無知のまま実写版を見てから漫画「ゴールデンカムイ」を読み終えた

一話だけよんだゴールデンカムイが実写映画されたんで見に行った。

おもしろかったので漫画のほうをいつか読もうと思っていたらピッコマで期間限定で半日に６話ずつ無料（簡単にいうとこういうシステム）で読めたので読み進んでいくとまぁおもしろいおもしろいで毎日ゴールデンカムイを読んでいたら全話読み終わった！！！

杉元、土方、第七師団、囚人の勢力はウマがあえば仲間にも敵にもなってこのバトルでは協力してたけど時によっては敵になる展開が珍しくて面白いしどこにも属さない最強の勢力、「クマ」などの野生動物がいたのがこの北海道を舞台にしたゴールデンカムイにしかできない展開でおもしろいッ！

最後のほうは好きなキャラは死なないでくれ～って感じだけどでもこのキャラは死ぬことで完成されるんじゃないかっていうキャラもいた。尾形や土方がそういうキャラだった。
この尾形、作中でも杉元と同じくらいピンチにはなるけどこいつもこいつで不死身だったなって。
尾形を初めてみたのは実写映画だけどそれは谷垣にも言えることだけどこのキャラはモブ、一回限りだろうなって思ってたからそんなキャラがここまで生きるとは思わなかった。
え！？映画で見た川に落ちた人と狼にかまれたキャラってここまで活躍するの！？って感じだ。
映画は序盤のほうだけど漫画を読むとやっぱ映画の脚本、構成は尺をふまえた上でもうまくまとまるようにできていたからやっぱあの実写映画は大成功だとマンガを読んで再認識された。

土方や尾形、谷垣が好きだけど最後を読んでやっぱ土方や尾形には死なせないと完成できない
という認識だったのでこの終わり方で満足です。
個人的に尾形をどうやって倒すかだけど罪悪感、義理の兄弟の亡霊にころされるっていうのが尾形のキャラクター性としての完成だなって。

土方歳三って実際の歴史上の人物だけどこのゴールデンカムイ、実際にあったこととフィクションがあるし僕自体、北海道の知識もない。網走刑務所にはいったことあるからのっぺら坊に会いに行くときの監獄の地理がみたことあってなんか嬉しかった。
明治維新の知識は銀魂とるろうに剣心くらいしかないのでまじでわからない。けどあくまでフィクションだけど、このゴールデンカムイという作品に教わるものは確かにあった。

谷垣が好きだけど本当に死ななくてよかった…
杉元がもしかしたら死ぬ可能性も見えた。アリシパさんがアイヌのことを思って生きていればいいけどやっぱそこに杉元がいてほしかったから生きてて良かった…

囚人のなかでは二瓶鉄造が好きだな。
囚人って白石以外死んでるような…
人をころしたヒグマは悪い神、ウェイカムイになるから食べちゃダメだったり、そのクマはころしてもう悪い神にならないように送ってあげる習慣があるように、人間も同じ人間をころしたら送ってあげて良い人に生まれかわるように。というメッセージなのかって、思い込みかもだけどね。
でもそう思うと作中のキャラ全員地獄行きかな、、、戦争で敵兵をやってる杉元含めたキャラもいるわけだし。
でもすべてのモノにカムイ（神）が宿ってる言い伝えってすごいわかるし共感できる教えだ。

二瓶が好きって話に戻るけど二瓶って確か狩猟中にだれかに因縁つけてころしちゃったから監獄にいれられたけど二瓶はなんか獲物をある意味対等にいる気がしてその思考が人間社会だと犯罪になるわけで実際、この作品の良心の谷垣は二瓶を尊敬していたし二瓶は筋が通った人間ではあるんだよな。

そんなキャラの心情がわかるのもあるけどこのキャラの心情わからないな～～～っていうキャラもわりといた。

なんだか個人の目線からするとアシㇼパのことを優しく思ってるのって
ウイクル＜キロランケ＜ソフィアの順番だったのかなって。
ウイクルは父親であるけど本当にアシㇼパのことはわかってなくって杉元との旅によってウイクルの予想通りにアシㇼパになったわけで「未来はあなたが選んで」と言い放ったソフィアが一番アシㇼパに優しいのかなって。

アイヌのこと、アイヌ文化のことはよくわからないけど日本人に迫害された過去もあるだろうけどそれでもその時代のアイヌの頑張りもその時代の日本人だってアイヌの味方はいただろうからその頑張りの結果、今の北海道でもアイヌの文化や歴史が残っていると思うとすばらしいことだ。
悲しい過去はあるけどそんな中でもヒンナなものを食べたり好きな人と共に生きてきたんだからうれしい、楽しいこともあったんだろうな…

他にも樺太で杉元たちが殴り合いの大会に行ったのに対してキロランケもそれをやっていたとわかるシーンも好きだったり、好きなシーンも良いキャラもいるけどこのへんで終わります。

北海道には２回いってるけど行ってない土地もあるからこのゴールデンカムイを読んだからまた北海道にいってヒンナなものたくさん食べて～～

おわり