見出し画像

一気通貫で作る"干し芋"から学ぶこと

こんにちは。
干し芋の鶴田商店です。

 前回、干し芋を、もっと多くの方に知っていただくために動画を作ったことを投稿しました。その動画を作る中で、当店の干し芋作りは、「一気通貫」だなと改めて認識したのですが、干し芋の生産者および販売者には、いくつかの生産パターンがあります。これは、干し芋に限らないことですが、これが、商売について考えるきっかけとなりましたので投稿してみます。

1,当店は一気通貫生産の干し芋

 当店の干し芋は、原料のさつまいも作るための、さつまいもの苗作りから自ら行っています。さつまいもの苗を作り、苗を植えてさつまいもを栽培収穫し、そのさつまいもを原料に干し芋へ加工製造し、商品化して、販売を行っています。干し芋の生産者で一気通貫で行っている方がどのくらいいるかは、わかりませんが、一気通貫だと、生産工程の透明性からお客様にご安心してお買い求めいただけること、自らも管理がしやすく、こだわりや改善なども柔軟に対応しやすい点が良いことだと思っていましたが、それを考える良いきっかけになりました。

2,干し芋の生産パターン

 干し芋を作るまでに必要な生産工程は、ざっくり大きく分けるとこんな感じになるのかと思います。細かく分けるともっと多くのパターンがあると思いますが。。

▼大まかな工程
①さつまいもの苗の生産(農業)
②さつまいもの生産(農業)
③干し芋の加工製造(製造業)
④干し芋の商品販売(販売業)

また、干し芋の取り扱い業者のパターンもざっくりと大まかに分けると下記の4パターンかと思います。販売も、直販や卸など複数パターンあると思いますが、そちらは端折らせていただきます。

▼大まかな生産パターン
A、一気通貫パターン(①~④まですべて自対応)
B、苗以外自生産(②~③まで自対応、苗は仕入れる)
C、干し芋の製造販売のみ(③、④を自対応、原料のお芋は仕入れる)
D、干し芋の販売のみ(④のみ、完成した干し芋を仕入れる)

 当店は、Aの一気通貫パターンとなりますが、メリットは安心感があること自分たちのできる範囲で、こだわりを持ってできることだと思います。
生産工程を全て把握していることで透明性があり、私たちの特長をお客様にもお伝えしやすい環境が良い点だと思います。
 B~Dのパターンについては、他のお取引先様からの仕入れなどが発生しますので、そのパートナー様と協業しながら取り組むことで良いビジネスになることもあると思います。ですので、一概にどのパターンが良いかというのはわかりませんが、最終的に当時者の生産者や販売者の想いや目指すゴールにあわせて、最適なパターンがあるのだろうと思います。

3,まとめ

 当店は、今は一気通貫のスタイルで事業を行っていますが、一気通貫で干し芋を作ることが、目的や目標ではありません。最終的な想いは、美味しい干し芋を作って、干し芋の素晴らしさや干し芋のことを多くの方に知っていただき、お客様に喜んで笑顔になっていただくことです。そのために、最良だと判断できるならパターンを変えることも検討していかないといけないと思いました。
 今回は、生産工程をきっかけに考えてみましたが、改めて、商売は、シンプルに「作る」と「売る」という2つの行為から成り立っているのだと学びました。目指す目標を達成するために、「作り方」にこだわるのか、「売り方」にこだわるのか、両方ともこだわるのかを考え、どこにどうこだわるのか、時代の変化に伴いないながら、軸はブレずに臨機応変に新たなことへチャレンジしていきたいと思います。

以上です。

-------------------------------------------------------------------------------------下記、鶴田商店のSNSと販売サイトのリンクとなります。
ご興味ございましたら、ぜひご覧いただけましたら大変嬉しいです!
--------------------------------------------------------------------------------------
▼SNS
<instagram>
https://www.instagram.com/tsurutashoten1090/
<Facebook>
https://www.facebook.com/tsurutashoten1090
<twitter>
https://twitter.com/tsurutashoten

▼直販サイト


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?