会社帰りに吹く風

バイク通勤な社会人の僕。

通勤という労働の一つともいえる行動を毎日のようにしなければならない。その時の日の光は嫌になる。眩しいのでヘルメットについてるサングラスを装着して出勤。

日の光よりも雨の方がめんどくさい。学生時代にチャリ通でも経験したカッパ装着。バイクはさらにスピードも増すので寒く冷たい。それにグローブもあるので雨に濡れたグローブは脱ぎにくく、退勤時に乾いていないとじまっとした手のままバイクをまた走らせる。

曇りなら良いのかというと身体に浴びせる日光がないので自律神経がどうちゃらかんちゃらで出勤が益々気怠くなる。


退勤時、会社の門から出て道路を走る風はなんだか爽快だ。

会社で嫌なことがあっても、風を浴びると人間の中での悪いことも自然である風には関係ないと感じてくる。それがなんだか爽快だ。またその風で嫌なことも吹き飛ばせるのではないか。風が「そんなの気にするな」と言わんばかりに。実際は家に帰ってからも覚えているものだけれども、会社と家の境界を風は作ってくれるような気もする。

風を感じる、風の声が聴こえる。と書くと電波系と疑われるがそうでないとやってられないこともある。

風に限らず自然というのは人間にとって良いことも悪いこともしてくる。

良いことだと風景や自然現象などで神秘的と言われ、悪いことだと台風、大雨などの災害と言われる。

まるで1つの生き物かのように。

でも人間だって自然相手に悪いことをしてきた。環境破壊だ。お互い様、なんて言葉で片付けられないほど。

人間の世界と自然の世界はお互いに影響しあっている。

あれ?会社帰りの道に吹く風が気持ち良いって話じゃなかったっけ?

いろいろ考えてもまた明日には風が吹いている。

明日の風は悪い風か、良い風か。。。

明日は良い日か悪い日か。。。

人間の世界も自然の世界もわからない。

                 終