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「読む」「書く」「聞く」「話す」どれが大事?

読む力をつけましょう。
英語の4技能で一番大切なのはどの力でしょう?
このような質問をよくされます。
そうすると僕は「話す力かなぁ?それとも聞く力かなぁ」と答えることが多いです。
それは英語はコミュニケーションをするための道具だから、最終的にその力をつけてほしいなという思いがあるからです。
でも、このことと一番力を入れて勉強するのはどこかということとは別ではないか、と思っています。

一番力を入れて勉強すべきなのは「読むこと」です。
「読むこと」という一番パッシブなことに力を入れてください。
英語を読むには豊富な語彙力と文法力、そして英文を読むための背景知識というものが必要になってきます。
しかも英文を読む時はこれらのことが全て相手から与えられます。
自分の知らない語彙を使われ、自分では扱うことができないほど複雑な構文を使われ、また複雑な内容について英文で論じられる、そういうことが英文を読む時には多々あります。
これらに対応するためにはあなたがその語彙、構文、内容について深く理解ていなければなりません。
英語を読むというのは全てを相手に委ねるのでこちらの力というのは非常に高いものを用意していなければなりません。
これらのための勉強を通じて語彙や文法また色々なテーマ知識を吸収することで、あなたの英語力はレベルアップを余儀なくされます。
この学習を経て手に入れた英語力はあなたが英語を使用する時、また英語を聞く時に光り輝きます。
自分が英語を使用する時には、 今まで吸収してきた英語の語彙や文法、構文が外に発露するので、自分が英語を使用する時までにどれだけ英語を吸収できたかというのが勝負になってきます。
ただし英語を読むだけで英語が発信できるようになるかというと、そうではありません。
英語を読む中で手に入れた英語力を「発信力」に変えるために相当な努力が必要です。
相当な努力は必要ですが、それにはまず相当なインプットが必要です。
授業ではアウトプットを前提にインプットについても話しています。
単語帳、表現集、英作文の問題集など、利用すべきものは利用してインプットの量を増やし、質を高めていってください。

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