ねもと(漫画編集者)

フリーの漫画編集&ライター。保護猫と暮らしています。

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最近の記事

ちょっぴりせつない妖怪絵巻、そろりと開幕

令和の世で人間として暮らす妖怪・ “人化(ヒトバケ)”。 彼らにも、それぞれ生きづらさを抱えた悩みがあるとかないとか…… 『妖怪ギガ』の佐藤さつき氏による新連載 『化けの皮のヒトバケ』 ビッグコミック20号にてスタート!! 雪女・六花(りっか)は、人化(ヒトバケ)からの相談を受け、解決を手助けする役目を祖母から引き継いだ。六花は、「人化の母」と慕われていた祖母のようになれるのか、なれないのか…… 読み切りが大好評だった佐藤さつき氏、さらなる脱力(パワーアップ)して連

    • ストレスを与えてしまうことがこわい

      明るくて広めの地下道は、ゆるやかとはいえないスロープになっていた。 正面から、車椅子の若い女性が向かってくるのが遠目に見える。あちらからは上り坂だ。近くまで寄ったら、うしろに回って車椅子を押そう、お手伝いしようと思い立つ。 しかしわたしはおっさんだ。 男性なのだ。 車椅子の女性が、おっさんに声をかけられる瞬間。ひどくストレスを与えてしまうにちがいない。 それなら「お手伝いします」と声をかけつつそのまま後ろにまわって押す、それもだめだ。意図せぬ力を突然に加えられる恐怖、

      • 同人誌などの漫画づくり、お手伝いします

        こちらの記事⬇️でご提案している「オリジナル同人漫画作品のお手伝いします」の件、概要をまとめました。 (経緯など、くわしくは記事をご参照ください) 「ネーム見てほしい」「紹介文を書いてくれ」など、依頼をお受けします。 ●オリジナル漫画作品のネームを読んで、コメントいたします。 作者さんが不安を感じる点を解消するお手伝いや、「こういう展開にしたいんだけど…」などの相談に乗ることを目的としています。 最初は文字でのやりとりをベースに。お気に召したら、継続的なご相談もぜひ。 (

        • 🤖業田良家氏、原画展やります!

          『自虐の詩』『空気人形』『機械仕掛けの愛』の業田良家氏、原画展やります! 11/23〜12/17、ヴァニラ画廊(東京・銀座)にて 🖼原画300枚以上を展示! 📗図録やグッズ販売も企画中! 🎫チケットは11月16日正午から発売 (日時指定チケット制です) 詳細はヴァニラ画廊さんのサイトで⬇ ※地下2Fにあるコンパクトなギャラリーです 会場案内⬇ 続報を待たれよ!🤖 <2023/11/16追記> グッズ情報が出ました! 「でえ〜いアクスタ」、使い方に悩むけどぜひ欲し

          フリー編集者、同人誌のネームを読む

          ハーイこんにちは! 漫画家の永田礼路さん(@nagatarj)による記事「兼業漫画家、編集さんを個人で頼む」にてご紹介いただきました、フリー編集者の根本です。 「同人誌で漫画を作るにあたり、個人的に編集者を依頼してみた」というお話なのですが、ありがたくもご指名いただき、楽しい経験をさせていただきました。 経緯は永田さんの記事 ↑ をお読みいただきたいのですが、このたび『螺旋じかけの海』完結巻(5巻)が本になるとのことで、このケースに関して編集サイドから感じたことを書いて

          フリー編集者、同人誌のネームを読む

          あたらしい家族と🐈🐈

          あたらしい家族を紹介します🤗 ⬆️🐈りん♂ 鼻黒、左目にかかる前髪、うしろ髪なし、背中まっしろ、大きい、びびり、甘えんぼ ⬇️🐈ふじ♀ 鼻ピンク、右目にかかる前髪、うしろ髪長い、背中に黒たまご、小さい、びびり、マイペース いっしょに生まれたきょうだい👫 ふたりあわせて ふじりんご🍎 先代猫いっちゃんと同じく、横浜の保護猫カフェ・ミーシスさんからやってきました この写真で生後7か月くらいですが、りんはすでにいっちゃんと同サイズあります😳 いっちゃんを見送って数か月、お

          あたらしい家族と🐈🐈

          手塚治虫文化賞受賞作、新シリーズ!

          パワフルでやさしいお母さんには、 ココロがありません。 業田良家氏『機械仕掛けの愛 ママジン』単行本第①集が発売されました! 手塚治虫文化賞短編賞を受賞し、オムニバスとして10年以上連載を続けてきた『機械仕掛けの愛』。 その第7集で大好評だった、ロボット親ママジンと家族の物語「ママジンの手料理」シリーズが完全連載化! 試し読みはこちら↓

          手塚治虫文化賞受賞作、新シリーズ!

          愛猫いっちゃんが旅立ちました

          いっしょに暮らして12年と4か月と、16日。 おひざが大好きな子だった。 1日2時間としても、まる1年間おひざしていた計算になる。 山梨で保護され、横浜の保護猫カフェ・ミーシスで過ごした、年齢不詳のおだやかな女の子・いっちゃん。若くても16歳、もしかしてそれ以上か。 5月の終わり、真夏のような暑さの日から、食欲がガクンと落ちた。食べられるものが減っていく一方なので、行きつけの病院へ。 精密検査の結果は「扁平上皮がん」。腫瘍が口の中にできていた。 ほぼ打つ手のない病気

          愛猫いっちゃんが旅立ちました

          サンデーうぇぶりで公開開始!

          バイト先のコンビニ、店長が中年魔法少女でした。 小田扉氏の新連載『フランチャイズ!つくだ☆マジカル』、サンデーうぇぶりにて公開スタート! 初回は一挙3話配信です。 アプリでもwebでも無料で読めます〜🤗 アプリ↓ https://sundaywebry.page.link/a2Tt web↓ https://www.sunday-webry.com/episode/3269754496744157354

          サンデーうぇぶりで公開開始!

          小田扉さん新連載

          『団地ともお』『横須賀こずえ』の小田扉氏、新連載スタート!㊗️ タイトルは『フランチャイズ! つくだ☆マジカル』です。 連載媒体は、なんと「読売中高生新聞」。 名前のとおり中高生向けの新聞です。 1/7発行の号から週刊連載だよ! フランチャイズ🏪でマジカル🧙‍♀️…… どんなお話かしらねえ🤔……お楽しみに〜🤗

          小田扉さん新連載

          文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞!

          担当作『塀の中の美容室』が、第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門にて「優秀賞」に選ばれました。ありがとうございます! べた褒めの「贈賞理由」見て↓ 小日向まるこ氏は昨年、雑誌デビュー作『アルティストは花を踏まない』で審査委員会推薦作品に選ばれ、2作目『塀の中の美容室』では優秀賞! 選考途中に連絡いただいたときは新人賞なのかと思ってたけど……びっくりうれしいです。 未読の方は、こちらから1話無料で読めますわよ!↓

          文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞!

          ふとした瞬間に過去の失敗を思い出してウワァァァって叫ぶやつ

          ふとした瞬間に過去の失敗を思い出してウワァァァって叫ぶやつ、みなさんよくあることだと思うけど(よくあるよね?) わたしが毎日毎日思い出すのは自分の恥というより全編にわたって「誰かを傷つけた」「いま思えばハラスメントだった」という“悔い”なので、たぶんそれを抱えたまま生きるほかない 写真はふわふわの子たちのフォーメーション

          ふとした瞬間に過去の失敗を思い出してウワァァァって叫ぶやつ

          第1話を無料公開!

          女子刑務所の中に、“一般人”が通う美容室がある―― 『塀の中の美容室』、大反響の第1話を無料公開しました! 「重い罪を犯した受刑者が、一般人の髪を切る美容室」を舞台に、女たちの人生を描きます。こちらからどうぞ〜↓ 第2話は、発売中のビッグコミック8号にて。 受刑者である美容師を、担当の刑務官が見つめるお話です。 桜井美奈さんによる原作小説(双葉文庫)はこちら↓ 【小日向まるこ氏の既刊】 第二次大戦前のフランスを舞台にした、せつなくも温かい少年少女の成長物語『アルティ

          第1話を無料公開!

          選出!

          小日向まるこ氏『アルティストは花を踏まない』が、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門にて審査委員会推薦作品に選ばれました! やったーーー!!!! https://j-mediaarts.jp/award/manga/ 『アルティストは花を踏まない』は、フランスを舞台にした少年少女の成長物語です。 大変な時代だけど、きっと彼らなら大丈夫……そう思ってもらえる作品になってると思います。 現代も大変ですが、わたしたちも、きっと。 試し読みはこちら→ https

          細川洋平さんのユニット「ほろびて」の新作公演『ぼうだあ』観てきました。 物理的な距離を飛び越えて、離れたところにいる相手でも傷つけることができる時代。じゃあ目の前にいたら、ただ見えないだけだったら…? 肉体の距離と精神の距離と、こころの距離とは。 人と人を隔てる「線」は、こっち側とあっち側を必ず分ける。ないものとして扱いたくても、あっち側では強く感じてるかもしれない。 ならばその線は「あって当然」のものとして、どこにでも必ず生きた人間がいるという前提で、ひと

          10周年

          うちの子と暮らし始めて、2/27でちょうど10年になりました。 山梨で保護され、横浜の保護猫カフェ・ミーシスでお客さんのおひざに乗りまくってた「カリアゲいっちゃん」。 スーパーの駐車場で真っ黒になってて自分から“保護要請”したという伝説を持つ、年齢不詳の美少女です。 10年間、毎日かわいいし、ずっといとしい。 業田良家『男の操』で描かれたように、起こったことはどんな事実も消えません。 この子がお外で暮らしてたことも消えないけれど、この子は忘れてもいい。忘れて