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「目的迷子」こそ仕事ができないと思われる思考のクセの典型。気をつけたい「手段の目的化」

みなさんこんにちは。
強ニューです。

今週もお疲れ様でした。
土曜の夜、いかがお過ごしでしょうか。。

今週も同僚の相談事から、、

昨年発売したアイテムの販売実績があまり良くなかったようで、次のアイテムのプロモーションプランについて相談を受けました。

どうやら会議の中では起用したモデルの顧客レビューが良くなかった。と言う結論になっているようですが。。

次回PRのモデルはどうしたらいいと思う?と言う質問でした。

ん?

発売したアイテムをよりよく見せるためにモデルとして起用していた人が相応しくなかったから変えたいと言う話?

手段(打ち手)についてどうすべきだったか?と言う話はマーケティングの部署では良くある話なのですが、PDCAの回し方として気をつけなければならない点があります。それは、そもそもなんでその手段を選択したのか?
つまり目的と目標がどうだったか?と言う話です。
ここの抑えが甘いと、最善のモデル活用とは何か?という議論が展開されがちになってしまいます。

モデルの活用っていわゆるそのモデルのファンだったり、そのモデルと似たような嗜好を持っている顧客に対してのアプローチ手段だと思うので、そもそもそう言った目的があったのか、あったとしたら目的にしていた顧客の反応がどうだったかはまず抑える必要があります。さらにいうと、その顧客を取りに行こうとした大元の商品のコンセプト自体がその手段とマッチしていたのか?そういった議論がなされたのか?と言うところが気になりました。

マーケティングの話は以前こちらの記事でも記載しましたが、

特に自社におけるマーケ担当は広告代理店にプロモプランを丸投げしてしまっているためマーケティングミックスという点でプロダクトとプレイスが代理店が主に得意としているプロモーションとミスマッチを起こすことは多々あります。

その原因として、商品のコンセプト、STP(他社と比べてどんな顧客にどんなポジショニングでアプローチするか)をきっちり説明できていなかったり相手先の理解が乏しいと、マーケティングミックスがブレてしまい手段が増えてお金をむしり取られることがままあります。

今回の話で行くと、モデルを誰にするのが最適か?というイシューを組むよりも、新しいアイテムはどう言ったコンセプトで誰に対して販売したいか。をまず抑えた上で、じゃあそのためにどういう手段を選択するのがベストか?という思考の流れを作るべきだと思いました。

抽象的すぎてわかりにくいかもしれませんが、、

手段が目的化してしまう思考とは?

社会人になったら、PDCAを回そう!と最初の研修で習う新入社員も多いのではないかなと思います。
強ニューの過去記事でもいち早くPDCAを覚えるべき!という記事も送り出しました。

PDCAは実際に手を動かすいわゆるD(手段)の検証をするのがCと思われがちですが、PがあってのDなので、P(Plan)に立ち返ってDをCしないと目的迷子になってしまいます。
最近は、G(goal)からのGPDCAという思考も推奨されています。


話は少し変わりますが、、

以前の記事で妻のパート選定について書きましたが、パートをすること自体は手段で、そもそもなんで働くか?という目的を明確にすること、どれくらい働きたいかの目標があって、初めてどういう仕事をするべきか?という手段の話になってきます。

例えば資産を増やすことが目的なのであれば、パートよりも資産運用の方が手段としてはあっているのかもしれません。

社会復帰をして人生に彩りを持たせたいということが目的であれば、1つの働き先で働くよりも2、3個掛け持ちすることの方がいいかもしれません。

お金を稼ぐ実感を持ちたいという妻の目的を達成するにはやはり高時給のパート先を見つけて行くのが我々のミッションなのかなとおもいます。

就活も、受験も、こういう思考の中で進路を選定して行くと、より良い人生が送れると強ニューは信じています。

最後に

いかがでしたでしょうか。
結果をなかなか出せない人ほど、この手段の目的化現象に陥りがちだと強ニューは思ってしまいます。
何か自分がアクションを起こす時、そもそもこの行動の目的とはなんだったのか?些細なことでもそういう思考を組み立てるくせを身につけましょう。
そして必ず少し経ってから、目的に対して実行した手段の結果はどうだったのか、手段自身の評価(目標からの乖離)と目的に対してのブレが起きていないか。をチェックして行くことをお勧めします。

少し抽象的でわかりにくい話かもしれませんが、特に20代の頃強ニューもよく悩んだ観点だったので改めて文字にして見ました。

誰かの思考のお役に立てれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回もどうぞよろしくお願いいたします。


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