見出し画像

その手間を慈しむ

お気に入りのセーターにブラシを掛ける。
その時間がなんだか好きだ。
このセーターは色味も形も感触も申し分ない。
大事にしてまだ着たい。

ミニマリストではないと思うが
シンプリストの方向ではある。
お気に入りだけ残して、少しずつ手放す。
手間をかけても長く着たいと思える服だけにしていく。

毎度はできなくても、そうしたいからそうする。

ファンレターや差し入れだってそう。
なくてもいい。
でもしたいから、する。
ハートをタップするだけじゃなくて、何を感じてどう考えたか、伝えたい。
レターセットとペン、封するためのマスキングテープを用意して、
時間をかけて、手書きする。

ものを減らす、効率を追い求めるだけじゃなくて
その先にある余裕を、
こういうことにこそ、使いたい。

最後まで読んでくださって、ありがとう。サポートいただいた分は、猫たちのために使わせていただきます。