勝負する。

戦国時代では馬に乗って戦ったり真剣で戦ったりと武士のアクションバトルだけど現代のラストバトルは巨大カンタムロボにのってリングと家族と協力して倒すという最後でハチャメチャな構成だ。でも不思議と綺麗に整えているようなストーリーだ。クレヨンしんちゃんでしかできない映画の構成だろうな。
その他にもわりと話がトントンと進んでいるから見やすい。

その巨大ロボのバトルシーンも最初のみさえとしんのすけが格ゲーでバトルしてるのとカンタムロボのアニメを見ているのが伏線になっていたんだがそこが伏線になるとは思わなかった。親子で格ゲーをしてるシーンはなんだか心温まるシーンでもあったな。

あとこの雲黒斎でもそうだし他でもそうだがクレしん映画ってちゃんとバトルしてる。バトル中におふざけももちろん入るけどちゃんとアクションシーンがカッコ良くも笑えるのもあってギャグ目線でも真面目目線でも面白い。
きっと子供の時みたアクションの熱さ、どんなところが好きかっていうのはクレしん映画や他のアニメ映画の時に芽吹くんだろうな。

今回の映画のゲストキャラの吹雪丸は武士で強くてポニテ男装という1995年に誕生していいキャラの濃さか!?
しかも本編中で敵に髪を切られて短髪になるというもう「萌え」じゃんね。

吹雪丸は15才で戦国時代ではもう大人だけど雲黒斎によって城を燃やされて妹も誘拐され、母も亡くしたと考えると本編でみさえに近づくのは母の面影を自然と感じてしまったのだろうか。
後にひまわりという娘が産まれるがそれとは別に、10代の娘と一緒にいるようなみさえは珍しいシーンでもあるような
(その時は吹雪丸は男という認識であったため、ひろしが嫉妬する。そんな姿も珍しい)

その一件が終わったら歴史が元通りになって雲黒斎による戦はなかったことにされ、お城の縁側で起きて母がちゃんと生きてる歴史になった。とわかるシーンを入れることによってキレイに収まる構成になっているのがすごい。
歴史が元通りになった。というこれもSFの1つかもしれない。

アッパレ戦国合戦の最後に武士が撃たれて亡くなったのはしんのすけがやってきたことによってその時、死なずに済んだけど歴史は変えられないからいずれにしても死ぬ運命は避けられずにあの時死んだ。という考察があるような、その歴史改変事情に通じるものがあるような。

あと吹雪丸の妹が自分は女と思い込んで生きてきた男という設定。今の時代ならわかるがどういう経緯であれ、1995年に誕生したキャラの濃さか?
吹雪丸もその妹もキッズの性癖が歪んでしまう!


左からブリブリ、雲黒斎、ヘンダーランドの
オカマたちだ!

ヘンダーランド

幼稚園の遠足で遊園地ヘンダーランドに行くのだがところどころそのヘンダーランドが不気味ですぐにヘンダーランドの裏が明かされていく。

ス・ノーマン・パーの強キャラ感、
しんのすけがカードの力でアクション仮面、カンタムロボ、ぶりぶりざえもんなど好きなキャラといっしょに戦うシーンとか
名シーンがたくさん。
しんのすけがカードの力があるとはいえ、ほぼ1人の力でヘンダーランドに立ち向かう勇気。5歳児には荷が重いだろう。
でもやっぱりそこはクレしん映画でそんなにシリアスにはなっていない。
ヘンダーランドという不気味な存在がある中で日常を送るシーンなど、やりきれない気持ち悪さも感じられてしまうシーンが自然と伝わってくる。
あとス・ノーマンの強キャラ感が好き。

昔のクレしん映画恒例のオカマキャラだが今回のオカマはラスボスだし二人だし声はマカオ(CV大塚芳忠)ジョマ(CV田中秀幸)というイケボイスのオカマが聴けるのでオススメだ。

待ちなさーい!

↑これがTwitterで流行ったからヘンダーランド見たまだある。

クレしん映画はヘンダーランドの次の暗黒タマタマはもう見たのでまた年代順か、気になった映画があったら見たいぜ。クレしん映画は他の映画にはないような、視聴後の元気さが出てくるような。


おわり

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