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Interview 21

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-地域で活躍する芸工大卒業生の姿- 地域で活動する東北芸術工科大学の卒業生・在学生はどんな方法で、 社会に学びを活かしているのでしょうか。 本校の総合美術コース学生21人がインタ…
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#ワークショップ

金山に生きる魅力、はっけん

金山に生きる魅力、はっけん

山形県金山町。山形県北部に位置するその町は、豊かな山々の自然が広がり、また白壁と杉板張りの美しい町並みが印象的だ。その舞台で地域のために活動する1人の女性がいる。

東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科を卒業した新潟県出身の本間真生さん。2021年4月から金山町地域おこし協力隊として活動している彼女は、「地域の資源を活用した関係人口の創出」をミッションに掲げ、イベントの企画・実践や展示会の

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わくわくを、ぎゅぎゅっと。 -誰もが楽しめるアート教室を-

わくわくを、ぎゅぎゅっと。 -誰もが楽しめるアート教室を-

──アートの需要に、救いの手を。

2021年9月、山形県新庄市のエコロジーガーデン「原蚕の杜」では、沢山の親子が賑わいを見せていた。

インタビューに答えてくれたのは、東北芸術工科大学(以下、芸工大と略す)コミュニティデザイン学科 3年の有我朋恵(ありが ともえ)さん。

有我さんは、この「原蚕の杜」にて行われたアートワークショップイベント「新庄教室」の学生代表として活動の主軸となって活躍してい

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そっと寄り添い合う

そっと寄り添い合う



画⾯いっぱいに広がる美味しそうなパスタ。
ナスの焼き⽬、トマトのぷっくりとした形、⾒ているだけでお腹が空く。これはクレヨンで描かれたものだ。柔らかで鮮やかな⾊の中にある⽩⾊が、より美味しそうに魅せる。
絵を描いたのは東北芸術⼯科⼤学芸術学部美術科総合美術コース 3 年の増⽊英莉さんである。
⾷べ物を描く際は実際に⾷べたものを描くというこだわりを持っているのだ。

──吸収して、外へ

紙を持

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大学生活有効活用術!〜七ヶ浜町ものづくりワークショップ〜

大学生活有効活用術!〜七ヶ浜町ものづくりワークショップ〜

大学生にしかできないこと、それはなんだろうか。その問いに、大学生を振り返ってではなく、今まさに大学生として活動しているその声を聞いてみたいと思った。

今回お話を伺ったのは東北芸術工科大学(以下芸工大)美術科総合美術コースに所属する3年生の菅原未来(すがわらみく)さん。いつも元気で笑いの絶えない彼女に今回は少し真面目な問いを投げかける。真剣に答える様子はいつもと違った一面を見せてくれたが、それでも

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ワークショップの無敵存在

ワークショップの無敵存在

 私は今回、東北妖怪文化研究センター(以下、東妖研)に所属する富樫瑞樹さんにインタビューを行った。東妖研とは、金ヶ崎で活動を行う東北各地に眠る妖怪に関する伝承や昔話などを活用してワークショップ、イベントなどを行う活動団体である。そんな東妖研の中でも特に存在感を放つっているのが富樫瑞樹さんだ。

──有り余るエネルギー

彼の活動を行う上で最も注目すべき点は、なんと言ってもその積極性だろう。富樫さん

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