【生え抜き率を調べてみた】驚異の育成力 福岡ソフトバンクホークス 2020日本シリーズ 出場資格者名簿40名のうち生え抜きは?
日本シリーズ第2戦は、巨人2-13ソフトバンクの大差で第2戦を勝利し2連勝。中継やスポーツニュースでは、育成ドラフト出身の選手たちの活躍が取り沙汰されているように、今はソフトバンクは生え抜き選手の育成力でその地位を築いていますが、実際の生え抜き率はどうなのでしょうか?
今回は2020 日本シリーズの出場資格名簿40名のうち生え抜き率を調べてみました。まずはポジション別に見ていきましょう。
なお、カウント方法として以下の考え方でカウントを行いました。
○ 生え抜きに該当
・ソフトバンク(ダイエー含む)にドラフト、育成ドラフトで入団した選手
✗ 生え抜きに該当せず
・他のNPB球団でドラフト入団後、ホークスへ移籍
例:川島慶三選手
・海外プロチームからソフトバンクへ移籍
例:ムーア投手、バンデンハーク投手、デスパイネ選手など
例外
・和田毅投手は、ソフトバンクからメジャー球団へ移籍後、
出戻りのため生え抜きとカウントしています。
投手陣:生え抜き率
19名の投手中16名が生え抜き= 84%
84%ではありますが日本人は全員生え抜きで、モイネロ投手、ムーア投手、バンデンハーク投手がそれぞれ海外プロ球団出身のため、84%となっています。
捕手陣:生え抜き率
4名の捕手中4名が生え抜き= 100%
捕手陣は4人全員生え抜きでした。なお、日本シリーズ 出場資格者名簿に限らず、ソフトバンク所属の捕手は全員生え抜きで、甲斐拓也捕手、髙谷裕亮捕手という確固たる捕手の他、昨年ドラフトで海野隆司捕手を獲得するなど、自前で育てることができており捕手不足に陥っていないチーム事情が見て取れます。
内野手陣:生え抜き率
8名の内野手中6名が生え抜き= 75%
他NPB球団でドラフト入団後、ソフトバンクに移籍した選手は、日本シリーズ 出場資格者名簿内では川島慶三選手のみでした。川島慶三選手は、日ハム時代の2008年、ヤクルト 藤井秀悟選手、坂元弥太郎選手、三木肇選手との3対3の交換トレードで橋本義隆、押本健彦と共にヤクルトへ移籍。さらに、ヤクルト時代の2014年、日高亮とともに、新垣渚、山中浩史との交換トレードでソフトバンクに移籍しています。
外野手陣:生え抜き率
9名の外野手中7名が生え抜き= 78%
外野手での生え抜き率は78%ですが、バレンティン選手、デスパイネ選手以外の日本人選手は全員生え抜きとなっています。
まとめ
これらの結果をまとめると、総合計で生え抜き率は82.5%となりました。
※別記事にて巨人の生え抜き率も調べました。
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