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今、音楽業界人は、何と闘っているのか。

先週金曜に発表された、ロッキング・オン主催の春フェス「JAPAN JAM 2020」開催中止決定のニュースは、音楽リスナーだけでなく、Twitterのトレンド上位入りを果たすほどに、世間から大きな注目を集めました。

終幕の見込みがつかないウィズ・コロナ時代において、「エンターテイメント」はどう在るべきか。そのテーマは、今や、この日本においても、あらゆる国民にとって大きな関心事であると言えます。

今回は、今、音楽業界人が向き合っている危機や課題について、解像度を高く理解する上で、僕が重要だと感じた2つのコンテンツを紹介します。


・SIGHT RADIO

No.01 SIGHT RADIOスタート!なぜPodcast配信を始めるのか?

4月3日に開設された、渋谷陽一氏(ロッキング・オン代表)と、いとうせいこう氏によるポッドキャスト番組です。今、音楽業界が立たされている現在地について、当事者の立場からリアルな言葉で語られています。個人的に、「サブスクリプションサービスや投げ銭システムに次ぐ、新しい【発明】が必要である」という話は、とても興味深かったです。


・CINRA

鹿野淳が語る『VIVA LA ROCK』 エンタテイメント復興の道

ゴールデンウィークの開催を控えたロック・フェス「VIVA LA ROCK」。その主催者である鹿野淳氏へのインタビュー記事です。本フェスの開催について、そして、その決定が音楽業界全体にいかに大きな影響を及ぼすかについて、ありのままの心情を含めて語られています。

たとえどんな決断をし、その結果うちの会社がどんな危機と負債を背負おうとも、必ず2年かけてV字回復するビジョンをイメージしている。音楽業界の中でリタイアする人が少なくなるようにするためにも、『ビバラ』を開催するか・しないかは重要な事項だと思ってる。

もちろん、長期の見通しを含めて状況は決して明るくありませんが、鹿野氏の力強い意思と覚悟を示す言葉たちは、音楽業界人、そして、全ての音楽リスナーにとっての希望になると思います。

また何か参考になりそうなコンテンツを見つけ次第、こうして共有させて頂きます。引き続き、よろしくお願いします。



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