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3度目の転職挑戦記 その1

 駐在していたe国もcovid-19の影響により3月26日より都市封鎖が開始された。当時、感染者の数はそんなに多くなかったが、人口密度の多さとその国の衛生状況を考えると、すぐに爆発的に感染者が増えるということは容易に予想できた。そうなると会社から帰国命令が出されて、帰国し、暫くは自宅待機となることも自ずと想像できた。海外手当がなくなることは死活問題であり、いつまで続くかもわからない状況なので、なんとかそれを打開するために3度目の転職活動を始めることを決意した。

転職エージェントの相談

 3月26日に2度目の転職の時にお世話になった転職エージェントにメールを入れる。

 3月27日電話での面談。こちらの条件は以下のふたつとした。

 1. 年収ベースで現在以上
 2. 大手であるA社、B社、C社、D社のいずれか

 転職エージェントの回答は以下の通り

 ・A社、B社が紹介可能。
 ・但し、B社は入社してから半年間は契約社員。

 以上よりA社に絞って転職活動をすることに決めた。

A社への応募、帰国、書類審査通過

 3月30日、履歴書、職務経歴を提出しA社へ正式応募。内々のA社のコメントは、経歴は問題ないが、今回で4社目ということと、年齢が少しネックになっているとのこと。

 4月1日、予想通りチャーター機により帰国。暫く自宅待機、在宅勤務になる。

 4月27日、転職エージェントより書類審査通過の連絡。


一次面接、フォロー面談

 covid-19の影響もあり大分待たされたが、5月19日にWEBによる一次面接と決定。A社は企業研究、志望動機を重視とのこと。

 5月19日16時、Microsoft TeamsによりWEB面接開始。面接官は4名。はじめは自己紹介だと思い、自己紹介だけはしっかり練習していたが、いきなり職務経歴の確認が始まったので出鼻を挫かれ調子を崩す。元来かなりの緊張しいで、またこちらの回答についてその都度深く突っ込まれ、答えられず、かなり追い詰められる。極め付けは「当社の商品3つ言ってみて。」と言われたが、過去の転職面接では企業研究的な質問をされた事がなく、全く勉強していなかっため答えられず、面接官には呆れ顔をされてしまった。人としての自信もなくすぐらいに落胆し、約1時間半の面接が完了した。

 恐る恐る転職エージェントに電話を状況を確認したが、A社のコメントは、

 明らかな準備不足であることは否めない。今の状況では人事に推薦できない。企業研究や自分のビジョンを整理して欲しい。最終面接までに事前フォロー面談をWEBで行うのでそれまでに準備しておくこと。

 であった。

あれっ?まだ生き残ってるの??

 5月19日、6月19日、7月22日と3度ものフォロー面談、WEBテスト、A社様式での手書きの履歴書の提出を経て、ようやく最終面接に漕ぎ着けたが、フォロー面談でもなかなか上手くいかず、さらに履歴書を消えるボールペンで書いて再提出をくらったり、再提出した履歴書も大学名を書き忘れ、まさにADHD的なミスを2つもしてしまい、メンタルが最悪な状態のまま、最終面接が行われる東京に向かった。

                     つづく





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