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芋植えから始まる干し芋作り

こんにちは。
干し芋の鶴田商店です。

 気づけば、今年ももう3月!あっという間ですね。
次の新物の干し芋は、今年の冬に製造開始しますが、実は、この3月から、そのためには欠かせない大切なことが始まります。

 それは、干し芋の唯一の原材料"さつまいも"の栽培です!
実はこの時期から、さつまいも(べにはるか)の生産工程は始まるのです。まず、最初に行うのが、お芋の苗を作るための種芋を植える作業になります。

1,植えるための準備

 まずはじめに、ハウスの整備やハウス内の土壌整備を行います。ハウスの骨組みやビニールのチェックやメンテナンス、そして、土をほぐしたり、肥料を入れたり土壌を整備して種芋を植える準備をします。

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↑春の匂いが漂う気持ちの良い晴天下のハウス

2,種芋の準備

 秋に収穫して、専用倉庫に保管されていたさつまいもを運び出して、種芋に使用します。干し芋にならずに、種芋として、また新たな命を宿してくれるさつまいもたち。自然の力と恵みに感謝しながら、大切に扱います。

↑ハウス内へ種芋を運ぶ

 ハウス内の作業をする場所の土の上に、コンテナからさつまいもを出して準備完了です。

↑コンテナから取り出されたさつまいも

3,植える

 いよいよ植える作業になります。
土に直線状にくぼみを作る
 種芋を植えるために、畑の土に、手やスコップを使いながら直線状にくぼみをつけます。

↑直線状のくぼみを作る

②種芋を並べる
 作った窪みに、さつまいもを手作業で並べていきます。

↑種芋を並べる①
↑種芋を並べる②

 適当に並べるのではなく、お芋とお芋の間は少し間を開けながら、ちょうど良いサイズのお芋を選びながら並べていきます。

③土をかぶせる
 並べた種芋に土をかぶせます。かぶせる土の量が少なすぎると、水やりをしたときにお芋が顔を出してしまいますから、適した量の土をかぶせてあげます。

↑並べた種芋に土をかぶせる

 このかぶせるときのポイントが次に種芋を並べるための窪みを作りながら、その削った土をかぶせていくことで、作業をスムーズに進められます。

↑次の窪みを作りながら土をかぶせる

 この後は、ひたすらこの作業の繰り返しです!!しゃがんだ状態での作業は足腰に負担がかかり、とても大変な作業ですが、ベテラン従業員さんたちは、慣れた手つきで協力し合いながらスムーズに種芋を植えていきます。

↑黙々とスムーズに作業する従業員

4,まとめ

 さつまいも作りの一番最初の工程、芋植えは、地味で足腰が辛い作業ですが、芋苗を作るための大変重要で大切な種芋植えの作業です。春の到来を感じながら、まずは立派な芋苗ができるように心を込めて作業しています。種芋植えが終わると、4月には、このハウスが、緑がいっぱいに生い茂ったさついまいも苗で溢れますよ。まずは、しっかりと、種芋から元気な芽を出してくれるように育てていきます。

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