塚(サンカ)

日本史や民俗学を習いました。TRPGとか、ひと昔前のアニメとか好きです。

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『機動警察パトレイバー2 the Movie』を摂取して

銀世界・東京にて2020年3月29日、新型ウイルスの蔓延に伴う都市閉鎖が現実味を帯びてきた首都東京に、季節外れの雪が舞った。こんな状況にうってつけの作品はこれだと勧められ、その日私は『機動警察パトレイバー2 the Movie』(1993)を鑑賞した。これがなかなか私にとっては衝撃的な作品であったので、Twitterで喚くに留まらずこちらにも書き殴っていこうと思いたったのだ。 本来ならば作品を見たことのない人のために、本作のあらすじやそもそもパトレイバーとは何ぞやといったこ

    • シン・エヴァンゲリオン劇場版観てきました。

       さすがにオタクの端くれとして一度はエヴァの映画を公開日に観に行っとくべきなのでは、という(脳内からの)お声を受けて、行ってきましたシン・エヴァ。  ちゃんと公開日に行ってきた証明としてとりあえずnoteに投稿しておこうというわけなんですが、細かい感想や考察を投稿する予定は、今後も含めて今のところはありません。  そもそも上映してすぐの映画を考察するということは何度も映画館に足を運ばねばならず、出費もバカにならんのであまりやらないんですが、理由はそれだけではありません。と

      • 再起・『機動警察パトレイバー2 the Movie』

        祝・4DX版上映! どんな状況にあっても、心動かされる作品に出会う喜びは忘れたくないものだ。そして幸いそれは、何回味わってもかまわない。  昨年3月に初めて出会い、そしてその衝撃から一気に4000字余りの感想を書き殴るに至った作品「機動警察パトレイバー2 the Movie」。当該記事は私の数少ない投稿の中でも最も多くの反響をいただいた。この「劇パト2」が先月より4DXでの上映を行っており、私も当然のごとく足を運ぶこととなった。  この作品についての私の所見は、そのほとん

        • しばらく筆を置いていましたが、心落ち着く旅をしてきたので、久しぶりに紀行文でも書きたいなと思う日々。気が向いたら。

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        『機動警察パトレイバー2 the Movie』を摂取して

          現在における"DUSToid"の自己解釈

          この記事を読む前に一点だけ確認しておいてもらいたいことがある。本稿はミュージシャン・平沢進の楽曲『DUSToidよ歩行は快適か?』について私が勝手に解釈し、勝手に綴ったものである。何なら備忘録だ。彼の作品は多種多様かつ流動的な解釈が可能なものだと思う。私がこれから述べることもまた、すべて自己完結的な単なる妄想である。数多ある他の考察や作者そのものも完全に無視している。故に先んじて次のような彼の言葉を引用しておく。 「あなたの脳内でそれをいくらやっても構わないけども、そのまま

          現在における"DUSToid"の自己解釈

          塩沢紀行

          毎日投稿とは何だったのか・・ 新潟に旅行に行ってきたのでご報告します。南越後はガーラ湯沢へスキーに出かけたはずだったのですが、筋力E-のかいあって雪山から離脱。1時間に1本しか来ない上越線を足湯に浸かって待ちぼうけながら近場の観光地を探した結果、北に何駅かいったところにある塩沢という街がなかなかよさそうだったので向かうことにしました。やっとこさ到着した上越線は、車両こそ地元でも利用するような最新のものでしたが、編成は短くドアも手動開閉。車窓には平坦な野っ原の向こうに巻機山を

          酒と契約

          書かねばならぬ。寝っ転がったまま失礼。 近頃何かとお世話になる"酒"について。皆さんは酒を飲むという行為にどのような印象、あるいは目的を持っているだろうか。友人や職場での飲み会、イベントごとでの宴会、鬱屈な気分を紛らわそうと一人酒、寝酒…。いずれにも言えるのは、飲酒という行為によってなにか現状を「ハレ」させようとする試みがあるということではないか。 "酒"の語源は"栄え"ということがあるが、酒は古くから特別な行為の場で、あるいは特別な行為をする前に飲まれることが多かった。

          能島村上家

          書きたいネタが浮かばなかったので前回に続き信長の野望。 次は地方モードでということだったが、前回は北条家という強キャラだったので今回は能島村上家という小大名でプレイ。中国四国統一でクリアとなる。画像はシナリオ開始から5年経過した現状(○に上のマークが能島村上家領)。 領土の一番西にある小さな島の城「能島城」一つからスタートというなかなかの鬼畜っぷり。このままだと一瞬で毛利か三好に滅ぼされるので、史実でもお付き合いのあった毛利家に速攻で従属。援軍を借りつつ地道に領土を増やし

          天下統一!

          「信長の野望 大志PK」初クリア! 昨年末にSwitchと一緒に買ったものの忙しくてプレイが滞ってたが、ようやく天下統一まで漕ぎつけた。京を抑えたあたりで惣無事令出して終わりにしても良かったのだが、初回だし完全統一しようということで九州征伐まで(この先完全統一が見れるかもわからないし)。 私は信長の野望を最初にやるときは必ず北条家でプレイする。地元だからというのもあるが、ある程度強力な家の方が落ち着いてプレイできるからね。私ののぶやぼプレイスタイルは、とにかくその大名家に

          人名

          書かにゃ損々。というわけで短めに。 大学の日本史ゼミで面白い余談があったので紹介。戦国時代の公卿に勧修寺晴豊という人物がいる。彼の日記『晴豊公記』は織豊期の情勢を記した重要史料である。 さて、この勧修寺晴豊。何と読むか、お分かりだろうか?勧修寺については日本史に詳しい方なら「かじゅうじ・かんじゅじ」と読めるだろう。では下のお名前「晴豊」はどうだろう。普通に考えれば「はるとよ」と読みたくなるのではなかろうか。だが実際には「はれとよ」と読むようだ。 昔の人名の読み方なんぞ究

          故郷

          忙しい日にも文字を生み出すことが肝要。机に向かう時間を確保したいのが本音。当分は秋口からの学びと幻想の備忘録かな。というわけでほろ酔いながら一筆。 近頃何かと「帰りたく」なることがある。周囲にもそういう人がいるから、現代の若者の願いなのかもしれない。しかしカラスが奏でる逢魔が時に、ゆらり出てゆく老人もまた幼き日の家に帰ろうとしているともいうから、これは一概には言えない。 私の帰りたい場所も同様に幼少期の故郷であるが、はたしてそれが実在する処であるかと問われれば返答に窮する

          夜迷事

          334はブログを開きたくなる時間。とはいえ、善は急げと作ってみたが、これから何を書いていこうか。 いや、「アレをやったから書く」のではなく、「アレを書きたいからやる」の方針でいこうかな。 文献を扱う身としては、文字化とは過去への整理と未来への手紙に他ならないと常々思う。そんな感じに出力していけば、何か、こう、見えてくるのでは??? フワフワした自分にはフワフワした文章がお似合いだ。というわけで以後よろしく。