【書評】SDGs入門/村上 芽・渡辺 珠子/日本経済新聞出版社
SDGs入門/村上 芽・渡辺 珠子/日本経済新聞出版社
今回踏み入れた新しい世界は、
SDGs
最近ネットやテレビで何かと目に止まる「SDGs」という文字。WHOとかNGOとかそんな類の文字がまた出てきたのかな、と最初は思ってたのだが、どうやらそういったものとはまた違うらしい。
ざっくり言うと、
世界のみんなで決めた目標。
いやいや、一応地球に30年生きてますけど、そんな自分が知らないのってマズいんじゃないか?
というか普通に生活してて、チームメイトとの会話でも家族との会話でも、
「SDGsを達成するためにさ、、、」
なんて会話、一度もなかったんだけど、それもマズいんじゃないか?
世界のみんなでこうしようよ!って言ってること、知らない自分が恥ずかしくなり、思いっきり「入門」って書いてあるけど、恥ずかしがらずに本書を手に取った。
これから学校の教材にも取り入れていくとのことだから、知らないとは言えない世の中になってくる。
これからここ地球で生きていく上で知らないといけない「SDGs」について、ゼロから学ばせてもらった。
SDGsとは、
Sustainable Development Goals
の略で、直訳すると、
持続可能な開発目標。
ここでいう「持続可能な」というのは、「現在も未来も」という意味で、
世界が今後直面する危機や問題に対しての成長戦略。
つまり、自分ごとで解釈すると、
自分の愛する子どもや、いつかできる孫達の住む地球が安全であるためにはどうすべきか考えようぜ
ということである。
ここが一番自分にとって前のめりになった理由の1つかもしれない。
そのためのゴールを17個、具体的なターゲット169個が設定されているため、「SDGs」の「s」がついてるということ。
ちょっと待てよ。このままだと書評ではなく、ただ「SDGs」について学んだことだけ書くことになってしまうな。。
全てをまとめられるわけではないから何とも言えないが。
この本を読んで最も学んだことは、
世界で起きている現状を知り、自分ごとに考えることで、身の回りの行動を変えていくことの大切さ。
世界でこんな問題が起きている。
↓
自分たちにこんな未来が待っている。
↓
自分たちにできることは何だろう。
と、考えることが大事。そのスタートラインに立つことが大事。
スポーツチームでもできる。自分の所属してるどんな組織でも始めることができる。
本書で紹介される様々な具体例を見ながら、自分のこれまでの消費者としての行動を恥じ、ではこれからどうすべきかということをめちゃくちゃ考えさせられた。
17個のゴールの中で、自分を奮い立たせる関心ごとにアンテナを張りながら、自分の持つ資産や得意としてることを照らし合わせながら、世の中のために、愛する子の生きる未来のために、何かできることがないか。
本書を読んでからそんなことばかり考えている。
全てのジャンルの人に読んでもらいたい一冊である。
すごく大事なことを気づかせてもらった。
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