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収益化時代の作家戦略とは

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書籍化等の商業ベースに依存せず、自身のコンテンツでも収益化(マネタイズ)によって生計を立てられる作家戦略に参考となる記事を集めたマガジン
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マガジン紹介『収益化時代の作家戦略とは』

特に宣伝もしていないせいか、このマガジンの存在に注目以前に知られていないのかとも、今更ながら思った。なので、趣旨の説明を兼ねて紹介をさせていただきたい。 今まで自分自身も昨今、大きく変化している作家スタイルに関して書いてきたが、そのベースとなった記事や参考とした記事、その他にも参考になりそうなnoteの記事をまとめたマガジンとなる。 実際、noteでは有名無名、実績に問わず多くのクリエイター達が活動している。そして、有名無名に関わらず等しく収益が得る機会が存在している。

右肩下がりの出版市場で、小説家(ラノベ作家)はこの先、どうやって生きていく?

ストレートエッジの三木です。 2022年も四半期過ぎましたね! ぽかぽか陽気の春まっただ中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 今年のストレートエッジは、去年から仕込んできた企画やコンテンツをいよいよみなさまにお披露目できそうでして、ずっと水面下で頑張ってきた甲斐があったな……! と今更ながら実感しております。 さて、少し仰々しい記事タイトルをつけてしまったのですが、今回は『この先、小説家はどうやって生きていくか』について書きたいと思います。 まず相変わらずの出版不況

兼業漫画家、編集さんを個人で頼む

こんにちは、ながたです。 商業誌で描いてた漫画の続きを自分で同人誌や電子書籍で出したりしています。 基本的に全ての制作作業を1人でやっています。 ネーム進行の敵 1人で長いネームを作る時の最大の敵は「これ面白いか…?」てなる自分です。  自分の場合割と長くて混み入った話を作りがちなので途中でこの敵に翻弄されると完成までがひどくしんどい道のりになります。 そういう作業をずっとしていると客観的な目線で見てくれる人が欲しいな…と思います。商業誌はそれがあるのがやはり大きい。

フリー編集者、同人誌のネームを読む

ハーイこんにちは! 漫画家の永田礼路さん(@nagatarj)による記事「兼業漫画家、編集さんを個人で頼む」にてご紹介いただきました、フリー編集者の根本です。 「同人誌で漫画を作るにあたり、個人的に編集者を依頼してみた」というお話なのですが、ありがたくもご指名いただき、楽しい経験をさせていただきました。 経緯は永田さんの記事 ↑ をお読みいただきたいのですが、このたび『螺旋じかけの海』完結巻(5巻)が本になるとのことで、このケースに関して編集サイドから感じたことを書いて

未経験からマンガ編集者になれた理由【入社1年で担当作リリースまで】

こんにちは!taskey STUDIOです! taskeyの社員の中には、全くの未経験からマンガ編集者になったメンバーも多いのですが、今回はその理由を、入社してちょうど1年のマンガ編集者 奥本さんに聞いていきたいと思います!  1. 1人前になるまでには3ステップ──奥本さんは、入社されてからマンガ編集者として1人前になるまで、どのようなステップがあったのでしょう? 奥本:大きく3つのステップがあって、  ①先輩編集者のアシスタント(2〜3作品)  ②制作同行(3作品以

これから漫画編集者やWEBTOON編集者を目指す人におすすめしたい本5選

はじめに皆さんこんにちは! ナンバーナイン・コンテンツ事業部のマネージャーとしてWEBTOON・横読み漫画の編集をしています、遠藤です。 WEBTOON制作スタジオ「Studio No.9」の初リリース作品となる『神血の救世主〜0.00000001%を引き当て最強へ〜』をLINEマンガ・ebookjapanで配信させて頂いています。 今年はWEBTOON制作スタジオが数多く立ち上がり、韓国・中国からの輸入作品がメインだった国内WEBTOON市場でも国産の作品が続々リリー

出版編集の「売れる感覚が狂い始めている」問題

今宵、本の深みへ。編プロのケーハクです。 本が売れなくなってきた……! もう何十年も言われてきたことです。 とはいえ、「正直、そこそこ売れてたし」などと、こっそり他人事っぽく思っていた編集者も少なからずいたと思います。 重版に恵まれた幸せな編集者たちが……。 実際、出版社所属の編集者の多くは、年間の新刊ノルマ●冊をリリースするわけで、一冊も当たらないということは、あまり見かけたことがありません。まあ、たしかにハズレも多いということで、担当本がヒットしてもあまり吹聴せず、

20年間勤めた講談社を退職しました。

はじめまして、ムラマツと申します。2022年末をもちまして株式会社 講談社を退職することとなりました。 2002年に講談社に入社して、週マガ→ライバル→ヤンマガ→コミックDAYS立ち上げ→モーニング…とマンガ編集畑だけを20年にわたり歩んできましたが、2023年1月からはサイバーエージェント社に入社し、CyberZ社の「Studio ZOON」でWEBTOONをがんばろうと思います。 この記事はいわゆる「退職エントリ」です。これを機会にこれまでのことをちゃんと振り返り、こ

(退職エントリ)KADOKAWA辞めて独立しようと思った話

※内容まとめ・2021年9月までKADOKAWA在籍。ノベル編集部の編集長や兼務で音声ビジネスの立ち上げ等をやっていた。 ・特に「異世界系」「なろう系」といわれる分野で編集者をやらせて頂いていた。 ・個人的なライフワークとして「クリエイターが自立して発信して、稼げる環境作りを支援したい」という想いで取り組みしてきた。 ・今まで、起業や新規事業など「フロンティア」に挑むことをやり続けていた。 ・それらをもっと実現するために10月から「異世界フロンティア株式会社」というド直球な会

WEBメディア編集者としてのポートフォリオをまとめました

 本記事の成分としては以下の通り。ひと言で言うと、ライターさんへのラブコール。 ・ポートフォリオをまとめようと思ったきっかけの説明 ・担当記事リスト ・企画を考えるうえで僕が大事にしていること(興味を持ってくれたライターさんへのラブコールみたいなもの) ポートフォリオをまとめようと思ったきっかけの説明  まず今回ポートフォリオ的なものを作ろうと思ったきっかけと目的について簡単に説明していきます。  おもな要因としては以下の2点。 目的①自分の担当した記事をまとめておけ

「漫画雑誌」のアップデートを試みた 〜少年ジャンプ+の場合〜

こんにちは。「少年ジャンプ+」のモミーです。 今回は、デジタル時代にどう「漫画雑誌」をアップデートしようとしたかというテーマで、具体的な施策や現況を書いてみます。 先日Twitterにて「noteで読みたいお題」のアンケートをとったら「もっと少年ジャンプ+について読みたい」という声が1番でした。 実は僕は「少年ジャンプ+」は、あの「アプリ」だけを指すと思っていません。 広義では「ヒット作創出のサイクル生成」を目指した一大プロジェクトなんです。 ということで「少年ジャン