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2022年度英語 進学講座 ガイダンス資料

3年生 英語講座 佐藤クラス ガイダンス資料①

講座のレベル設定

①一般入試で
②共通テスト(R・L)得点率8割以上
③GMARCH以上を確保し
④早慶上理の合格水準に達し
⑤国公立大学型の記述にも対応し
⑥英検準1級(4技能)の合格水準を
確保する

講座内容(前期

火曜:英語統語規則の総整理
土曜:SP×R Reading基礎講座

英語統語規則の総整理

①主要4品詞の復習
②5文型の徹底
③使うための英文法習得のための英文法問題演習
④英語知識問題得点率向上のための短文4択問題演習
⑤熟語整理のための前置詞特講

SP×R Reading基礎講座

①読むための英文法総整理 (Sentence Reading)
②主要4品詞・5文型ベースの英文解釈(Sentence Reading)
③1パラグラフパッセージを用いた論理展開の把握(Paragraph Reading)
④複数パラグラフの英文の論理展開の把握(Paragraph Reading)
④トピックセンテンスのパターン把握(Reading Rationality)
⑤長文問題の作法 (Pre-reading)

講座受講生のマストアイテム

①受験校の赤本
②「〇〇大の英語」
③単語帳 

各曜日の概要

火曜日は短文4択問題を中心に扱いながら、その得点率の向上を図るだけではなく、読解や作文・スピーキングの土台となる統語規則の再確認・再構成・定着を図ります。
また、丸暗記に走りやすい熟語の学習について、前置詞別に整理し、使える(読める・書ける・話せる・得点になる)形に仕立て直します。

土曜日は品詞・文型・文法を基礎とした短文精読を通じて、読むための文法整理を行います。精読力をベースに1パラグラフを精確に読み切るトレーニング、複数パラグラフの相互関係の捉え方、論理展開の捉え方、パラメモの作成法、パラメモの活かし方、長文読解問題の作法につい徹底的にトレーニングします。
安易にソクドクソクドク、という話はしないですし、魔法のような解き方も、斬新でここでしか聞けない解説(ここでしか解けない問題)は登場しません。
Sentence ReadingとParagraph Readingと英語という言語の論理形式とinertiaの理解(=Rationality)を土台とした英文読解法を丁寧にマスターしてもらうだけです。
①1文単位の精読力と②1文中の重要要素の抽出力をベースに③パラグラフの趣旨の把握、及び④パラグラフの存在理由の把握と⑤パラグラフ間の相互関係の把握を”雰囲気”や”ブンミャク”ではなく、⑥明確に根拠を持って進めていく読み方です。このようにいたってオーソドックスな読み方です。

英語学習の基本姿勢

①基本は授業

CE・EE・英語特講などの授業がベースになります。課題も含めパーフェクトに取り組んでください。
学校の授業はクラスやコースレベルに合わせて進行しています。定期考査に関して言えば、生徒に合わせカスタムされた仕様です。
未定着事項を着実に覚えこむことで、一気に志望校が近づきます。手を抜かないこと。
また、何かあれば生徒の状況を把握できている教科担当へ質問・相談にいくことが重要です。
他方塾・予備校は受講生の都合とは別のところにカリキュラムと演習課題があります。授業・課題・講座に余裕がでれば試してみても良いかもしれませんが、塾・予備校が中心になると一気にバランスが崩れます。まずはスタサプあたりの活用から始めても良いのではないでしょうか。

②テキストを覚えこむこと

今は単語勉強、次は熟語勉強、そして文法の勉強、最後に長文演習…とそれぞれを別個に考えていては時間が足りません。テキストそれ自体は何かに特化したテキストではありますが、短文4択の演習をしたとしても①未定着語彙を覚えこむ(=単熟語の学習)②文法項目の再確認・定着③短文和訳の確認(=精読の学習)というように、吸収すべき項目は多岐に渡るはずです。演習それ自体はテキストに沿って行いますが、復習の際はテキストの全てを吸収するようにしてください。復習完了の目安は英文について①未定着語彙はなく②文構造の把握ができ③内容を把握できている、という状態になる、というところでしょう。

③彼を知り己を知れば百戦危うからず

今月中に第1志望校の過去問を1年分、時間を測って解いてください。今の自分と志望校の距離を測ることから受験がスタートします。この目的は①目標得点を設定し②無駄な勉強を避け③最短距離の学習を行うための必須の作業です。
時間通りに演習を行い、採点を行った後、合格最低点や得点率に照らし合わせ、自分のどこが強く、どこが弱いかを把握したら、復習は語彙の収集程度に留め、通常の学習に戻ってください。秋にもう一度過去問演習を行うので、今はその程度の復習で構いません。

④理想的な演習の仕方と普段使いの演習の仕方と最低限の演習の仕方

理想的:時間通り演習(設定が特にされていなければ短文4択は1問5秒)したのち、時間無制限で自力で解きなおし、再度辞書なども使用しながら解きなおしをし、3回分の解答が出そろったら、答え合わせと添削。
普段使い:時間通り演習したのち、時間無制限で自力で解きなおし、2回分の解答が出そろったら、答え合わせと添削。
最低限:時間通り演習したのち、答え合わせと添削。

⑤演習したら目次に正答率を記録する

演習し、答え合わせを行ったら正答率を出す。正答率を目次に記録することを忘れない。テキストが1周したら復習で2周目を行うが、その際は正答率が低いものから順に行う。何かの事情で復習を進めている最中に挫折しても大やけどは避けられる。

⑥正答の根拠を説明できるようにしておく

どの問題についても、正答について〇〇だから××のように、解説ができるようにしておく。他人が聞いてそれで納得し、類題でもその解説があれば正答に導けるかを客観的に判断しよう。

授業・課題にプラスする教材

(マストではないし、万人向けのリストなので、個別に相談してください

おすすめ単語帳

→基本は学校で使用しているものだが、学習がマンネリしたのなら、気分転換な意味で他の教材を使うのも良い
①旺文 社パス単準1級
②学研 ランク順英単語英検準1級
③アルク キクタン英検準1級
④アルク キクタンGTEC
⑤桐原書店 データベースAVAIL
⑥KADOKAWA Distinction2000

その他データベースが新しいものなら大体おすすめ
英文読解系の英単語帳ならZ会の「速読速聴英単語」シリーズの「Core」か「Opinion」がおすすめ。

おすすめ熟語帳

→単語と違い丸暗記しても苦しいだけなので、前置詞の勉強してあとは自分で収集していけばよいんじゃね?という派です。
    単語帳の自動詞の例文・フレーズをチェックすれば大体の熟語がカバーできるので、あまり手を広げないこと。
①ごま書房 改訂版合格英熟語300 →例文がないけど割り切るならOK
②旺文社 英熟語ターゲット1000 →消去法①
③駿台文庫 システム英熟語 →消去法② 肝心のミニマルフレーズが汎用性に乏しい
④Z会 解体英熟語 →消去法③ 解説が投げやりなので温かく見守ってください

おすすめ文法問題集・参考書

→授業よりも基礎的なことを拾うか、高い難易度を求めるか。ただし、1問2点の難しい演習に手を付ける?
基礎
①代ゼミ 仲本の英文法倶楽部 →絶版?本屋に残ってるなら買っておいて損はない
②学研 英文法・語法問題ベスト400
③日栄社 英文法 高校初級・中級用 →薄くて安い
④アルク キク英文法 →演習書ではなく例文集・データベースとして毎日20分音読すると効果絶大
⑤東進 英文法の核 →解説を読みながらひたすら毎日20分例文を音読
⑥東進 英文法の核 問題演習編
⑦東進 英文法レベル別問題集 3と4
⑧旺文社 入門英文法問題精講

応用
⑧東進 英文法レベル別問題集 5
⑨KADOKAWA 英文法ポラリス 2と3
⑩旺文社 基礎英文法問題精講 →古い、けど良いんだよ。古いけど。
⑪学研 英文法・語法ULTIMATE究極の600題

⑨に限らずスタサプ関係者のご著書は汎用性に乏しい解説が散見されるので次点かな

おすすめ英作文参考書・問題集

 →文法の復習として、得点率アップのための英作文演習もおすすめ
①語学春秋社 大矢英作文講義の実況中継 →読解、文法問題にも波及効果大
②代ゼミ 英文読解入門基本はここだ →一度読んだ文を日本語から英語へ演習する
③KADOKAWA 英作文が面白いほど書ける本 →これは本格的に英作文がある生徒のみ
④日栄社 英作文ナビ

※自由英作文の参考書は現実的な指導法・戦略に乏しいので佐藤が個別に指導します。
※英検の英作文は得点源。添削するからもってこい。

おすすめ英文解釈問題集・参考書

 →精確に英文を読むことができるスピードを徐々に上げていき、地の速読力をあげるために必須

①代ゼミ 英文読解入門基本はここだ →読むための文法の必要最低限
②代ゼミ ポレポレ英文読解プロセス50 →①の応用編だけど一気に難易度上がるので心してかかる
③桐原書店 基礎英文解釈の技術100 →解説が細かい。汎用性は若干低い。練習のための練習、のような
④旺文社 入門英文問題精講
⑤旺文社 英文熟講 上下 →2分冊だけどやる価値は高い
⑥駿台文庫 英文読解の原則125 →レイアウトが③の系統だが現実ラインかつ汎用性が高い。難易度は高め
⑦研究社 英文解釈クラシック →国公立、上位校受験者のみ 今回の中では最難

おすすめ英文要約参考書・問題集

 →要約問題自体は頻度は低いが、丁寧に読み解くトレーニングは万人に必要
①駿台文庫 英文要旨要約トレーニング
②開拓社 英文解釈要約精講 →解説は古臭いが一文メモ、パラメモ、要約を学べる1冊
③教学社 東大の英語 要約問題 UNLIMITED

おすすめ長文読解問題集

 →CEの課題には必ず丁寧に取り組むこと。それで足りないなら…
①アルク キクタンリーディング Advanced →問題演習ではない。ひたすら読解、音読用。
②旺文社 入門英語長文問題精講 3訂版
③KADOKAWA 英語長文をていねいに読み解く
④日栄社 パラグラフリーディングナビ
⑤日栄社 英語長文ナビ(標準編)
⑥日栄社 英語長文を読むためのパラグラフリーディング(初級)(中級)
⑦日栄社 文のつながりをとらえる英文読解法(初級)(中級)
⑧旺文社 英検準1級リーディング問題

リスニングについて+問題集

 →授業内の演習で演習自体は十分です。日常学習では以下のトレーニングを行ってください。
        英検に関しては日常のトレーニングと併行して以下の問題集に取り組む

①旺文社 英検分野別ターゲット 英検準1級リスニング問題 改訂版
②ジャパンタイムズ出版 最短合格! 英検準1級 リスニング問題 完全制覇

リスニングトレーニング手順

①英文の語彙・文型・文構造を確定させる
②英文内容を把握する(和訳しても良い
③意味のカタマリごとに英文音読→日本語音読を行う
④意味のカタマリごとに英文音読を行う
⑤一文通して英文音読を行う
⑥英文音声の追いかけ音読を行う
⑦英文音声のシャドーイングを行う
⑧英文音声のイントネーション等を完コピするよう音読する
※適宜自分の音声を録音し、音声との差異を確認する

最後に

受験校・受験形態に関係なく
①英検会場受験は毎回受験すること
②秋以降の英検はCBTも検討し、準1級取得を目指すこと
③模擬試験に関しては学習状況に関わらず、必要最大数の受験科目で受験すること
④進研模試に加え、河合塾の模試は毎回受験すること
⑤余力があれば駿台模試を受験すること
⑥志望校欄は志望順に記載し、全て埋めること
⑦安易に可能性は狭めないこと
⑧学習時間を平日4~5時間、休日7時間確保する (→3000時間で東大という都市伝説
⑨学習状況の把握 →Classiを使う 勉強時間の記録を止めない
⑩スランプでも学習は止めない →アリバイ的で良いから学習時間を作る

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