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マンション広告の美しい「路線図」デザインを鑑賞するnote 〜関東編4〜

鉄道会社の公式の路線図がある一方、新築分譲マンション広告として独自に作成されている、アクセス訴求を目的とした美しい「路線図」。そんな路線図のデザインに着目しただ鑑賞するnoteです。

これまでは、路線図を取り上げるのみでしたが、鉄道会社公式の路線図と比較など、新しい取り上げ方もしていきたいと思います。

前回はこちら

完全始発駅、都心ダイレクトアクセスのつくばエクスプレスを訴求〜プラウドつくば〜

野村不動産(株)がつくばエクスプレス「つくば」駅 徒歩7分の地で分譲する「プラウドつくば」の路線図です。

つくばエクスプレスの「完全始発駅」かつ通勤快速利用で都心へのダイレクトアクセスが訴求ポイントです。「完全始発駅」とHPに記載されていますがなかなか見慣れない単語ですね。これは、他物件で、列車設定によってはその駅が始発になることから「始発駅」と訴求するも多い中、差別化するための用語なのでしょう。

【鑑賞ポイント】
■ 北東方面に伸びるつくばエクスプレスをメインにデザイン
 快速停車駅のみピックアップして記載し、北千住、秋葉原を強調
■ 秋葉原から乗り換え後、起点の路線となる山手線を強調
■ その他乗り換え路線は最低限の記載で、つくばエクスプレスと
  山手線の2つをメインとした、強弱のついたまとまりあるデザイン

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(引用:プラウドつくば HP 「アクセス」よりhttps://www.proud-web.jp/mansion/e115800/outline/)

つくばエクスプレス 公式路線図との比較

ちなみに、つくばエクスプレスの公式路線図はこんな感じです。公式路線図なので、基本的には各駅強弱をつけないデザインになっています。種別毎に別れ、秋葉原からの所要時間が分かりやすく記載されていますね。

つくばエクスプレス 路線図

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(引用:つくばエクスプレス HP 「路線図」よりhttps://www.mir.co.jp/route_map/)

つくばエクスプレス 首都圏ルートマップ
首都圏ルートマップという関東各社の路線図と合わせた路線図も公開されています。これとプラウドつくばの路線図を比較してみると、分かりやすく「つくば駅」の立地訴求に特化して、情報を切り抜いて整理しているということが分かるかと思います。

スクリーンショット 2020-10-12 12.17.09

(引用:つくばエクスプレス HP 「TX首都圏ルートマップ」よりhttps://www.mir.co.jp/route_map/pdf/route_map.pdf)

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