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東芝テックCVCのこと 記事まとめ

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私たちの日々の活動や出資情報、メンバーの思いなどをまとめています。東芝テックCVCに少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ一度ご覧いただけると嬉しいです!
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#インタビュー

発展途上だからこそ面白い?!より身近になってきた生成AI。注目のポイントとは

様々な業界でテクノロジーの導入が進む中、2023年はChat GPTを中心に生成AI(ジェネレーティブAI)が注目を集めました。リテール領域においても同様にAI活用に関する関心が高く、世界最大規模の小売業の展示会「NRF2024」でも、AIに関する話題を取り上げる報道が多かった印象です。 生成AIの活用は単に話題というだけではなく、実際に自身で使ってみたり、ビジネスシーンの活用が徐々に広がっています。東芝テックCVC noteでも「note投稿作品から見る『お買い物&お店』

VC・CVCの探し方、関係のつくり方のコツとは?-vol.3

前回に引き続き、Gazelle Capital株式会社の石橋代表と、東芝テックCVC推進室長の鳥井の対談インタビューをお届け。最終回のテーマは、「VC・CVCとのコンタクトの取り方や関係構築」。資金調達を考えているスタートアップ企業の経営者が押さえておくと良いポイントについて聞いてみました。 資金調達もコミュニケーション。戦略性と計画性を持って継続的に取り組むべきーー読者の中にはスタートアップ経営を始めたばかりで、これから資金調達を考えている経営者の方もいると思います。そも

スタートアップ経営に必要な人材ポジションとは?どうやって集める?-vol.2

前回に引き続き、Gazelle Capital株式会社の石橋代表と、東芝テックCVC推進室長の鳥井の対談インタビューをお届け。第2回のテーマは、「スタートアップ経営に必要な人材ポジション」。さまざまなスタートアップを支援してきたVCやCVCの立場から、スタートアップが成長していくために必要な組織や人材について聞いてみました。 リードをつくれるマーケティングのプロや、営業力の高い人材がキーパーソンにーースタートアップ経営は創業者に注目が集まりがちですが、優秀なナンバー2やエグ

VC・CVCはスタートアップのどこを見て投資を判断するのか?-vol.1

スタートアップが成長を加速するための手段の一つとして、VCやCVCからの資金調達を実施するケースがあります。しかし、資金調達を受けるためにはどんな準備が必要なのか、VCやCVCをどのように有効活用できるのかを知りたい人も多いと思います。 そこで今回はVCやCVCの立場から投資やスタートアップ支援について考えていることをお伝えすべく、Gazelle Capital株式会社の石橋代表と、東芝テックCVC推進室長の鳥井の対談インタビューを3回にわたってお届けします。 第1回のテ

ちょっとした工夫で購買体験が変わる!?小売業界の生成AI(Generative AI)活用に期待

皆さんこんにちは、note担当上野です。 先日、ふらっと立ち寄ったアンテナショップで、ある商品を買おうか、どうしようかと悩みながら棚の前でいろいろなことを考えていました。 ちょっと店内が混んでいてレジに並ぶのは面倒だな。これはどんな味がするのかな。と、イチ消費者として買い物をしているといろんなニーズが見えてきて、これらを解決するような新しい買い物体験が近い将来出てきたらいいなと、少し期待をしながらお店を出ました。 さて、そんな今回のnoteですが、先月IVS 2023 KY

ココがポイント!「売らない店×ポップアップストア」の歩き方&ブランドに支持される理由

ここ数年、「体験」を提供することを目的とした実店舗「体験型ストア」や「ポップアップストア」が小売業界で注目を集めており、私たちのnoteでも海外のトレンド情報や有識者へのインタビュー記事を通じて様々な情報を発信してきました。 この度、国内で売らない店のパイオニア的存在であるb8ta Japanが、期間限定のポップアップストア「b8ta Pop-up Nagoya」を開催するということで、私たち東芝テック CVC note編集チームは体験型ストアとポップアップストアを同時に味

【後編】スタートアップとCVCの最初のコンタクト〜相談する時は協業案がないとダメ?それよりも必要なのは〇〇

前回の記事では、スタートアップ企業の方とコンタクトを取るタイミングやきっかけについて投資担当メンバーに話を聞いてみました。今回はコンタクト時に知りたい情報や、スタートアップ企業とコミュニケーションを継続させる方法についてもう少し聞いてみます。 知りたいのは協業案よりも事業のことスタートアップ企業がCVCからの調達を検討している時に、「話をきいてくれるのだろうか」となかなか声を掛けにくいケースがあるかと思いますが、皆さんはどう思いますか? 吉村:興味はあるけれど、東芝テック

【前編】スタートアップとCVCの最初のコンタクト〜どんなタイミング・方法でコミュニケーションをとっているの?

私たちは日々、新規事業創出に向けてスタートアップ企業を探索しているわけですが、スタートアップ企業の方からすると事業会社のCVC担当者に声をかけることは少しハードルが高いと感じる場合もあるようです。 「CVCにはどういうタイミングでコンタクトを取ればいいの?」 「協業案がなくても相談できるの?」 といった声も実際にチラホラと耳にします。 そこで今回は投資チームのみんな(鳥井、小澤、吉村)に、「どういうタイミングや方法でスタートアップ企業とコンタクトを取っているのか」「コンタ

アーリーステージのスタートアップと連携するために私たちが心掛けていること

前回の座談会では東芝テックCVCがアーリーステージのスタートアップへ投資をする際のシナジーの捉え方や提供できる価値について投資チームに話を聞きました。 今回はアーリーステージのスタートアップのバリュエーション評価や事業の途中でピボットするケースについて投資する側の視点でどう捉えているのか、もう少し突っ込んだ話を投資チームのみんな(鳥井、小澤、吉村)に聞いてみたいと思います。 アーリーステージに高いバリュエーションがつくことのリスクとは?最初にお聞きしたいテーマは、「フィナ

CVCがアーリーステージのスタートアップ企業に投資するのはなぜ?率直な疑問を投資チームに聞いてみた

事業会社のCVCはPMF(プロダクト・マーケット・フィット)の後やプロダクト拡販を迎えるシリーズBぐらいのスタートアップに投資するケースが多く見られます。 どのステージのスタートアップに投資するかは事業会社の状況によって異なると思いますが、スタートアップ側から見ても、アーリーステージで事業会社のCVCに投資してもらうことについて気になるところがあるのではないかと思いました。 そこで今回は、 「CVCがアーリーステージに投資をするってどういうこと?」 「アーリーステージでC